はじめまして。ウナテ工房の宇奈手正志と申します。
ウナテ工房は初代である宇奈手正博が一冊の本の仏像彫刻に出会い、そこから佛具の造形、美しさに魅せられ10代で京佛具の宮殿師の世界に入りました。
二代目である私は幼い頃からものづくりが好きで、高校卒業後弟子入りし、初代と共に仕事に励んでいます。
寺社の中核を成す造形
寺院の内陣の中央に位置しご本尊を安置するための御宮殿や、それを支える御須弥壇、
またその左右に位置し宗派の開祖を安置する御厨子などの木地を専門に造る職人です。
驚かれるとは思いますが私達は図面では無く、『杖』と『型』で御宮殿を製造していま す。
杖は、2cm 角で長さ 2m ほどの棒です。 この棒一つで御宮殿の間口、奥行き、高さ細部の振分けなどが書き込まれています。
型は、屋根などの曲線や重なり合う所の角度などが書き込まれています。
この2つを使い御宮殿を製造しています。 完成品からは見る事が出来ない木地ですが、御本尊を安置する大切な所なので、 見えない部分まで精密な仕事で手を抜く事はありません。
脈々と受け継がれてきた伝統を守り、継承して行く事が私達の使命だと思っています。
様々な物が機械で造られるようになった昨今、
逆にもう一度全てを手造りで造り上げていく物が見直されているように思う。
コロナ禍によって、私達も大きな打撃を受けました。
同時に多くの人が家で過ごす時間が増えた事に対し何か提案出来ないかと考えるようになりました。
そこで、試行錯誤して様々な木製品を製造してきました。
宮殿師が細部まで手作りにこだわって製造した木製家具、雑貨などを手にしてもらうことで、木の温もりに包まれると共に、
伝統工芸の素晴らしさ宮殿師と言うものをもっと皆様に知って頂き興味、関心を持って頂ければ幸いです。
西本願寺・宮殿の屋根を運び出す為の台車製作、斗組の調整、傷んでいる箇所の修復。
知恩院・御厨子、前卓の修復。
春秋苑・御宮殿、御須弥壇製造。
稲田西念寺・御宮殿、御須弥壇製造。
築地本願寺・御宮殿、御須弥壇完全修復。
など全国の数多くの寺社仏閣の製造、修復などに携わっています。
W58×H70×D58
宮殿の斗組を用いて脚も捻れているように手彫りしたオリジナルデザインのテーブルです。
W210×H45×D 35
他には無いようなオリジナルデザインのベンチ。
オブジェや花台として使用しても面白いです!
H45×直径90
ガラス天板の下の木が波打っているように手彫りして製造しています。
W45×H45×D45
佛具の卓のような造りからデザインしました。
W65×H65×D4
寺院などの彫りの技術で製造しています。
正方形:W16×H10×D16
長方形:W28×H10×D16
波はひとつひとつ異なります。
直径8×H11
ヒノキで製造した可愛らしい置物です。
W20×H16×D11
着色無しで木本来の色で製造しています。
W17×H11×D7
着色無しで木本来の色で製造しています。重厚感が有りかっこいいです。
W30×H21×厚み1.5
家族の名前をちぎれないようにデザイン、切り抜き、彫る、職人が一枚の板から造る完全オーダーメイドの世界に一つのネームプレート。
※人数、文字数により製造出来ない場合があります。
クラウドファンディングを実施する理由は主に2つあります。
1つは純粋に資金面(高騰し続けている材木の確保、新たな機械や工具の購入費)
もう1つは、クラウドファンディングを通じてより多くの方に宮殿師と言うものを知って頂くと共に伝統を継承していきたく、起案することを決めました。
新型コロナウィルス感染症や災害、悪天候などの影響で木製品の完成時期、リターンの発送に遅れが生じる可能性があります。
その場合も、なるべく皆様に納得頂けるよう誠意を持って対応させていただきます。
木の色味、木目は選ぶ事はできません。写真の色味と違う材木で制作する場合が有ります。
また材木は天然素材のためフシがあったり、気候や設置する環境などで木の反りが生じる場合が有ります。
なるべくそのような事が起きない材を選別して製造していますが万が一発生してしまう可能性が有りますがご了承下さい。
火の近くや直射日光の当たる場所・水分の多い場所でのご使用、直接冷暖房を当てることはお避け下さい。