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大人と一緒につくる子ども食堂を福岡県大野城市に開設したい
『はなちゃんのみそ汁食堂』

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はじめまして。発起人代表で野菜ソムリエの富修一です。
わたしたちは、子どもと大人が一緒にみそ汁をつくる子ども食堂「はなちゃんのみそ汁 下大利食堂」を立ち上げます。

子どもたちの「居場所」をつくりたい

食事を十分に取れない子どもだけでなく、親が忙しくて独りでご飯を食べている子ども、料理の仕方を知らない子どもたちと一緒にみそ汁やカレー をつくり、一緒に食べる食堂です。 料理を一緒につくりながら子どもと大人が交流し、子どもたちが安心して立ち寄れる居場所をつくりたいのです。福岡県大野城市東大利に開店予定で、毎月第1日曜日の開催を目指しています(第1回は2016年2月7日開催予定)。
炊飯ジャーや、子どもたちが使うまな板・包丁など、備品購入資金へのご協力をお願いいたします。

「子どもの貧困」に衝撃

このプロジェクトのきっかけは、西日本新聞の「九州の子ども2割が貧困」という記事を読んだからです。記事には、福岡県の子どもの貧困率は全国平均よりもずっと高いと書いてありました。
▼西日本新聞ニュース 2015年11月4日
九州の子ども2割が「貧困」 約42万人、深刻さ浮き彫り


福岡県は豊かだと思い込んでいた私は、この数字に衝撃を受けました。そこで、自分たちでも何かしなければと、フェイスブックで呼び掛けました。→Facebookグループ
プロの野菜ソムリエや飲食店のオーナー、企画プロモーションのプロや無償で食料を提供するフードバンク活動の経験者ら8人が呼び掛けに応えてくれました。

見切り発車から広がる輪

12月8日、呼び掛けに応じてくれた8人と「福岡0円食堂を考える会」というタイトルでランチミーティングを開きました。

みんなで話し合った結果、「ともかくやってみないと、問題も見えてこない」という結論になり、2カ月後の今年2月7日に食堂を開くことを決めました。

参加者が呼び掛けると、お米や野菜、肉などを提供してくれる人が続々と現れ、栄養士、料理研究家、元教師、野菜ソムリエら15人が集まりました。開催場所は、メンバーの高田範子さんが大野城市東大利(西鉄下大利駅前)にオープンしたバー&グリル「ママズキッチン~縁~」の店舗に決まりました。

食堂のコンセプト「食べることは生きること」

12月23日の西日本新聞朝刊が、私たちの「子ども食堂」の計画を取り上げてくれました。
▼西日本新聞ニュース 2015年12月23日
ども食堂「私たちも」 主婦や元教師…開設準備

すると、それを読んだ「はなちゃんのみそ汁」の原作者、西日本新聞の安武信吾さんからメールが届きました。
「娘は枕崎の鰹節ジュニア大使なので鰹節の提供が出来るかもしれません。お味噌汁をつくったらどうですか?」。当初はカレーを考えていましたが、この一言でみそ汁をつくることに決めました。ほかのメンバーもすぐに賛同してくれました。食堂の名前を「はなちゃんのみそ汁食堂」とすることも決まりました。
「食べることは生きること」というのは、安武信吾さんの言葉です。幼いはなちゃんに母の千恵さんがみそ汁の作り方を教えたのは「食べることは生きること」を伝えたかったからでしょう。私たちが「子ども食堂」を作るのも、こどもたちに「食べることは生きること」を伝えたいからです。

私もはなも、応援します(安武信吾)

娘のはな(12)は、2015年11月7日の西日本新聞朝刊に載った「子ども食堂」の記事を見て、「おにぎりなら10個食べられるよね。自分でつくれたら、もっといいね」と言いました。記事では、ある子ども食堂は、子どもたちにカレーを300円(お絵かきをすると200円)で提供しているということでした。私は、小中学校での講演で「5㌔のコメを2千円で買って自分で炊くと、お茶碗一杯が約30円です」という話を何度もしています。はなは、そのことを覚えて、計算したのです。
▼西日本新聞ニュース 2015年11月7日
子どもに居場所を 善意の食堂、九州にも広がる

