音楽を中心とした、ジャンル横断的プロデューサー、そして作詞家・ボカロP・フィールドワーカーとして活動しています。
育った環境の中での虐待により、失語および乞音(どもり)を患ったため、本音の感覚と言葉を失った過去があります。
この度僕は、人生で初めてSF小説を書きました。これは20年前にアイディアが浮かび、ずっと気になりながらも他のことにかまけて放置していたものです。これをようやく書き上げたことは、本当の人生の扉を開くほどの大きな経験です。
この小説を世界中に伝えたいと心から思いました。そして、皆さんにも「なんらかの理由で行動に移せなかった自己表現」を思い出し一歩踏み出すきっかけになったら嬉しい、というのが、まず第一の僕の想いです。まずは日本での発信(当クラファン)と、あるご縁がきっかけでフランスでの発信準備を進めています。
でもそれと同時に、壁にぶち当たりました。僕は吃音(どもり)の経験から「声」を失ったままだったのです。今まさに、声を取り戻すプロセスの真っ只中にいます。僕の場合は実際に「声」が出ませんでしたが、「本音を言えない」という意味で本当の声を失っている方も多いのではないでしょうか。
僕がもがきながら世界発信していくその姿をそのまま皆さんに見て頂き、一緒に「失った声(本音)を取り戻し自己表現していく」きっかけにして頂けたら嬉しいというのが、第二の想いです。
そしてさらに、その先の想いがあります。自己表現を取り戻すことは「ひとり一人の尊厳を取り戻すこと」「奪われた安心感を取り戻すこと」です。それは世界を変えるほどのパワーを持っていると思っています。自己表現がなかなかできずに苦しんだ僕だからこそ、これに気づけたのだと思います。これが僕の3つ目の願いです。
<もくじ>
第一部:プロジェクトの全体像
第二部:プロジェクト誕生にまつわるストーリー
①小説を世界中の人に読んでほしい(まずは日本とフランスから世界中に広げていきたい)
②皆さんも「なんらかの理由で行動に移せなかった自己表現」や「過去の経験から失ってしまった声」を取り戻し行動に移してみてほしい。そのきっかけを作りたい。
③自己表現を取り戻すことで「ひとり一人の尊厳」と「奪われた安心感」を取り戻したい
そのために、「ブルールネッサンスムーブメント」を広めていきます。
「自己表現によってひとり一人の価値や尊厳を再生、蘇生する文化運動」のことなのですが、もう少しイメージしやすく説明しますね。
SF小説「Blue Renaissance(ブルールネッサンス)」にも、あるきっかけで表現ができなくなってしまった登場人物が声を取り戻すストーリーがあります。
またこの小説を書き上げたこと自体が、20年もの間他のことにかまけて、また才能がないから無理だと諦めていた僕の自己表現です。
この小説がひとつのきっかけになり、
「やめてしまっていた音楽活動をもう一度やろう」
「年齢を気にせず、いまから○○をはじめてみよう」
「まずは自分のことを喋ってみようかな」
など、
一人一人が自分を表現してみたくなる、
その人を見て誰かが、心を動かされ、自分も表現したいと行動を始める。
そんな連鎖が起こっていく。
そして表現する人同士、お互いの表現をリスペクトしながら対等に繋がり合っていく。
そんなムーブメントをイメージしています。
人にはチャクラと呼ばれる精神的な7つの中枢があるとされており、青というのは「喉のチャクラ」で、自分の真実を表現した時に青い光線を放つと言われています。
地球に1番多くあるのも青色。海の青、空の青、水の青。
そんな限りない自由をイメージさせる青をブルーをシンボルカラーにしました。
ルネッサンスは、14世紀にイタリアで始まり西欧各国に広まった文化運動です。
神などを頂点とするピラミッド型の「一極支配」に対して、温かみある「人間中心」へと転換を図るために沸き起こりました。原罪を破った者たちの地獄絵巻など神中心の表現から、笑顔の母親と子供たち、微笑む女性など、より人間的な表現がルネッサンスで芽生えたのです。
現代社会も、幸せ↔︎不幸のモノサシは宗教や国家や貨幣(経済)などの権力に決められており、【一極世界】の状態と言えます。
幸せ↔︎不幸のモノサシをひとりひとりが決める【多極世界】に転換していくために、21世紀における第二の文化復興運動との位置づけでブルールネッサンスを提唱しています。
