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コロナ禍でアクティビティの少なくなった入院中の子ども達に
「ビーズ・オブ・カレッジ(勇気のビーズ)」を!

ビーズ・オブ・カレッジに参加された方のご紹介です

本日は、10年以上前に小児がんで入院中にビーズ・オブ・カレッジに参加された「なおさん」をご紹介します。今回のクラウドファンディングにお母様がご支援くださったことがきっかけで、素敵な文章を寄せてくださいました。

ビーズ・オブ・カレッジ

きれいなビーズは心を躍らせてくれます。

私は、小学校低学年時代を、病院で過ごしました。入院生活では、辛い治療や退屈な時間がいやでも日常になってしまうものです。しかし、ビーズ・オブ・カレッジはそんな日々を楽しくしてくれました。

治療のたびに、チャイルドライフスペシャリストさんが、ビーズがたくさん入った箱を持ってきてくれるのを、わくわくしながら待っていました。また、大きな治療を終えた後は、特別なビーズをもらうことができました。アメリカからやってきたカラフルでかわいいビーズを自分で選べることが、とても嬉しかったのを覚えています。

小学二年生だった当時はわかりませんでしたが、どんどん繋がっていくビーズは間違いなく、幼い私の心の支えだったのだと思います。手渡されるビーズは「よく頑張ってきたね、すごいよ、今も頑張っているんだよ」と語りかけてくれていました。

治療を終えてから10年以上が経ちますが、入院中にいただいたビーズは、今でも私に勇気と自信をくれる、大切な宝物です。自分の経験を誇ってもいいのだと思わせてくれるからです。この自信は、生きていく上でとても大きな力になっています。

ビーズ・オブ・カレッジのおかげで、一人でも多くの子どもが前向きな気持ちで治療に臨めますように。

そして得られる自信はきっと、その子の一生の財産になるはずです。私はそう確信しています。

お母様からも当時を振り返り、このようなメッセージを頂戴しました。

 

ついさっきまで辛い治療を受けていても、何ヶ月も家に帰る事ができなくても、いただいたビーズを長く長く繋いでいる時、頑張った時の特別なビーズを選んでいる時、小さな子たちにお姉さんぶってビーズの説明をしてあげている時、本当に嬉しそうな笑顔を見せていました。

ビーズ・オブ・カレッジに心から感謝しております。そして、現在、コロナ禍においても治療を続けている日本中のたくさんの子ども達が、勇気のビーズを繋いで笑顔をみせてくれますよう、願っております。

 

なおさんに、何か印象に残っているビーズがあるかとお聞きしたところ、

特に印象に残っているのは、ハートの形をしたビーズです。小学校低学年の私は、とにかくかわいいものが大好きだったので、ご褒美のビーズを選ぶときは、ハートの形や花柄の綺麗なものばかりを手に取っていました。制限の多い入院生活の中では、自由に好きなものを心のままに選べることが、特別に嬉しいことでした。

とのことでした。

 

「心のままに選べることが特別に嬉しいこと」

その言葉の向こうに、小さかったなおさんの治療の大変さが見えてきます。

 

クラウドファンディング終了まで残り4日となりました。

コロナ禍の制限された日々の中、楽しみだけでなく、勇気も与えてくれるビーズ・オブ・カレッジが、一人でも多くのお子さんの手元に届きますように。

 

2020/12/21 17:08