2022年11月22日、表参道で行われたイベント「IMMOTOR BAY NIGHT」では、ロバート・ハリスさん、林信行さん(以下、Nobiさん)、そして弓月ひろみさん進行によるトークショーがおこなわれました。ここでは、そのトークショーの一部をテキストでご紹介いたします。
林「いま、すごい勢いでポータブル電源の種類が増えていますね。現代って、パソコンにしてもスマートフォンにしても、必ず、電気が必要じゃないですか。でも、こういうものがあれば、自由にどこにでも行けるっていうのがありますね」
弓「ロバートさんは、世界を旅してきた旅人、ということですけど」
R「さっきね。ヒッピーの話で盛り上がったのよ。機械の話は、おれ弱いからさ。でも、この製品は、つまり、自由になれるっていうことですよね。自分で、誰にも頼らずに自由な場所に行けるっていうことですよね。オフグリッドになれると」
弓「オフグリッドっていうのは、カウンターカルチャーといいますか、ヒッピーとの関連性みたいなものがあるでしょうか」
林「はい。ここでいうグリッドっていうのは電力線ですね。つまり、電力は、どうしても電力会社のグリッドに縛られている状態ですけど、このグリッドからはずれて、自由になれる、ということです。
最近だと、サイバーパンクとかハッカーたちっていうのも、インターネットのしくみからのオフグリッドっていう文脈で語られることもありますけど。そもそもパーソナルコンピュータっていうものが、冷戦時、政府などの体制側が使っていた大型コンピュータに対して、ひとりで個人で持つことができるコンピュータというもので、政府が使っていたものを、個人で使うっていうことが原点ですよね。そう考えると、縛られずに自由にやっていこうよ。っていうのはヒッピー文化に近い思想があるのかもしれないですね」
弓「ロバートさんがヒッピーになったきっかけっていうのは?」
R「僕は、1967年に世界を放浪して、1969年にアメリカで映画『Easy Rider』を観て、映画館を出た瞬間、ヒッピーになろうって思ってね。それからずっと。いまでも、フリーで生きているんですよ。Nobiさんもフリーでしょ」
林「フリーですね。さっきも、反体制からコンピュータ・カルチャーが生まれたっていう話がありましたけど。じつは90年代にもね。Windows 95以降、インターネットっていうものに縛られちゃっているっていう部分があります。パソコンの前に座り続けなきゃいけないし。自由時間が増えたかっていうと、そうでもなくて、夜中でもメールを書かなきゃならないこともあるし。意外と自由が奪われていってしまうっていうところがある。もう一回、そこのカルチャーを見直してみて、自由になるためのテクノロジーって、これから出てきてもいいんじゃないかなとは思いますね」
弓「確かにスマートフォンとかiPadみたいなものって、寝っ転がりながらでも仕事ができたりとか、飛行機の中でも仕事ができたりとか。自由といえば自由ですけど」
R「でも仕事に縛られてる」
弓「通知がずっと来て、通知についつい反応してしまうっていう。でも、デバイスがあることによって温泉でも仕事ができるし、ワーケーションっていう言葉もありますけど、どこにいるかは、別に、どこでもいいかなっていう。そんな気はしますね」
林「コロナ禍で、そういう部分が加速したっていうところはありますね」
弓「いま、ロバートさんはお昼の番組をがっつりやってるので、なかなか」
R「 仕事に縛られてる(笑)」
本トークショー、前半部分はカウンターカルチャーについて、話題の焦点となっておりました。詳しくは、ThunderVoltの記事も参考になります。ぜひ、こちらも合わせてご参照ください。
また、トークショーの後半についても、引き続き「活動報告」でご紹介して参ります。
東海岸のエシュタブリッシュメントに対し、シリコンバレーはヒッピー文化にルーツが。テッキーなオフグリッド電源IMMOTORもそこに繋がる。
— ThunderVolt(ガジェットとテクノロジーのメディア) (@ThunderVolt_mag) November 25, 2022
ジョブズに詳しい林信行( @nobi )さんと、エクザイルスなロバート・ハリス( @harrisaphorism )さんのお話、面白かったです。https://t.co/u1WqllFlU2