多極世界が花開いた縄文文化や江戸文化、八百万の世界観に基づく日本文化の原点回帰の意味を込め、日本発ルネッサンスをとおして新しい世界と個人の尊厳復興に貢献したいと考えています。ひとりひとりの個の尊厳が豊かさの源になるルネッサンス運動を日本から世界に広げたいと思っています。
良い大学を出て良い会社に就職することが幸せ、お金をたくさん稼ぐことが幸せ、有名になることが幸せ、家庭を持つことが幸せなど、社会で決められた幸せの基準が存在し、その基準に則って社会に貢献できるのが「価値ある人間」であるとされています。そうなるために「足りない自分」を補うべく努力をし続けなければならないと思い込まされているのが今の社会です。僕はそれを「洗脳」と捉えています。
というのは、僕は昔ある人を、昨今話題の某新興宗教および有名なネットワークビジネスから抜けさせた経験があります。それはそれは大変な戦いでしたが、その経験から得た体感として、それらのいわゆる「洗脳」と今の社会の構図がとてもよく似ていると感じるのです。
社会は、楽しいことをするのは後回しで世の中に貢献しろ、奉仕しろと、個人の楽しみや喜びを封印しようとします。金が先だ。全体を乱すな。その目的は支配したいからです。
それに対して、人や社会からどう思われるかではなく、自分の内側から湧き起こる「楽しい」「好き」を追求して、自分の中に備わっているオリジナリティをただ外に出す(=表現)していく。これがその人の真の価値であり、アイデンティティです。誰もが既に今この状態で必要なすべてを持っています。何かを追加する必要はないし、ただ内にあるものを出すだけでいいのです。
ひとり一人が自分のオリジナリティを表現したもの、それがすなわち「文化」であり、今の世の中では「余裕があったらやればよい」という位置づけにされているもの。実はこれが一番大切なものであるという考えを元に文化運動を起こそうとしています。「文化」というと高尚で非日常的なものと思われがちですが、必ずしもそうではありません。むしろ日常的で等身大のものこそが文化です。
ひとり一人が自分に備わっている価値を認めてそれを表現して生きると「決める」だけで、洗脳は解け始め社会は変わっていきます。自分を生きる人のことは支配できず、支配される人がいなくなれば世の中を支配できないからです。だから今、ムーブメントを起こしたい。究極まで洗脳が進み個人の尊厳を剥奪された今だからこそ。この状況から一気に世界を変える、柔道に例えたら合わせ技一本ではなく「一本勝ち」を決めるのが、このムーブメントだと思っています。
ただし、世界を変えるために自己表現をするのではありません。それではこれまでの意識と変わりません。自己表現はあくまでも無意味、無目的で、純粋に自分の中の「楽しい」「好き」を外側に表す(=表現する)だけです。結果として、必然的に世界が変わるのです。
また、みんなで手を繋いで一斉にやるものでもありません。多数決で意見が決まるというのも民主主義という名のもとの洗脳です。自己表現は、あくまでも「個」の世界です。ですからこのクラウドファンディングも、「僕の船にみんなで乗って船出しましょう!」ではなく、「みんなひとり一人、ひとり乗りの舟に乗って自分という島目指して船出しましょう」と呼びかけています。
『ブルールネッサンスムーブメントのホームページを立ち上げます』
『みんなの自己表現を集めてパリのジャパンエクスポに一緒に持っていきます』
大変嬉しいことに、今回のクラファンを見て実際に自己表現を始められる方が少しずつですが増えてきています。
セラピストが書で表現する「青」。
海と鷹と空を組紐でカタチづくる男性。
超短編小説を書いた音楽家。
ストール染めで表現する新しい世界に歓喜する旦那の奴隷だった主婦。
また、プロジェクトの起爆の呼び水になるように、 現金書留で支援くださる方など。
それらの作品を一覧で表示できるサイトを近日中に立ち上げます。
また、小説「Blue Renaissance」と、その小説から生まれたバーチャル兄妹ボーカルDuo「風花&隼人」を、2024年7月にパリで開催される「ジャパンエクスポ」に出展します(ブース&ステージ)。
昨日出展料を支払い正式に確定しました。 実は今年のはじめに、今年2023年夏開催のジャパンエクスポに出展を試みたものの、とても高いハードルでこれからでは無理だということがわかり断念、再度チャレンジした結果なんとか来年の出展枠を掴み取るができました!
