新型コロナウイルスは、UVc(紫外線C波)で不活化できるとの研究結果もあることから、注目を集め、さまざまな紫外線除菌関連機器が登場しています。
しかし、紫外線は不可視光であり、人間の目で見ることはできません。現在、市場に流通している紫外線除菌機器の多くは、パープル(またはブルー)ライトをガイドライトとして同時に発光させることで紫外線を当てている場所を可視化させる機器がほとんどです。
ところが、この可視光のガイドライトは便利ではあるものの、必ずしも過信できません。なんらかの機器のトラブルから、ガイドライトが光っていたとしても紫外線が照射されていない状況が考えられます。
そしてもうひとつは、ガイドライトが消えていたとしても、紫外線が照射されている可能性もあります。
紫外線は、目に見えないからこそ、その効果が正しく実行されているか。正しくチェックする必要性があります。Thin Air Energy社の「GEIGER UV」があれば、紫外線の照度と光量を、誰でも簡単に測定することができます。
製品の開発進捗については、活動報告をご覧ください。
Thin Air Energyの「GEIGER UV」は、手のひらに収まるキーホルダーサイズでありながら、高性能なUV強度測定を実現しました!
紫外線照度を検出し、8段階(12.5〜400)μW/㎠測定(測定可能な最小しきい値は、約0.5μW)。
紫外線フィールド線量を5段階(3、10、50、100、500)mJ/㎠測定。
線量が3mJを超えるとアラーム(警告音)でお知らせ(OSHAガイドラインによる、人間が1日に曝露して良い最大安全線量)。
222nmの紫外線(UVc)波長も検知。
可視光は無視します。
一般的なMicro USBケーブル(別売)を使用して、USBポートから充電。1回の充電で最大24時間動作可能。
超小型なキーホルダーサイズ。
2020年、新型コロナウイルス感染症がもたらした混乱は現在も、まだ世界的に見て収束していません。また、過去のパンデミックの経験から、第2波、第3波が懸念されています。マスクや除菌用アルコールが品不足となったのも記憶に新しいところですが、同時に注目されているのがUVc(Ultra Violet c =紫外線c)によるウイルス除菌製品です。
Thin Air Energy社は、これからの社会、本当に求められる関連製品を開発をしています。そのひとつが、紫外線の放射量をチェックできるキーホルダーサイズの「GEIGER UV(ガイガー・ユーブイ)」です。
購入した紫外線照射機器の有効性テスト。
紫外線照射のための照度の検証(歯科、病院、専門オフィス、自宅など)
紫外線が特定の素材を通過しないことを証明するデモンストレーションのために。
UVcについて、知っていますか? そもそも、UVcとはUltra Violet(ウルトラバイオレット=紫外線)のなかでも、とくに波長が200〜280nmの紫外線を指します。これは、紫外線のなかでもとくに強力な波長であり、非常に高い除菌効果が認められています。そのため、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年以降、とくに注目されている技術です。
ACGIH(American Conference of Governmental Industrial Hygienists:
「GEIGER UV」は、紫外線に曝されたとき、その「UV照度」を8段階で示します。
※本ページ内にある写真は、開発中のプロトタイプです。
照度 LED表示 | 照度レベル(mW/㎠) |
< 0.0004 milliwatts | |
約0.0004 〜 0.0125 | |
約0.0125 〜 0.025 | |
約0.025 〜 0.050 | |
約0.050 〜 0.100 | |
約0.100 〜 0.200 | |
約0.200 〜 0.400 | |
≧ 約0.400 |
「GEIGER UV」は、紫外線の照射時間の経過に伴い、その紫外線積算照射量を2つのLEDで表示します。
線量強度 LED表示 | 警告音 | 用量レベル(mJ/㎠) |
3ミリジュール | ||
10 ミリジュール | ||
50 ミリジュール | ||
100 ミリジュール | ||
500 ミリジュール |
GEIGER UVを使って、既存の製品の出力検査をしたビデオをご紹介します。
紫外線照射機器から紫外線が漏れている場合も考えられます。そのような際にも、GEIGER UVは有効です。
紫外線照射機器の紫外線の強度、距離、範囲が簡単にチェックできます。
mW/㎠(ミリワット・パー・平方センチメートル)と呼ばれる単位をご存じですか。これは照射されるUV照度を表した単位で、1㎠あたりに照射される紫外線強度を意味します。
