はじめまして、プロジェクトの宮崎です。
今回はベビーカーの普及と一本歯下駄GETTAについてコラム的に書いてみたいと思います。
先ず、ベビーカーが日本社会に普及するというのは様々な社会的動きとともにあります。
一つは女性の社会進出であり、
また一つはバリアフリー化です。
現在においてベビーカーの普及というのはこれらの社会普及のシンボルともいえると思います。
そんなベビーカーが普及している社会において、子どもの成長において、小さなお子さんをお持ちのお母さん方から多くなってきた相談が
「子どもが平地でもすぐ転んでしまう」
「何気ないちょっとしたところで転ぶ場面が多い」というものです。
ベビーカーの普及によって、母親が赤ちゃんをおんぶする時間の多くがベビーカーの時間に変わっていき、おんぶの中で、母親にしがみつくことで養われていたふんばる力が育まれなくなっていった。
そのことが歩き慣れてきた幼児期になって、転びやすいということで表にでてくるようです。
この現象の一番の問題は〈多くのお母さんにとって、子どもがなにもないところで転ぶというのは「子どもの不注意からくる」という思い込みのイメージです。〉
「子どもの不注意」に一番の原因があるととっさに判断してしまうため、どうしても子どもを叱ってしまう。
現在進行形で今後、子どもの注意力の問題として、そのことがおこるたびに叱ってしまう現象が多くの親子において起きていくだろう。
そしてこういう現象を導くものだからといって、ベビーカーは決して悪いものでもない。
ただ、僕らはその便利さから生まれたものと失われたものを常に同時にみていかなければならない。
そして失われたものにしっかりと向き合う中で解決策をみつけていくことが大事だと思います。
例えば、赤ちゃんの頃の取り組みが難しいのであれば、
歩くようになった幼児期に如何に、踏ん張る力を養っていけるようにするか
多くの人に、子どもが転びやすい現象は、その子の注意力とは別のところにある可能性が高く、大人が責任の中で歩み寄らなければならない問題だということを広げていくことです。
一本歯下駄GETTAプログラムでは、そんな子育て世代のためのプログラムを作成しています。
多くの幼稚園や保育園、学校でこども達が安全に使えるものとして
多くの現場で役に立つトレーニングプログラムから履き方、使い方を伝えていきますので2月16日はどうぞ楽しみにしていて下さい。