せっかくなので、自分たちの出展だけではなく、今回ブルールネッサンスムーブメントに参加してくれた皆さんの自己表現を一緒にフランスに持って行って、私たちの「ブルールネッサンスブース」に出展したいと思います。
具体的には、テレビモニター(今のところ14.1インチ程度を想定)にみなさんの作品(お一人30秒)を映し出して、4日間フルに流します。歌、ダンス、絵画、小説、写真、工作、染物、書、語り、体を使った遊びなどなど、内容は自由です。皆さんの一番「楽しい」「大好き」をお寄せください。
フランスパリのジャパンエキスポは世界中で行われるジャパンエキスポの中でも最大です。4日間の開催期間で日本文化を敬愛するフランス人たちが25万人訪れます。ぜひあなただけのオリジナル作品を世界に発信していきましょう。
◯ホームページ立ち上げ資金
◯小説出版準備資金
◯フランスジャパンエキスポ出展準備資金
◯風花&隼人ライブ準備資金
そういう文化運動であれば別にクラウドファンディングじゃなくてもいいのではないか?と思われる方も多いと思いますが、僕はクラウドファンディングでないと実現できないと思っているので、その理由を説明します。
ただしこれを説明するには、
現在のお金の概念をまずは壊すところから始まり、
世界のお金の仕組みの大変化を知って頂き(今まさに変化の真っ最中です)
クラウドファンディングという仕組みの本当の意味を理解して頂く
というステップを踏む必要があります。
これは、なぜ自己表現が「奪われた安心感を取り戻す」ことに繋がるのかの説明にもなります。長くなりますが分かりやすくまとめましたので、ぜひご一読ください。
★動画で解説したものはこちら
https://youtube.com/live/nTauOO_gQ80
《お金は稼ぐものから創造するものへ》
今までお金というものは当たり前に存在し、お金がないと食べられなくて死んでしまう、という思い込みを持ってきた人がほとんどかもしれません。
お金は自分の時間と労働力を提供して対価として賃金として得るもの、、または物やサービスを売りプロフィット(利益)を得るもの。
このような能力があるものを「優秀」だとする考え方に洗脳されて思い込まされきたのだと思っています。
お金は稼ぐものではなく創造するもの「クリエイティングマネー」という概念を教えてくれたのが津留晃一さんでした。
僕が20代の頃でした。
《豊かさの本質》
お金を上手く稼ぎ沢山の資産に恵まれることが豊かさではなく、元々、自分自身に内在する豊かさを循環させることで拡大するものが本当の豊かさです。
豊かさは誰にも内在しています。
才能、資質、個性、あらゆるものが豊かさの種です。
人は生まれながらに豊かです。
《日本人は豊かさの血脈がある》
縄文時代のように日本人はお金がなくても豊かな時代を数万年も築き上げ、高度な文明を謳歌していました。その間に利権や国家や絶対的な権力者が生まれていません。
その後大陸文化が入ってきて弥生時代になり現在に至るわけですが、その歴史の中でも何度か揺り戻しがありました。室町時代や江戸時代などやはりその血脈が花開き、個性が大切にされる文化が生まれました。
《現在のお金の怖さ》
現在、お金は豊かさを循環させるためではなく、
人々を奴隷として支配するための道具として扱われています。労働、雇用関係、縦社会と言われる常識やモラル…それはお金により人を奴隷のように隷属させる武器として使われてきました。
お金がなくなると惨め。
お金がないと生きられない。
お金がないと死ぬしかない。
そんな思い込みで意図的に安心感を奪われ、
支配に隷属するしかないと盲目的に生きてきた私たちでした。
《今までのお金の仕組み》
アメリカ準備銀行(FRB)は民間組織ですがドルを刷り増す特権を持っています。国家ではなく個人の集まりです。このFRBが中心部になりドルは世界の基軸通貨になって来ました。
そしてドルを基軸として、世界各国の中央銀行が紙幣を発行しています。
これがお金による世界支配の心臓部です。
何度か数人のアメリカ大統領がFRBを国家に統合しようとしましたがその度、暗殺や失脚させられて来ました。
世界の石油取引の90%がドルで決済される世界的なルールが作られました。(日本ではオイルマネーとよく言われますが欧米ではこれをペトロダラーと呼びます。ペトロは石油の意)
これに歯向かうとアメリカ軍に潰されたり、暗殺されて来ました。あらゆる国がグローバル企業に乗っ取られていきました。
《BRICSの台頭》
こうしたアメリカ一極支配に対抗して、
ロシア、中国、インド、南アフリカ、ブラジル
が中心になり対等な国家間ネットワークが急拡大しています。
8月下旬に南アフリカ、ヨハネスブルクで開催されたBRICSサミットではエジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、それにアルゼンチンが、2024年1月1日から正式に加盟することになりました。
これにより、BRICS加盟国は世界の人口の46%を占めほぼ世界の半数になりました!(ちなみにG7は12.5%)
そしてさらにBRICSは石油産出量の80%を占めることになり、世界の石油取引の90%がドル(ペトロダラー)で行われていましたがそうでなくなり石油取引でドルが締め出されることが決定的になりました。
FRBが作り出してきたドル信用の失墜です。ドルは世界の基軸通貨ではなくなりUSアメリカは近い未来、崩壊すると多くの専門家が警鐘を鳴らしています。
《資本の萎縮循環》
FRBやUSアメリカが崩壊するとどうなるか?
