【 あと、何日。 】
あなただけの7日間を刻み続け、
意識と行動を変えるきっかけとなる週時計

「あと、何日。」のアイデアが生まれるまで ①

「あと、何日。」のご支援誠にありがとうございます。決して必需品ではないこの時計に対して、コンセプトにご共感いただきましたこと大変嬉しく思います!

 

これから、こちらの「活動報告」では、この時計が生まれた背景や製造の様子を随時ご報告していけたらと思っておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです。

 

 

~「あと、何日。」のアイデアが生まれるまで~

「あと、何日。」は、もともとsorekaraブランドとしての商品化を前提にアイデアを出したものではありませんでした。実はこちらの商品は、「コクヨデザインアワード2022」というプロダクトデザインのコンペティションに応募し、1,031点(国内555点、海外476点)の作品の中から一次審査を通過したファイナリスト10点に選出頂いた作品で、そのコンペティションの「UNLERNING」というテーマに沿ってアイデアを出して生まれたものでした。

 

「UNLERNING」は誰も信じて疑ってこなかった真実にもう一度フォーカスして、モノとデザインの関係性を再構築しよう、というもの。

時計に限らずいくつかのアイデアを出していく中で、注目した視点の一つが、「時計は12時間で一周する」という、当たり前すぎて普段疑わなかった事実。24時間ではなく、12時間。そもそも時間の単位はなぜ12という半端な数字で単位が構成されているのか。当たり前と言えば当り前、でも、誰かが作ったこのルールには、もしかしたら再構築する余地があるのではないか。そこがこの時計の原点でした。

 

また、時計に関して色々と考察している中で、デジタル時計とアナログ時計それぞれに対する意識の違いに気が付きました。デジタル時計は、その時の時刻が数字として表示される。だからこそ、「今が何時なのか」という事実を明確に把握する。一方アナログ時計は針の位置を空間的に把握し、「今が何時なのか」を把握するのと同時に、直感的にその人が基準に置いている時間まで「あと、どれくらいなのか」を意識していることに気づきました。学生の頃、授業中に教室に掛かるあのシンプルなアナログ時計を見ながら、「あぁ、昼休みまでまだあと25分かぁ。早く終わらないかなぁ」なんて思った記憶はありませんか(笑)?そう、アナログ時計にはこの「あと、○○」という直感的な感覚があるのです。

 

この、「時計の単位を疑ってみること」と「アナログ時計で無意識に意識していた感覚」がヒントになって生れたのが、一週間で一周まわり、大切な日まであと何日なのかを数えることで意識と行動に変化が生まれる時計「あと、何日。」なのでした。

 

次回はこのアイデアを具体的にする過程をご紹介いたします!

2023/12/09 13:19