image

★音楽の文化遺産を未来に活かそう! レガシーピアノ保存プロジェクト

サインを遺したアーティストの名前がさらに判明しました

昨年11月に、福岡市民会館に保管されていた古い行事予定表の資料を提供いただき、レガシーピアノに記されていたサインの日付と照合したところ、5名のアーティストの名前が判明しました。

新たに判明したアーティストは、深沢亮子、ヴァン・クライバーン、カーメン・キャバレロ、ラリー・ウィリス、ゾルターン・コチシュ(日付順・敬称略)です。これまで、支援者の方から、福岡市民会館でクライバーンやコチシュの演奏を聴いたという思い出を事務局へ多数寄せていただいていましたので、新たな巨匠のサイン発見に、関係者一同、心が躍りました。

<右上:ヴァン・クライバーン(Van Cliburn)氏のサイン 1969年6月5日>

また、1966年9月27日の行事予定表には、「大野亮子ピアノリサイタル」と記されていたことから、日本のクラシックピアノ界の草分け的存在でまさにレジェンドとも呼ぶことができる深沢亮子さんのサインであることがわかりました。(注:大野は旧姓) さっそく、深沢さんに連絡を取らせていただき、エヴァ・オシンスカさん、アンジュラン・チャンさんに続き、アーティストご本人からご自身のサインであることを証言いただくことができました。

深沢さんに取材した記事が本日1月12日付の西日本新聞に掲載されましたので、是非ご覧ください。西日本新聞me

なお、本プロジェクトページに掲載しております「ピアノにサインを残したアーティスト達」のリストを更新しました。これで不明のサインはあと二つとなりました。事務局では引き続き調査してまいります。

第二次支援も受付中です。(詳細はこちら)本プロジェクトに興味を持っていただけそうなご友人・知人にお知らせいただけると幸甚です。引き続き応援いただけますようよろしくお願いいたします。

(レガシーピアノ保存プロジェクト事務局)

2023/01/12 14:52