資本の萎縮循環の引き金になると思います。
産業革命以来約250年に渡り資本主義のもと皆で生産力を伸ばし続けてきた結果、
成人全員が働かなくても
地球全体を賄える生産力が既に確保されています。
消費>生産
という時代から
消費<生産
になりました。
こうなると普通は
力学上、資本は消費レベルにまで
萎縮をはじめます。
なぜ今そうなっていないかというと、前述のように一民間企業であるFRBが無尽蔵にお金を刷り増しできていたからです。
その仕組みがなくなれば、資本はどんなに強大でも消滅するので、
これからは資本主義とは言えない時代になって行きます。
《新しい価値基準》
お金>個性
お金<個性
に変わると思います。
前述の通りアメリカ一極支配は無尽蔵にお金が刷り増しできることで成り立って来ました。そのパワーがなくなるとあらゆる産業で資本不足が生まれます。
世界中のアメリカ軍が撤退をはじめます。
戦争が消滅します。
あらゆる企業が大量の社員を雇用出来なくなり、
労使関係が消滅して、組織型からネットワーク型に移行します。
お金>個性
お金<個性
に変わると思います。
さらにお金は稼ぐものではなく、
個性を生かしクリエイト、創造するもの
に変わると思います。
自分の中に最初から備わっている個性からお金がクリエイトできるのですから、「お金がなくなったら死ぬ」という怖れはなくなり、絶対的な安心感を取り戻すことができます。
《クラウドファンディングの可能性》
ではどうやって個性からお金をクリエイトしていくのか?その一つの答えが、クラウドファンディングだと思っています。それを説明します。
アメリカ生まれのクラウドファンディング
はマーケティングツールとして新しい文化になりました。
映画も作られる前から応援という形で鑑賞券を購入できます。好きなバンドの新作を応援というカタチで先にCDを購入できます。
夢を打ち出すプロジェクトに応援といういうカタチで自分の夢を投影できます。
大量生産せずとも注文を先に取り、効率よく商品開発が進むのでいいアイデアの商品が実現しやすいのです。また、ひとつの商品やサービスを市場での反響を図るテストマーケティングにも有用です。
また個人ベースでも自分のアイデアをお金に換金する仕組みとして使えるのがクラウドファンディングです。
日本だと「寄付」に近い概念(がんばってるからお金を出してあげる)に捉えられがちですが、本来のクラウドファンディングはそうではないのです。
応援してほしい人と
応援したい人は同時発生して、
強弱や優劣や労使関係はありません。
アイデアがそのまま換金されて
クリエイティングマネー、
お金を創造する形に最も近いカタチです。
力がないと思われてきた「個人」もアイデア次第で
自分のイメージを大きく展開するマーケティングツールとして活用出来ます。
お金は稼ぐものから
創造するものへ変化しているこの時代。
みなさんも一度、経験したらいいものだと考えています。
クラウドファンディングは
新しい時代に向けて素晴らしい体験や体感をもたらしてくれるでしょう。
このページの文章そのものが僕の才能、資質、個性そして経験から生まれた僕のアイディアであり、僕の中に内在する豊かさの結晶であると考えていて、それを使ってお金を「創造する」アクションとしてクラウドファンディングを採用しています。
このアイディアが良いな、応援したいな、自分の夢も投影したいなと思った方は、ぜひ支援という形で参加して下さい。
そして、「自分に内在する豊かさでお金を創造するというアクション」がいいなと思った方は、ぜひご自身でもクラウドファンディングをやって、お金や共同創造の場をクリエイトしてみてください。
その動きが連鎖していけば「お金に支配される世の中」から「個人の豊かさが循環する世界」へと自然に移行していきます。
「何かに支配されている」という状態は、ある意味楽です。何も考えなくていいので。自由がない代わりに大きなリスクもないと考えてしまいます。
ですが、今のような時代の変わり目ではむしろそれはリスキーです。「お金による支配」は、前述の通り終結に向かっています。遅かれ早かれ、早ければ一年半以内に終結するでしょう。
その時あなたは、どうやって生きていきますか?
あなたの中のどんな豊かさを使って、お金を創造していきますか?
