つい最近まで入院されていた中学生の女の子がご自身のビーズについて書いてくださいました。
色や形それぞれに治療や節目の意味があります
ビーズ・オブ・カレッジは私の入院中の楽しみでした。
治療の記録が残る…楽しく残せる…一石二鳥いや、それ以上です!
文字で残すのは言葉が難しかったり、あまり書く気にはならないけど、ビーズならいつどんな治療をしたかいつでも思い出せるし、新しい楽しみになります。
思い出したくないこともあるけれど、治療が大変だった時も自分で選んだ特別な大きいビーズで自分が頑張って乗り越えたことがよみがえります。
そして、ビーズ・オブ・カレッジの特にいいところは、「ビーズで記録を残していること」です。字を見るよりも見やすく、一目で記録が分かるし…幼い子にとってはとても楽しい時間になります。
一つ一つに込められた思いと、治療の記録を考えると…この一つ一つに込められた思いに感動、また、今までの頑張りが感じられます。
もしビーズがなければ、もう一度深く今までの治療を振り替えることは無かったかもしれないし、今までやってきたことを忘れていたかもしれません。このビーズ一つ一つが思い出です。
今、私にとって一つ一つのビーズは私の人生を写し出した鏡になっています。
このビーズが一人でも多くの人に届けば、よりたくさんの人が自分の治療に向き合い、幼い子だって入院という苦しい時の中の楽しみになります。ビーズ・オブ・カレッジが一人でも多くの患者さんにビーズが届くことを願っています。
先ほど登場した、特別な大きいビーズですが、これは”がんばったねビーズ”といい、自分が特に頑張ったと思った時にもらいます。私は自分が特に辛かった時、大変だった時、努力した時にもらいました。
特に思い出に残っているのは、私が薬の副作用で自由に動けなくなってしまった時にもらったビーズです。
がんばったねビーズ”は日本のとんぼ玉作家さんより寄贈された手作りのビーズです
“がんばったねビーズ”は他のものと比べて特別感があり、よく目立つので「この時、こう頑張ったんだな…」って思い出します。
治療中に頑張った時にもらったり、勉強を頑張った時にもらったり、たくさんの時にもらいました。このビーズは頑張った自分への励みになりました。このように、いろいろな種類のビーズがあるのでとても楽しく記録をつけられます。
同じことを繰り返しますが、本当に一人でも多くの患者さんにビーズが届くことを願っています。
医療従事者のビーズ大使さんと治療を振り返りながら繋ぎます
白いビーズが多いのは、化学治療の時に受け取るビーズだから。
一目で治療の過程が日記のようにわかる、それがビーズ・オブ・カレッジです。
「もしビーズがなければ、もう一度深く今までの治療を振り替えることは無かったかもしれないし、今までやってきたことを忘れていたかもしれません。このビーズ一つ一つが思い出です。」
「今、私にとって一つ一つのビーズは私の人生を写し出した鏡になっています。」
自分の経験を思い出すことで自信に転換して次に歩み出すことにつなげるこのプログラム。
どうか一人でも多くのお子さんに届きますように