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刃物の産地「関」で生まれた、
女性のための包丁と男性のための包丁「ゆり」と「やまと」

「ゆり」と「やまと」ご支援へのお礼と「積層強化木」の話

皆さま、こんにちは。
「ゆり」と「やまと」プロジェクトチームの柳沼周子です。

昨晩支援者の皆さんがなんと累計40名を超えました!
自分達が心から使いたいと思える包丁、という点で自信はありましたが、果たしてどのぐらいの人に共感してもらえるだろうか?という不安もありましたので、予想以上に多くの方にご支援いただけたこと、応援メッセージを頂けたことは、大変嬉しく励みになりました。


皆さんのお気持ちに応えられるようなもの作りをしなければ、と志津刃物製作所の皆さんは、気を引き締めて最終仕上げに取り掛かっておられます。
皆さまのお手元へ包丁をお届けするのは、ゴールデンウィーク明けの5月9日の週を予定していますので、どうぞしばらくお待ち頂ければ幸いです。

最後になりましたが、「ゆり」と「やまと」の柄の部分の素材「積層強化木(せきそうきょうかぼく)」について少しお話したいと思います。



写真だとなかなか分かりにくいかもしれませんが、柄の素材は「積層強化木(せきそうきょうかぼく)」を使っています。これは、板を重ねて、その間に樹脂をはさんでぎゅーっと圧着したもの。一見天然木のように見えるのですが、水気に強いので、長くきれいな状態で使うことが出来ます。



そして専門用語では「口金」と言いますが、この「刃」と「柄」の接合部分。

和包丁の場合は、ここが、天然木の柄に刃が刺さった状態になっているので、接合部分から水が入り、天然木なので当然水気を吸って、だんだん腐ってきます(ですので、柄を定期的に交換しながら使うことを前提に料理人の方々は和包丁を使われています)。

「ゆり」と「やまと」は、見ための美しさをそこなわず、刃と柄の接合部分をいかに機能的に仕上げるかというところに、開発時間(とお金も!)の多くが注がれています。

普段あまり気に留めない部分かもしれませんが、ぜひお手元に届いたら、この部分も見てみて頂けたらなーと思います。

柳沼 周子

2016/04/27 10:38