それを見つけるために、このクラウドファンディングを使って下さい。さまざまな形であなたの一歩を後押しするリターンが揃っています。ピンと来たものを選んでみてください。それがそのまま、支援になります。
★動画で解説したものはこちら。より理解が深まると思います。
https://youtube.com/live/nTauOO_gQ80
< もくじ >
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今回のクラウドファンディングは、
僕が20年前に書くのを諦めたSF小説「Blue Renaissance(ブルールネサンス)」 を完成させたことがきっかけとなっています。
プロットと呼ばれる小説の骨組みが出来たのは、30代の頃。
しかし、
そこからいろんなことを理由に、ずっと後回しにしていました。
プロットを書いてから
3年、5年、10年、、
どんなに時が経っても小説の存在を忘れたことはなく、
ずっと心のどこかに在り続け….
しかし今回、
様々なことが重なり、
結果的に60,000字弱のSF小説を書き上げることができました。
そうしたら、
その先にはとんでもないことが待っていました。
なんと、小説の主人公の生き写しのような女性が、僕の目の前に現れたのです….
この話は後ほど改めてご紹介しますね。
僕はせっかくSF小説のプロットをつくったのに、
そこから20年も寝かせてしまいました。
主に4つのことを理由に、後回しにしていたと思います。
この4つ(少なくともどれか1つ)は
人間が「やりたいことから離れるときに理由にすること」なのではないかと思っています。
やらなければいけないことが少ない学生時代から
就職や、結婚(女性だったら出産)、子育て、親の介護など、
ライフステージの変化によって
目の前のやるべきことも増えたり変わったりします。
「就職を機にバンド活動をやめた」
「結婚してから絵を描くことをしなくなった」
そういうことは、多いのではないかと思います。
でも、人間が表現活動を止めてしまうのは実に勿体ない。
本当はあってはならないことだと、僕は思うのです。
その理由は、
僕自身が、失語および乞音(どもり)から始まり、
望まない結婚、蒸発、不倫、育児放棄、社会放棄、共依存などを経験し、
「自分は無能だ」と思い続けていたところから
自分の人生を取り戻せたのは
“表現”の力を信じ続けてきたから。
そして、その時々でやれる表現活動を全力でやってきたからです。
20年間も寝かし続けたSF小説を完成させることができたのは、なぜか?
それは様々な人が僕を変えてくれたり、影響を与えてくれたからです。
みんなそれぞれのかたちで、“表現”をしていました。
お礼も兼ねて本当は一人一人お名前を書きたいところですが、ここでは特にご紹介したい3人を。
<1人目>
40才過ぎるまで主婦に埋没していたけれど、ある時、自分は本当は音楽をしたかったと気づいてしまい、音楽家、作曲家として爆走がはじまった女性。3年前から、僕と一緒に “歌う自叙伝” こと「レガシーソング®︎」という、一般の方を対象としたプログラムも行なっている。これは「自分が詰まったマイソング」の制作および、それをステージの真ん中で歌い上げるところまでをトータルサポートする新しい楽曲提供サービス。
星園祐子
<2人目>
出会った頃は、SNSが苦手で、目立つことや顔出しを毛嫌いしていた会社員だったのに、ここ2~3年でSNSでの自己表現の面白さと奥深さに開眼した女性。音声配信stand.fmとライブ配信17ライブ(旧イチナナ )で自分をさらけ出す練習をした彼女は、気づけば “言語化の研究者” として本を出し、今では人々の眠っている自己表現欲求の発露を優しく導く「自己表現の扉の天使」になっていた。(←ちなみにこれは僕が命名したキャッチコピー笑)
まどろみ ひるね
<3人目>
Facebookのとあるグル一プで、アメリカの政治について自分の意見をビシバシ語っていた女性。友達申請してみると「米軍関連施設で働いているので自分の意見は抑制しています。あまり意味のない投稿をしていますがそれでもよければ」ということで友達を承認してくれた。彼女はアメリカ暮らしの経験から英語力を生かし米軍関連の仕事をしている傍らで、独特な感性の写真をFacebook に上げていて、その写真とともにオリジナリティ豊かなキャラクターは日本人としては珍しいとても明るい光を発していた。僕は人生で初めて「この人に会ってみたい」という理由だけで、軽キャンピングカーを購入し、今年長崎まで会いにいった。
Micchi Jay
僕に影響を与えてくれた人のことは、Facebookや活動報告ページでも順番に紹介していきたいと思っています。
皆に共通にするのは、
「自分を表現するように生きている」ということに加えて、
「すべてを自分一人でやろうとせず、“他力力”や“便乗力”を持っている」ということです。
この世界には、結果的に双方がwin-winになる、他力や便乗が存在します。
僕はそれを、“美しい他力力”や“美しい便乗力”と読んでいます。
この話も、また別の機会にゆっくり皆さんと語り合いたいテーマです。
今回のSF小説「Blue Renaissance」は、若き2人のアーティスト、風花と隼人が主人公。一極世界(=支配的概念が存在する世界)から多極世界へと変化する時代を冒険する主人公たちを描く近未来SF小説です。舞台は今から9年後2032年、横須賀のとある「地下シェルター」。兄の隼人(シンガーソングライターだが事情があり歌えなくなってしまっている)を見つめる妹の風花の目をとおして暗い地下世界で物語が進んでいきます。
小説を書き上げた1ヶ月半前。
たまたま親しい知人からある方をご紹介していただきました。
その方は辻口陽子さんと言って横須賀生まれ横須賀育ち。
あれ?