この「mW/㎠」に時間をかけたものが、「mJ/㎠(ミリジュール・パー・平方センチメートル)」です。強い光は短時間で、強い効果を示しますが、そのぶん人体への危険性も増します。mW/㎠が低い光は、効果を発揮するのに長時間の照射が必要となります。そして、人体が1日に浴びても問題がないとされるのは、ACGIH(American Conference of Governmental Industrial Hygienists:
「GEIGER UV」の使い方は、とてもシンプルです。UVcを放出するデバイスに、放射線に曝されるように配置してみましょう。デバイスからのUV放射線の照度がLEDで表示されます。 照度の3番目の青いLEDが点灯する場合、放射レベルは0.025mW/cm2に達する可能性がある、などがわかります。
なお、LED表示は裏面と側面の2箇所に設置、また3mJ/㎠に達するときはアラームでお知らせするため、紫外線に必要以上に曝される危険を回避することができます。
UV放射の照度を簡単に測定、 可視光は無視します。
UV除菌機器の有効性チェック、爬虫類飼育用ライトや、医療で使用する紫外線機器の定期測定にも便利。
とにかく小さな手のひらサイズです。しかもキーホルダー形状をしているので、家や自動車のカギと一緒に気軽に持ち運ぶことができます。
紫外線照度をLEDで表示するとともに、積算光量を計測し、表示します。積算光量は3ミリジュールに達した際にLEDと音声アラームでお知らせします。
紫外線を透過させる素材、あるいは遮断させる素材を知ることは、とても大切です。あなたがお持ちのUV除菌器は、ふだん、どのようなものに照射していますか? マスクやスマートフォン、メガネ、あるいはノートPCやドアノブなどに照射しているかもしれません。UV除菌器とGEIGER UVの間に素材を入れることで、透過率を確認することができます。
GEIGER UVは、本体側面にあるMicro USBポートからの充電に対応。190mAhのバッテリーを搭載し、1回の充電で最大24時間動作できます(Micro USBケーブルは付属しません)。
新型コロナウィルスの影響で殺菌グッズが増えていますが、本当に紫外線が出ているのか? 紫外線が漏れてはいないかなどを山根博士が検証ガジェットで調べました。 https://t.co/oyGP0UFQwI
— ASCII.jp (@asciijpeditors) November 12, 2020
ジェームズ・ウィーブ(James Wiebe)は、大学でコンピュータ製品を開発してから、実に40年以上にわたって製品を販売してきた実績を持ちます。
あるときは、Newer Technology社でMacintoshアクセラレータカードを200,000枚販売しました。またWiebeTech社では、コンピュータ・フォレンジック(デジタル記録媒体の中に残された法的証拠に関わるデジタル的な法科学)業界を大きく変えました。さらに、Belite and Chipper Aerospace社を経営していましたが、2019年に火災に遭い事業を停止せざるを得ませんでした。
2020年、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響により世界は変わりました。ジェームズはエネルギーと数学の知識を駆使して、UVcがウイルスを不活化するしくみを理解し、安全性と有効性のカギである線量と照度を簡単に測定する方法を発見しました。
同時にまた、UVc光を測定するシンプルな装置を誰も提供していないことに気づきました。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、そして、日本の市場には、数多くのUVc製品が出回っているにも関わらずです。
消費者は、UVc照射製品の効果に疑問を持っているはずです。
これこそ、ジェームズがGEIGER UVを開発するきっかけとなりました。誰もが、もっと簡単にUVc製品をチェックすることができて、効果のない製品を見抜き、本当に効果を持つ製品を探し出す。そして誤解のない正しい科学知識を広めることにも役立つはずです。
GEIGER UVは、アルミニウム製のボディで製造することを目標としていますが、現在、まだ3Dプリンタで作られたボディのプロトタイプしかありません。すでに電子回路設計は完成しており、ジェームズは研究所でさまざまなUVc照射機器をテストして楽しんでいます。ジェームズは言います。
「私が知りたいのは、その機器が効果があるのか? フェイクではないのか? 私が手に入れたUVc照射機器の1つは、測定できるほどのUVc照射力を持っていなかったのです」
それは、じつに安全な。そして、まったく効果がないデバイスと言うしかない代物でした。
「私たちは、皆さんからの支援に感謝します。Thin Airは、皆さんからのリクエストやフィードバックをもとに、もっとより良い製品を生み出したいと思っています。私たちが、どんな改善ができるのか、ぜひ意見を聞かせてください」
[Q] ページで紹介されている写真やビデオでは、ブラックカラーのものとメタルカラー(銅色)があります。これは、どう違いますか?
