こんにちは。YOKAの角田です。 今回は従来の七輪に対してのスタンスのお話です。
「七輪をアップデートする」というと、どうしても「前のモノを否定し」「今回のこのプロダクトこそ最良のものである」と言っているように聞こえますよね。私はデザイナーなので、そういうスタンスで臨む場合がある、ということを否定はしません。でも、今回はそこが少し違うのです。
七輪を開発するにあたり、自分がもともと持っていた珪藻土七輪と、もう一度向き合うことから始めました。 最初は正直、「だめなポイント」を洗い出そうと、否定しようということばかり考えて望んだのですが、改めて使う中で、むしろその素晴らしさに気付かされることのほうが多かったのです。
良くないところを洗い出し、集めて、無理やりこれの「上に立つ」ということを考えるのは健康的ではないのではないか。珪藻土七輪の良さを認めたうえで、それがができない部分を持ったものを作る。つまり上に立つのではなく「広げる」ということを考えたほうが良いのではないか…?そんなふうに考え方が変わってきました。
また、周りの人に聞いてみたところ、実は七輪というのをちゃんと所持し、使っている人というのは驚くほど少ないということも分かってきました。 そんな少ない市場でいがみ合っていても何も良いことはありません。先輩である珪藻土七輪と手を取り合い、補い合って、一緒に「炭火あそび」を盛り上げて行く。そんなスタンスのほうがみんなハッピーじゃないか!と思うようになったのです。
そんなわけで、YOKA SHICHIRIN++のスタンスは、決して従来の珪藻土七輪にマウントするものではありません。「炭火あそび」の世界を、もともとの珪藻土七輪も含んだかたちで「広げて」いく、そんなアイテムなのです。
既に持っている人も、これからの人も、一緒に楽しみましょう! 七輪めっちゃ楽しいよ!