小説の主人公の風花と隼人と同じ横須賀生まれ、横須賀育ちです。
陽子さんは2歳から18歳まで児童養護施設(孤児院)で育ったそうです。
あれれ?
風花と隼人もある事件に巻き込まれて、両親を亡くしています。
また陽子さんは4歳上のお兄さんがいるそうです。
あれれれ?
風花と隼人は4歳違いの兄妹です。
見事な一致です。
みなさんは両親に育てられない兄妹のことを不幸だと思いますか?
辻口陽子さんは自分のそういった境遇をどう考えているのでしょうか?
幸せと不幸の条件というものが決められていた時代にはこれこれの条件に当てはまっていないのであなたは不幸です。あなたはお金がある家に生まれたので幸せです。あなたは学歴があるので幸せです。
などなどの様々な条件付けがあり、一極世界では宗教や国家や社会がそれを決めていました。
今からの未来は多極世界で、幸せと不幸の定義や条件は自分で決める、そんな時代だと思います。
彼女もまさに、自分の体験を生かした活動を大きく展開していくタイミングでした。
陽子さんからのお誘いで、彼女がお世話になった児童養護施設(春光学園)の子供たちとの交流イベントに行かせていただきました。
陽子さんはこども達に向かって
「大きな夢を持たなくてもいい、勉強しなくても好きなことを伸ばしたら絶対、生きていける!」
と強く語りかけていました。
またご自身も
「自分が不幸だなんて思う必要もなく、沢山の人に会えて、かまってもらえて幸せだった」
とおっしゃっています。
今までの不幸の条件は国や社会や宗教などが勝手に決めた基準であり、ひとりひとりに必ず当てはまるようなものではないようです。
陽子さんはそのことを伝えるために全国の児童養護学校で講演やお話会をしたいと考えているそうです。
・全国の児童養護施設で辻口陽子さんお話会と風花&隼人ライブの訪問プロジェクト
・辻口陽子さんの講演(お話会)と風花&隼人のライブのコラボレーションプロジェクトを各地で
・オンラインで辻口陽子さん×篠原雅弥のトークプロジェクトを展開
・辻口陽子さんの書籍出版のサポート
【これまで】
・舞台役者(24才~32才)
・バンドのキーボーディスト(23才~28才)
・作詞家 50作品
・自分の人生を描いた曲を歌う(「どれくらいの思いなら」)
【最近~今】
・20年前に構想した近未来SF小説「Blue Renaissance」を書き上げ出版準備中【詳細は第二部の1,参照】
・小説の主人公をバーチャル兄妹ボーカルDuoとして生み出した
・ボカロPとしてオリジナル曲発信
・Facebookとnoteで毎日発信(2023年1月~)
・吃音を乗り越えラジオ発信を始めた(2023年9月〜)
・本クラウドファンディングを立ち上げた
小説「Blue Renaissance」には、ある強烈な出来事で歌えなくなってしまったシンガーが声を取り戻していく物語のスジがあります。
僕自身も、いろいろな辛い経験から「しゃべる声」を失っていたので、非常に重なる部分があります。
ここに、僕が声を取り戻していくストーリーを書きたいと思います。これは今もまだ継続中のストーリーです。
僕は2歳の頃、親戚に預けられた際に左利きを治せとビシバシ叩かれて虐待され、家に帰った時には目を白黒させていたそうで、それがきっかけで吃音(どもり)を患いました。
小学生時代、国語の授業で音読させられるのが恐怖で、「喉が固まって声が出なくなり女の子から笑われる」というイメージは今でもハッキリと残っています。夏休みには吃音を治すための教室に通わされ、夏休みなのに遊べず、ますます吃音はひどくなりました。
大学を卒業し、それまでの鬱積した表現の渇望を吐き出し、吃りを治すのためにバンドや芝居など表現活動に取り組んでみたのですが、それがまたあまりにも厳しすぎる世界だったのでさらにトラウマが増す始末。そして僕は「人をプロデュースする」という裏方に回ることで、自分を表現することから逃げてきました。
また、25歳の頃から10年間、知的生命体(平たく言うと宇宙人?)とコンタクトをするという不思議な経験をしているのですが、4つ年上の兄貴にそれを話してドン引きされ絶縁状態になりました。まさやは狂った。家にも近づけるな!と言われ、30年近く連絡を取り合いませんでした。
