今回の配給を担当している会社の担当者に「上映映画館を広めることは難しいのですか」と聞いてみました。
膨大な宣伝費があれば、話は別ですが、最小限の費用でやりくりをする場合、上映映画館を選定してその日数や回数の交渉をすることは夢のようなことで、
映画館によっては上映日数が短い場所もあれば、1週間などには設定してくれるが1日1回の上映に留めるところもあるようです。
映画製作や配給という仕事に携わっていない私には少々ショックな情報でした。
映画は出来上がれば後は広く上映されるものだと思っていましたので。
しかし本当に資金が必要になるのは、映画が完成した後だったのです。日本だけではなく、世界でも資金不足などの理由によって映画完成後にお蔵入りになる映画が多くあり、その映画たちの無念な気持ちに改めて気が付きました。
また私のように、上映館を増やす内情を知らない、映画が大好きな人達がたくさんいるようで、その配給会社宛に下記のようなお問い合わせや連絡が来ることが多いそうです。
-「気が付いたときには映画が終わっていました!もう上映はしないんですか?」
-「もっと長くやってください」
-「私の町にも上映お願いします!」
「朽ちた手押し車」も5月3日の公開が新聞などに載っていることで、その上映を喜び、楽しみにしている人たちがたくさん増えてきて、とっても嬉しく思っています。反面、やはり上に書いたような見逃してしまった残念な気持ちを味わってほしくない、と「朽ちた手押し車」の上映館を増やしたい気持ちが改めて増しました。
すでに応援を頂いている皆様、また応援を検討中の皆様、一人でも多くの人に「朽ちた手押し車」の厳しい現状と、それを打開するためのこのプロジェクトの情報を広めていただけましたら非常にうれしいです。
皆様引き続き応援どうぞよろしくお願いします!
ヒバ・アリ・アーヴィン