[A] ブラックカラーのものは、3Dプリンタで作成されたプロトタイプです。ご支援いただきました場合、お届けできる量産品はアルミニウムを使用し、メタルカラー(銅色)を採用します。下記写真が、アルミニウムボディの参考写真です。
[Q] 充電方法は?
[A] THINAIR GEIGER UVは、本体側面にあるMicro USBポートを通して充電できます。なお、Micro USBケーブルは同梱されませんのでご注意ください。
[Q] 測定可能な波長や距離を教えてください。
[A] THINAIR GEIGER UVは、220nmから280nmまでの波長を検出します。距離は、UVcの照射元の出力に影響し、基本的に近づけば強く検知し、距離が離れれば弱くなります。なお、可視光は無視しますが、220から280(UVc)に特化したセンサーを採用しています。ただし、センサーの特性上、280〜300(UVb)を検出する場合もあります。
(2020年10月5日仕様変更し、本FAQを更新しました)
[Q] UVcライトは人体に影響は与えませんか?
[A] 本品を使ってUVcを測定する際に、UVcは、絶対に人体(皮膚、眼球、その他すべて)やペット、植物をを含む生物に照射しないようご注意ください。また、UVcを直接、目で見ることは絶対におやめください。なお、本製品は強度計です。医療機器ではありません。
[Q] 製品保証について教えてください。
[A] THINAIR GEIGER UVの保証期間は1年間となっております。製品に付属する保証書は大切に保管してください。
[Q] キャンセル、返品、および修理や交換について。
[A] キャンセルについては詳しくは、GREEN FUNDINGの「利用規約」内の[ 支援金について ]に明記されておりますように、支援金支払い後のキャンセル、返金要求、その他支払いの撤回等は一切行うことができません。なお、製品到着後、製品の不具合や問題がございました場合、製品の保証期間内に製品に記載の問い合わせ窓口よりご連絡ください。
[Q] 支援者様都合による再配送、または転送となった場合。
[A] プロジェクトがサクセスした際には、製品が準備出来次第、発送いたします。この際、「お荷物を受け取らなかった」、「住所に誤りがあった」、「住所変更を事前に連絡しなかった」などの状況により、再配送、または転送処理が必要な場合、着払いでの配送とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
[Q] 出荷時期やデザインは確定ですか。
[A] 皆様からのご支援(ご注文)状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期は変動する場合があります。また、製品写真のカラーは写真撮影時の照明等の影響により色味が実際の製品と異なる場合があります。また、最終的な外観は変わることがあります。また、開発中のため仕様は変更の可能性があります。
[Q] クラウドファンディング終了後、一般販売されますか。
[A] クラウドファンディング終了後、製造ラインが確保できた場合、一般販売を予定しています。なお、一般販売後の市場価格はコントロールが難しいため、価格が変わる可能性もございますこと、あらかじめご了承ください。
Thin Air Energyは「どんなに過酷な条件下であっても正常に機能し、10年間は持続可能とする革新的なエネルギー・ストレージとLEDライティング・テクノロジーを全世界に提供すること」をビジョンに持ち、2020年に設立されました。 Thin Air Energyの太陽光発電製品は、40年間の製品革新の経験を持つ一連の起業家によって作成され、今日の市場に出ているどのバッテリーテクノロジーよりも高速で長持ちするエネルギーを蓄える方法を提供します。 Thin Air Energyは米国カンザス州ウィチタに拠点を置き、災害などによる緊急事態、アウトドア、過酷な環境で活動するハイエンド・プロフェッショナル市場をターゲットに、さまざまな製品展開やサービスを提供します。
FOCAL GADGETは、iPhone、iPad、コンピュータ関連アクセサリの輸入商社として30年以上の歴史を持つフォーカルポイント株式会社が運営するクラウドファンディング・プロジェクトです。世界に数多くあるデジタル・ガジェット、PCやMac関連のアクセサリ、周辺機器のなかでも、とくに魅力に溢れ、私たちの暮らしをより豊かにするものを探し出し日本市場に発信することで、社会に貢献することを目指しています。