この経験から、「本当ことを言ってもどうせ理解されないし、狂ったと思われて人が離れていく」と思い込み、ますます本音を話さなくなりました。
両親から新聞配達をしろと強要され、やりたくないと言葉で言えないので、5年間雨の日も雪の日も新聞配達を続けました。そんなある日、言葉で言えない分、脳梗塞になってイヤな気持ちを伝えることに成功した経験もあります。
そして昨年夏頃、遂に鬱になりました。僕は鬱を解消するためにすべての仕事、労働を辞めました。やりたいことだけをやると固く心に決めました。キャンピングカーを買って大好きなフィールドワークに出ました。長野から佐世保までの往復45日間の旅でした。
そうしたら体中に楽しさや喜びが溢れてきて長年の吃音が緩んできて、楽になってきたんです。これでいいのだ!!という感覚。心の余裕が出来て、楽しさも、幸せ感も、豊かさも感じるようになりました。
社会や家族から求められる
仕事をするべき、
労働をするべき、
成果をあげるべき、
学ぶべき、
努力するべき、
それらから解放された時、
ありのままの遊びたいだけの、遊ぶだけの自分。
これが自分の本質だと気づきました。
自分じゃない自分を生きることが、
もはや出来なくなりました。
そしてその後も好きなことだけをするようにしながら、20年越しで小説を書き上げ自分を表現し始めたら、兄が突然目の前に現れて、あっさりと和解しました。ほんの一ヶ月ほど前の話です。
またこのクラファンスタートとほぼ同時に、「人生トータルでしゃべり足りない!」と感じたためStand.fmという音声配信アプリでラジオを始めてみたものの、まだ残っていました!「一人でしゃべろうとすると、喉が固まって声がまったく出なくなる」という現象。
しかしこれも、ライブ配信という形で皆さんにコメントで応援してもらったら、意外とあっさりと克服できるようになりました。
声が良い、説明もわかりやすいなど意外にも好評で自分でもびっくりしていますが、だんだん受け止められるようになってきています。
そして最後の砦というか、最も苦手なものが「人との会話の中で自分の本音を言う」ということだとわかってきました。
特に、相手が自分のことをよく知らない、もしくはあまりよく思っていない「アウェイ」な状態の時、またそうでなくても「答えを急かされる」と、頭の中が霧で真っ白になって自分の本音がわからなくなり、なんとかその場を取り繕ってしまう癖を発見したり。
また、「どうせ理解されないだろう(狂ってると思われるかも)と思って、本音を言わない癖」もまだあり、この辺りを今まさにシュミレーション、トレーニングしているところです。
僕に必要だったもの。
それは喜び、豊かさの感覚、そしてなにより安心感だということがわかりました。
これまでの経験は、表現というものの大切さを体感するために必要なものだったし、今は本気で僕のことをわかってくれる人たちもいる。あとはいろいろ慣れること、それだけかな、と思っています。
自分にも人にも厳しさはいらないです。
吃りを患い1番よかったことは
そのことが心底、腑に落ちたことです。
自分を労わり、優しくしながら自分を自由に解放して自然体をゆっくり取り戻すだけですね。
■来年2024年フランス パリで開催されるジャパンエキスポに参加。
そこで小説や小説の中の主人公の音楽を発信していきます。
ちなみに、SF小説「Blue Renaissance」の主人公の2人は、小説の中だけでなく、リアルの世界で、アニメやボカロといった日本発祥のサブカルチャーと組み合わせて活躍するアーティストの一面を持っています。
小説の中だけでなく、現実世界(リアルとオンライン)でも、国内外で人気のアーティストになるようプロデュースしていきます。
■日仏出版プロジェクト
SF小説「Blue Renaissance」をフランスでも出版できるよう話を動かしています。今作だけでなく、ブルールネッサンスムーブメントに親和性のあるような本を、日仏で出版できるようなネットワークを構築中。
日本の本をフランスへ、フランスの本を日本へ。
■ブルールネッサンスムーブメントの公式HPの立ち上げ
ブルールネッサンスムーブメントを広めていくために、公式HPを立ち上げます。
まずは英語やフランス語でも読めるサイトを目指し、対応言語を増やしていきたいと考えています。
■小説のアニメ化準備
