いよいよ明日、フォトエッセイの撮影のため、イタリアへ旅立ちます。
ずっと先のことだと思っていたイタリアでの撮影が、
もう、始まってしまいます。
楽しみだと言いたいのですが、正直、今は不安が大きいです。
言葉も、文化も、見える景色も違う場所で、
私はどんな顔をして、何を感じるのだろう。
撮影が始まったら、
ちゃんと自分の心を開くことができるのだろうか。
八木奈々としてではなく、
その名前の奥にいる「私」と向き合うことができるのか。
考えれば考えるほど、不安で仕方がありません。
けれど、先日の撮影でカメラの前に立ったときに抱いた、
うまく名前をつけられない、あの感情。
懐かしくて、寂しくて、怖くて、あたたかくて、
少しだけ自分を許してあげられたような気持ち。
あの日、初めて触れることができた感情は、
私にとって大切な欠片のような気がするので、
こぼさないようにそっと抱えて、
イタリアへ持っていきたいと思っています。
この期間は目の前の撮影と、
自分の中に生まれる一つひとつの感情を
大切にして過ごしてみたいと思っています。
そのため、いつものようには
SNSを更新できなくなるかもしれません。
少しの間、静かになってしまうかもしれませんが、
この作品と、そして私自身と向き合うための時間として、
そっと見守っていただけたら嬉しいです。
また、9月3日から5日までの3日間は、
対象のリターンにお申し込みくださった皆さまへ、
現地で撮影した動画と10枚ほどの写真を、
それぞれ当日中にお届けします。
その日にしか残せない景色や表情、
撮影の空気まで感じていただけるようなものを
お届けできたらと思っています。
そして、この旅の中で見つけたものを、
作品と写真展を通して、
皆さまに受け取っていただけたら嬉しいです。
楽しみに待っていてください。
クラウドファンディングが始まってから、
何度も何度も言葉を紡いできた、この活動報告。
振り返ってみると、ここに綴ってきた言葉にこそ、
そのときの私の本音がいちばん溢れているような気がしています。
今では、この活動報告も、
皆さまと一緒につくってきた大切なもののひとつになりました。
次に活動報告を更新するのは、帰国後になると思います。
そのとき、今の私にはまだ想像もできないような気持ちを、またここで、皆さまにお話しできたら嬉しいです。
不安でいっぱいのままですが、
その不安も置いていかずに、一緒に連れていきます。
そんな私を、どうか「あなたらしいね」と、
うなずいて見送っていただけたら嬉しいです。
皆さまが繋いでくださったこの旅を、
一日、一瞬も無駄にしません。
行ってきます。
2026年8月31日
八木奈々