北海道で生まれ育った「除雪ドローン🄬」で除雪革命を!
屋内から快適・安全に遠隔操作でき、軽トラで手軽に運べる軽量コンパクトサイズのR/C(ラジオコントロール)式自宅用電動除雪機が新登場

なぜ排土板(ブレード)式なのか? 排土板開発の試行錯誤 #除雪ドローン 

この週末は雪が降るところが多いようですが、皆様いかがでしょうか。

今回は除雪ドローンの排土板のお話です。なぜ雪を飛ばすスクロール式ではないのか、実は一番最初に開発した除雪機はスクロール式だったんです。

スクロール式は除雪量が大きく強力なのですが、自動化することを考えるとデメリットが大きかったため早々にブレード式に切り替えました。そのデメリットとは、

  • エンジン式のため騒音が大きい
  • エンジン式なので給油が必要
  • CO2排出、環境負荷が大きい
  • 給油の手間、コストがかかる
  • 雪が詰まることがあり、人力による手入れが必要
  • 雪を飛ばす方向、距離を細かく調整する必要がある
  • 移動速度が遅い
  • 方向転換がやりにくい

などなど。持続可能な社会の実現や無人化を考えると色々と解決しなければならない課題が多かったのです。

このときに思いついたのがコンセプトチェンジ。

雪がたまってから除雪するのではなく、積もるまえに除雪

夏休みの宿題や確定申告の領収書と同じで、たまってから一気にやるには、かなり時間と労力が必要です。しかし毎日ちょっとづつこなしていれば少ない労力でできますよね。

除雪も同じで降りたての軽い雪なら押すのは比較的簡単です。だからパワーが少なくても結構押せるし、電動だと静かで充電代も非常に安く、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。降ったらためこまずにすぐに除雪ドローンを稼働させることで、雪がない状態をキープしていくことをオススメしています。その方がバッテリー消費も少なく、長時間稼働できます。

排土板もすぐに決まったわけではなく、さまざまな形状、取付角度、取付構造を実地で検証しながら改良しています。以下の動画ではその変遷を振り返っていますので、お時間あるときにでもぜひどうぞ。

この動画は5月時点でのお話で、最新版のF11はさらに構造が進化しています。

 

2024/11/23 21:29