「あと、何日。」のご支援誠にありがとうございます。
お陰様で、12/23現在、目標600%を超えるご賛同・ご支援を頂き、また、様々な応援コメントや反応を頂き、大変嬉しい限りです。引き続き頑張ってまいります!
前回は活動報告にて【号外】を配信させていただきましたが、今回は前々回の【「あと、何日。」のアイデアが生まれるまで】の第二弾を配信させていただきます。
~1週間は、短くて、長い。~
前回、「あと、何日。」のアイデアが生まれるまでの背景をご紹介させていただきました。今回は、そこからどのようにして今のデザインに行きついたのかをご紹介できればと思います。
前回ご紹介した「あと、何日。」のアイデアの原点が、「時計の単位を疑ってみること」と「アナログ時計で無意識に意識していた『あと、○○』という時間感覚」。
その上で、どういう単位で針が一周すると、人にとって有意義な時間感覚の時計になるか。まずはその視点からスタートしました。
1秒、1分、1時間、1日、1週間、1か月、1年、10年・・・。1秒、1分はさすがにそんな速度で回っていたらせわしない。
1時間、1日はほぼ今の時計。1週間、1ヶ月、1年、10年あたりは、その単位で直感的な時間把握が出来るとなんか新しい気づきがあるかも。
そんなことを色々と考えながらも1ヶ月や1年には、欠点がありました。それは、1ヶ月の日数が一定ではないこと、同じく1年もうるう年があることで一定ではないこと。
一つの規則で表現することができないこれらの時間単位を汎用的でシンプルなアナログ時計にすることは難しく、その役割はカレンダーで担えると考え、「1週間」という単位に活路を見出しました。
1週間は、短くて、長い。
だらだらとしていたら、あっという間に過ぎてしまうこともあれば、楽しみな日まで、まだかなまだかなと待ち望んでいると一日一日が長くも感じることもあります。だからこそ、この「1週間」の日々の過ごし方、数え方次第で、1日という時間の価値が変わるのではないかと考えました。
一日一日をしっかりと意識しないと、何となく惰性で過ごしてしまい、曜日感覚さえ薄れてしまいます。
一方で、今日は何曜日なのか、今日は大切な日まで残り何日なのかということを日々意識することで、今日やっておかなければいけないことに気が付いたり、楽しみなことが控えているウキウキした気分から、誰かにちょっと優しくなれたり、勉強や仕事が踏ん張れたりしませんか。
1週間という単位は、そのように日々の行動に直結する時間単位であり、意識するにはちょうど良い時間感覚なのだと考えました。
こうして、1週間で1周する時計というアイデアに決定し、具体的な意匠デザインを進めていくことになりました。
次回は、具体的な上記のアイデアをどのようにして現在の形に落とし込んでいったのかをご紹介いたします。