今回は、8,000円をご支援くださった方にお送りする「キットパスラージ12色と「月と森の記憶」公演へのご招待」についてご紹介いたします。
キットパスは、今回の公演と関連ワークショップでご協力くださった日本理化学工業株式会社の製品で、まったく新しいタイプの画材となります。主な特徴は以下のとおりです。
●ホワイトボードやガラス等、つるつるした平滑面では、濡れた布等で簡単に消すことができる
●書いても消しても粉が出ないため、清潔で衛生的
●ホワイトボードマーカーより2~3倍多く使用し続けることができるため、経済的
●ホワイトボードマーカーのような揮発臭がない
●最初から最後まで同じ濃さで書ける
●無駄なく使いきれるため、環境にやさしい
田川自身、初めてキットパスを使った感想は、「発色がよく、色の伸びが良い」でした。キットパスは、色をのせた後にこすったり伸ばしたりできて自由自在です!さらに、水にぬらして筆で広げれば、水彩絵の具のようにも使用できるのです。
キットパスを製造している日本理化学工業は、社員の70%以上が知的障がいを持つ方で、「利他」のこころを実践される企業です。「月と森の記憶」公演は、いのちをテーマにしたコンサートであるということ、舞台に使用する美術の一部がキットパスを使ったワークショップでつくりあげられることから、日本理化学工業に公演への協力をお願いし、ご承諾をいただくことができました。
日本理化学工業をご紹介くださったのは、公演の協力団体のひとつ、ピープルデザイン研究所の代表理事である須藤シンジさんでした。リターンのご紹介②で、静岡県立こども病院図書室司書の塚田薫代さんとのご縁を書かせていただきましたが、須藤さんとは、塚田さんの講演会で初めてお会いしたことがきっかけでいただいたご縁でした。そして、今度は須藤さんから日本理化学工業の会長秘書である大山真里さんをご紹介いただくという、目に見えない人と人とのつながりを感じさせる、とても不思議な出来事でした。
先日のワークショップでは、キットパスを使って、みんなで「葉っぱ」と「お月さま」の絵を描きました。ひとりひとりが輝く個性を持ち寄って森をつくる……。そして、森をやさしく照らす月をつくる……。お互いを認め共存し、ひとつのものをつくり出す「月と森の記憶」の世界が、そこにはありました。
今回、8,000円をご支援くださった方には、このキットパスをお送りいたします。そして、公演にご招待させていただきます。「月と森の記憶」はみんなでつくりあげるものです。プロジェクトへのご参加を、心よりお待ちしております。
よろしくお願いいたします。