12月3日の公開から13日。
ご支援がついに、70万円を超えました。
応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます。
「この場所を応援してくださる方がこんなにもいる」という実感と、心強さで、胸がいっぱいです。
心から感謝いたします。
屋上農園で実現したいのは、派手なドラマではなく、日常の中で静かに起きる“ほんとうの回復”です。
臨床現場では、こんな場面に何度も出会います。
最初の頃は誰とも話せず、端っこでそっと草むしりしていただけの方が、数週間すると、声掛けに小さくうなずくようになる。
さらに時が経つと、「昨日どうしてました?」と自分から雑談の声かけをしたりしている。
その人自身が気づかないほどのゆっくりした変化ですが、とても大切な瞬間で、喜びのときです。
なぜ、こういう変化が起きるのか。理由はシンプルです。
安心して一緒にいられる相手がいる場所では、人は自然と心をひらく。
話さなくてもいい。
気まずさを作らなくてもいい。
評価されない。
ただ並んで、同じ時間を過ごす。
その“横並びの関係”が続くと、人の身体は少しずつ力を抜き始め、緊張がほどけ、呼吸が整い、「話しても大丈夫なんだ」と心が動く瞬間が訪れます。
これは、誰かが「がんばって」つくる変化ではありません。安全な環境があるから、人の側から自然に起きる変化です。
屋上農園でつくりたいのは、まさにその環境です。
植物を育てる手の動きと、隣の人の静かな気配が重なって、ふとした会話が生まれる場所。
その積み重ねが、人を少しずつ回復へと導いていきます。
今回のご支援は、ガーデンの工事費でもあります。
でも同時に、未来の誰かが 「ここなら話せるかもしれない」 と感じる瞬間を支えるためのものでもあります。
その一つひとつが、これから屋上に育っていく「仲間のつながり」の芽になります。
70万円、本当にありがとうございます。
皆さまの応援が、確実に場を動かしてくれています。
引き続き、進捗と現場の思いをお届けします。
これからも伴走していただけたら嬉しいです。
セブンメンタルクリニック
屋上農園プロジェクトチーム