料理ができなければ、出来合いの弁当か外食ばかりになってしまいます。自分でつくれば外食よりもずっと安くご飯を食べることができます。さまざまな事情十分に食事が取れない子どもや、親の帰宅が遅く、独りでご飯を食べている子どもは少なくないといいます。地域で子どもたちの面倒をみるということも少なくなってきているでしょう。
そうした中、地域の大人が子どもたちにみそ汁の作り方を教える「はなちゃんのみそ汁 下大利食堂」は、子どもたちが、ただ胃袋を満たすだけでなく、調理技術と生きる力を身につける場にもなると思います。
「食べることは生きること」。亡き妻千恵は、こう言って、当時4歳の娘を台所に立たせました。「みそ汁食堂」の考えは、千恵の思いとも重なります。


2013年、はなちゃんが九州大学で「自炊塾」公開セミナーの講師を務めました。

今、私たち親子は各地の公民館などに依頼され「みそ汁講座」を開いています。はながかつお節を削ると、子どもたちが周囲に集まってきます。同世代の子どもが料理をしている姿を見ると、料理に興味を持ち始めるのです。「みそ汁食堂」でも、最初に料理を教えてもらった子どもたちが、いつか教える側になれば、良い「育ちの循環」ができるのではないでしょうか。みそ汁はあきないし、具材を変えれば毎日でも食べられます。
こうした取り組みが各地に広がってほしい。私もはなも、みそ汁食堂を応援します。

月1回の開催に必要なお金について

子どもと大人が一緒に作る「はなちゃんのみそ汁食堂」を開催するのに必要なお金は35万円です。内訳は下記となります。
必要備品(費用は概算金額)
①炊飯電子ジャー炊きたて2升炊 5万円
②プラスチックまな板10個 3万円
③家庭用包丁 三徳型文化包丁 10個 3万円
④鍋 45cm 2個 9万円
⑤エプロン・三角巾 子ども用30個 5万円
⑥調理器具、小物、食器等 10万円
集まった支援金が目標金額を超えた場合、今後の食材費にあてます。
※1回目の食材はFacebook等を通じて、ご提供いただいています。

起案メンバー

富 修一(発起人)

福岡市の百貨店で食器売場のマネージャーを務め、器と食に強い関心を持って仕事をしてきました。そして食の世界で新しい仕事をすべく、料理を学び、野菜ソムリエを取得し、昨年独立しました。食の安全と食育に強い関心があり、今の日本の食の現状、特にこどもたちの食の現状に強い危機感を持っています。昨年の秋に「はなちゃんのみそ汁」のはなちゃんに出会い、こんなに小さな子でも料理が出来るのならば、子どもたちに料理などを教え、食の現状を改善していくひとつの方法だと考えていました。「子ども食堂」の開設を決めてからフェイスブックで呼びかけるなど、本プロジェクトの事務局として活動しています。

橋本 良(運営担当)

私は以前、まだ食べられるのに廃棄されてしまう食品を、企業や個人から引き取り福祉施設に無償提供する「フードバンク」でボランティアをしていました。食品を車から降ろす際、施設の子ども達が手伝ってくれた笑顔が忘れられません。現在は、イタリアンレストランで勤務しております。
今回の子ども食堂を開催するにあたり、フードバンクや飲食店で得たノウハウを反映させることが出来ると思い参加を決意しました。

的野佑妃子(企画プロモーション担当)

"人財"開発コンサルタント、食育コーディネーター、プロジェクトディレクター。日本野菜ソムリエ協会認定講師。次世代育成・ひとづくり等を手掛けるNPO法人の代表。現代社会では、大人が意識して、子どもに質のいい体験をクリエイトすることが重要だと感じています。多くの可能性を持つ子どもたちとの出会い、それを見守る環境をつくりたいと思い、今回のプロジェクトに参加しています。

高田範子(調理指導担当)

西鉄下大利駅から徒歩4分のところで皆様の出会いを、待ってます 高田範子です。平穏な日々の中、突如子どもの病気(癌)に遭遇しました。食の大切さを食生活の改善の中に見出し二人三脚で克服し、やがてこの貴重な体験と食育の大切さを多くの方に話す事に前向きに取り組みました。そんな中、富修一さんの思い入れに深く感銘し同じメンバーの一員として活動させて頂いてます。テーマに記載されている様に子ども達と料理を作ったり、居場所見つけのお手伝いをしたり私なりに出来る事を共に学びながら歩んで行きたいと思います。

森田由美子(食育担当)

