ソラリッチは、クラウドファンディングで支援いただいた利益の一部を活用し、現地の協力団体と連携し、特に支援が必要な脆弱層(母子家庭、障がいを持つ方のいる家庭など)に400台のソーラーライトを配布します。
対象地域: ルワンダ共和国 ニャガタレ郡、カヨンザ郡
寄贈個数: 計400個
配布開始: 2025年12月上旬予定
※正直に言ってしまうとクラウドファンディングで利益はありませんが‥苦笑
右下のパートナー団体の男性のキャップには「solarich」の文字が、、見えそうで見えない。
ソラリッチは、ポータブル電源を販売するだけの企業ではありません。
私たちが構想しているのは、持続可能な「循環サイクル」です。
売上を上げ、多くのお客様に喜んでいただく。ビジネスとしてこれだけでも素晴らしいことです。
しかし、そこでいただいた利益を『おすそわけ』するような、少し『おせっかい』な姿勢こそが、かつて私たちが幼い頃に周りの大人から受け取った優しさではないでしょうか。
困っている人がいたら手を差し伸べる。それをビジネスという形を通じて実践したいだけなのです。
社会貢献と大げさに構えるのではなく、いただいた利益の一部を、自然に誰かのために使っていく。
そんな温かい循環を作っていければと思います。
日本に住む私たちにとって、スイッチ一つで電気がつくことは当たり前です。しかし世界を見渡すと、現在も約6億7500万人(※1)の人々が電気のない生活を送っており、サハラ以南のアフリカではその割合が依然として高い状況にあります。
ルワンダの農村部でも、夜間の照明を「灯油ランプ」や「薪」に頼らざるを得ない家庭が多く存在します。この「明かりがない」という事実は、単なる不便さ以上に、命と未来に関わる深刻なリスクを孕んでいます。
■命を脅かす「室内の煙」 灯油ランプや薪から出る煙(ブラックカーボン)は、狭い家の中で呼吸器を蝕みます。WHO(世界保健機関)によると、家庭内の空気汚染による死者数は年間数百万人に上ると推計されており、これはタバコを吸わない子どもや女性にとって深刻な健康被害をもたらしています。
■貧困を加速させる「燃料コスト」 わずかな収入の多くが、使い切りの灯油代やろうそく代に消えていきます。これが家計を圧迫し、貧困からの脱却をさらに困難にしています。
■奪われる「学びの機会」 日が沈むと家の中は暗闇になります。子どもたちは夜に本を読むことも、宿題をすることもできません。「明かりがない」ことは、子どもたちの学習時間を奪い、将来の可能性を閉ざしてしまうことと同義なのです。
たった1台のソーラーライトがあれば、煙に苦しむことなく、燃料代を節約し、子どもたちは夜でも安心して勉強することができます。
「明かり」は、貧困の連鎖を断ち切るための希望の光です。
来年は、もっと多くのランタンを寄贈できるように、ソラリッチを正しく広げていきたいと思います。
(※1 出典:IEA, IRENA, UNSD, World Bank, WHO. 2023. Tracking SDG 7: The Energy Progress Report. World Bank, Washington DC.)