皆さま、こんばんは。
開始6日目となる27日も引き続きご支援は止まず、まもなく支援金総額も90万円に届こうとしております。
あたたかなご声援、誠にありがとうございます。
本日から、毎週金曜日に応援コメントの全文を公開してまいります。
まず最初にお披露目するのは、作家・周司あきらさんのコメントです。
ようやく本になると知った日は、興奮して眠れませんでした。SNSがトランスヘイトに溢れてからも、漫画が更新されるのは一縷の望みだったのです。
とら少ちゃんの漫画は、くすぐったい木漏れ日みたいに光の当て方が上手。「生まれたときから女の子だった」というストーリーを求められても、本当のところはちゃんと男の子でありたかったという描写、刺さります。あるあるですよね。ずるいほどのリアリティ。
そして、この作品は相川と園木という二人の人物がメインですが、私は二人の同級生の気持ちになって、夢中で読んでしまいました。ええ、相川さんに惚れている他の男子のつもりで。ふつうにいますよね、トランスジェンダーの女子に心奪われている人。あ、作中にそんな第三のキャラクターは出てきませんが、現実にはいます。
出版おめでとうございます。長く愛されますように。
周司あきら
作家。著書に『トランス男性による トランスジェンダー男性学』(大月書店)、『埋没した世界 トランスジェンダーふたりの往復書簡』(五月あかりとの共著/明石書店)、『トランスジェンダー入門』(高井ゆと里との共著/集英社)