野菜ソムリエの森田由美子と申します。私は今、野菜ソムリエ、メンタルフードマイスター、JR食育マイスター等の資格を活かしながらさまざまな年齢層の方に、食育活動を行っております。食は、生きていく上で必要です。しかし体の健康を考えることの他に、心の健康にも多大な影響があると思っております。そこで沢山の方に楽しく食べていただくこと、簡単でもしっかり栄養を取り、美味しく食べていただくこと等を大切にしております。今回の活動はまさに生きていく上での施しはまず必要だと思いますが、行く行くはこの子どもたち、保護者の方が、簡単でも楽しい食卓を作って行かれるように、お手伝いをしていきたいと思っております。

佐々木靖子(コミュニケーション担当)

「子どもたちが、食事を自分で作る力...」とともに、コミュニケーション力の、一つとして、手紙(気持ちを言葉、じぶんなりに、絵で、表現)というものがある、できる、を、体験してもらえたら、と思っています、その場にいない「見守ってるよ」という人に、絵便りというコミュニケーション、あと、7日は、準備、片付け、できることやります。

感謝の気持ちを込めたリターン

¥3,000 子どもの描く絵プラン

・プロジェクトよりお礼のメール
・第1回に参加する子どもたちが描いた絵のコピーを送付
※子どもたちと料理を作ったり、絵を描いたりする予定です

¥5,000 レポートプラン

・プロジェクトよりお礼のメール
・第1回に参加する子どもたちが描いた絵のコピーを送付
・第1回の開催レポートを送付

¥10,000 お名前を掲示プラン

・プロジェクトよりお礼のメール
・第1回に参加する子どもたちが描いた絵のコピーを送付
・第1回の開催レポートを送付
・お名前をFBページで掲載(ご希望者のみ)
・お名前をお店に掲示(ご希望者のみ)

¥30,000 枕崎鰹節とミニ削り器プラン

・プロジェクトよりお礼のメール
・第1回に参加する子どもたちが描いた絵のコピーを送付
・第1回の開催レポートを送付
・お名前をFBページで掲載(ご希望者のみ)
・お名前をお店に掲示(ご希望者のみ)
・枕崎鰹節2本+鰹節ミニ削り器セット
※はなちゃんが鰹節ジュニア大使を務める、枕崎の特産品です。
特注品のため、発送は1〜2ヶ月後になります。

¥30,000 野菜ソムリエの野菜収穫体験プラン(限定20名)

・プロジェクトよりお礼のメール
・第1回に参加する子どもたちが描いた絵のコピーを送付
・第1回の開催レポートを送付
・お名前をFBページで掲載(ご希望者のみ)
・お名前をお店に掲示(ご希望者のみ)
・「安心安全、無農薬野菜の収穫体験」(場所:福岡市早良区小田部)
※本プランの「安心安全、無農薬野菜の収穫体験」開催日・場所等は、後日支援者にメールで連絡いたします。

親から子へ!伝える食の伝統

時代とともに食卓の風景が大きく変わっています。ご飯におみそ汁という日本の朝ご飯が減っています。自宅の食卓を囲むことが少なくなり、コンビニ弁当やおにぎり、スーパーの惣菜が食卓を占めるようになっています。食の欧米化やファストフードの普及も、食生活に変化をもたらしました。親が子どもと一緒に料理をしたり、食事をしたりする時間がないという話もよく聞きます。
“おすそ分け”や“お節介”など、ご近所の助け合いも少なくなりました。子どもたちに食事をしてもらうだけでなく、大人が子どもたちに料理を教え、子どもたちが料理をする力を身につけ、子どもたちと大人が同じ時間を過ごし、つくった料理を一緒に食べて味わうのが「子ども食堂 はなちゃんのみそ汁食堂」です。

「子ども食堂を各地に広げたい」

「はなちゃんのみそ汁食堂」の第1回目は2月7日(日)10:00~開催する予定です。

私たちは、各地に第2、第3の「はなちゃんのみそ汁食堂」ができたらいいなと考えています。私達の取り組みの詳細をフェイスブックなどで公開し、新たに食堂に取り組む人たちの参考にしてもらいたいと考えています。将来は各校区に一つずつ、子ども食堂ができてほしいと願っています。将来は、調理設備や食器などを備えた「キッチンカー」を購入し、移動みそ汁食堂を開催するという夢もあります。

ご支援よろしくお願いします。

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