小説がアニメ映画になるとより広くブルールネッサンスムーブメントが世界に広がる可能性が開きます。少しづつその準備をしていきます。
長い文章にも関わらず、ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。
このクラウドファンディングのページを読んでもらうことは、言うなれば、
ブルールネッサンスムーブメント<vol.0>のような位置づけです。
このクラウドファンディングページを一人でも多くの人に読んでもらい、少しでも読んだ人の行動に変化を与えられたら、それは、ブルールネッサンスムーブメントが最高のかたちでスタートを切れたと言えます。
僕がまず目指しているのは、そこです。
これが出来れば、必然的にクラウドファンディングは成功(=目標金額も達成)すると確信しています。
もしあなたが、
ここに書かれていることに何か少しでも心が動くものがあったり、
「あの人にも読んでもらいたい」と思ったら、
ぜひその方にDMでリンクを送ってください。
SNSでシェアしてください。
もうそれは、ブルールネッサンスムーブメントです。
このページを読んだことで、あなたが自ら何かをしたくなり、実際に行動に移したら、それはもう、あなたの独自の表現活動と言えるのです。
行動は、表明であり、表現です。
なぜ、心が動いたのでしょう?
どこに、心が動いたのでしょう?
それも考えてみると、きっとあなたにとって必要な何かが見えてきたり、未来に繋がると思います。
このプロジェクトを、ただ読んで終わりにせず、あなたの人生に活かしてください。
「貴方の中のブルールネッサンス」を見つけて、まずはそれを表現してみてくださいね。どんな小さなことでも大丈夫です。
それはきっとあなたの本当の価値と尊厳を取り戻し、本当の意味で豊かな人生を楽しむきっかけとなります。
それが誰かに伝わった時、きっと格別な感情を感じるでしょう。
篠原雅弥
Shinohara Masaya
プロデューサー・作詞家・MIX師
音楽を中心とした、ジャンル横断的プロデューサー・作詞家 。音楽アーティストやイベントのプロデュース歴20年。売り先ありきで型にはめるのではなく、アーティスト本人が生まれながらに持つ資質や魂の目的を掘り起こし、その人オリジナルの世界観を共に創造していくプロデューススタイルが特徴。現 在ではアーティスト以外の方へのプロデュースセッションも人気。またクラウドファンディングコンサルタントの資格を有し合計 1,500 万円以上の成功実績を持つ。
幼少期に親戚からの虐待や、家族から「お前は才能がない」と言われ続けたことで自分を表現することに大きな恐れがあったが、大学卒業後、封印してきた表現活動(ロックバンド、劇団など)を始める。しかしその後、自分なら ではの表現を追求したいという気持ちを抱きつつも、表現者としてセンター に立つよりも裏方の道を選ぶ。
1998年から、バイオリン奏者、手回しオルゴールシンガー、弾き語りシン ガーソングライターなど、多種多様な女性アーティストのプロデュースに携わる。プロデュースしたイベントも多数。作詞家としても石田桃子(俳優石田純 一の姉)、葦木啓夏(美咲)など の作品を多数手がける。2022年、活動20周年を 機に制作したアルバム「Oh, Baby Blue/星園祐子」では全曲作詞を担当し、作 詞家(表現者)としての活動に再び目覚める。
同じく2022年より、アニメ/ゲーム分野で活躍している息子Kuuとの協業をとおして、アニメ、音声合成音楽(ボカロ)に表現領域を広げ、作曲家 星園祐子と組んだ合成音楽ユニット「Babyblue 」を始動。AIを導入したCeVIO AIと いう技術を使い、それまでになかった深い人間味がある合成音声作品が人気となる。
また音楽以外にも、SF小説「Blue Renaissance」を2023年秋に発表予定。小説の主人公の兄妹、隼人と風花を「バーチャル兄妹ボーカルDuo」としてプロデュースし、小説の世界から飛び出してライブ活動やパリジャパンエクスポへの出演などを模索中。将来的には小説のアニメ映画化を視野に入れ、クオリティの高いボカロ楽曲と小説・CG・アニメを組み合わせた総合エンターテイメント作品として、ヨーロッパをはじめとする世界への展開を目指している。
<ページ監修>
言語化の研究者:まどろみ ひるね