真空管ハイブリッドアンプA-10SG TUBEやフルデジタルチューナーC-FT1000など、
妥協のない音質追求を信条とするコンクルージョンが、究極のスピーカーセレクターを完成させました!
スピーカーセレクターを使っているオーディオ・マニアは少なくないと思います。
しかし、それは必要に迫られやむなく、という方が多いのではないでしょうか。
もし使わなければいけないのなら、なるべく音の劣化は避けたいものです。
そこで真空管ハイブリッドアンプ・A-10SG TUBEやフルデジタルチューナー・C-FT1000を作ったコンクルージョンが、
並々ならぬこだわりを見せた究極のスピーカーセレクターを開発しました。
それがこのC-SS1です。
もともとこのC-SS1はプロの現場からの要望に応えて開発されたものです。
その現場とは、ハードオフオーディオサロン吉祥寺店です。
東京・吉祥寺という流行の先端を行く街にありながら、一歩店内に踏み入れるとそこはオーディオ・マニアにとってのパラダイス。
注目の新製品に加え、ハードオフ系列でも厳選された中古オーディオがところ狭しと展示されています。
もちろんその場で試聴も可能、なのですが、限られたスペースのため、アクティブになる機器は限られています。
そこでセレクターの登場なのですが、本来、機器の実力を発揮させるならセレクターはもちろん、余計なデバイスを挟むことなく直結するのが一番。
とはいえ、いちいちケーブルを繋ぎ変えるためにセッティングを変えることは、現実的に不可能。
ということで、C-AS1を使用し感心した宮澤康久店長がコンクルージョンに高音質スピーカーセレクターを提案。
マランツやNECで腕を振るったコンクルージョンのオーディオ部長、萩原由久氏がそれに応えて完成させたのがこのC-SS1なのです。
最大の特徴はプラス側とマイナス側、それぞれにリレーを用いたこと。
普及タイプのスピーカーセレクターは、切り替えをリレーではなくローターリーやプッシュ式の接点を使い、しかもマイナス側はアースに落としているものが一般的です。
「シンプルにできる(コストを安くできる)」「電源を必要としない」といった利点はあるものの音質面や安全面でのデメリットも多いのです。
もし手でスピーカーを繋ぎ替えるとき、マイナスもちゃんと繋ぎ変えますよね?
たとえばBTLアンプを使っていて、マイナス側がアースに落ちていたとしたら、バランスを取るためにプラス側に過電流が流れ、最悪の場合アンプの故障の原因になります。
スピーカーに流れる音楽の信号は、微小な信号から急な大信号(大電流)まで含まれています。
そのため大電流に対応したリレーが必要になるのですが、微細な表現を必要とする小信号には不向きです。
そこでC-SS1では大電流リレーと小信号リレーをパラレルに配置。
しかも小信号リレーは金接点を採用したクロスバー接点で、微小な信号もロスなく伝達します。
また安全を考え、大電流リレーが先にオンになってから小信号リレーが接続されるタイムディレイ制御が組み込まれています。こうすることで、小信号リレーに大電流が流れることを防いでいます。
もちろんオフは小信号リレーから切れるタイムディレイ制御を行います。
またターミナルの固定金具は非磁性体(真鍮製)を採用。信号によって磁場が発生するのを防いでいます。
さらにリスニングポジションから動かずにスピーカーを切り替えられるリモコンも付属。ベストポジションから手元で操作可能です。
接続できる機器はアンプ1系統×スピーカー3セット、またはアンプ3系統×スピーカー1組。2台組み合わせてアンプ3系統×スピーカー3組にすることも可能です。
また高品質を保証するために、コンクルージョンのセレクター・シリーズはすべて国内生産。
横浜にある社内の作業場で、熟練の職人によってすべて手作業で組み上げられています。
せっかく良い音を追求して組み上げられたシステムに、音質を著しく劣化させるセレクターを使うのはもう止めませんか。
C-SS1なら音の劣化を最低限に抑えつつ、快適なオーディオ・ライフが可能になります。
コンクルージョンではC-SS1同様に、プラス、マイナス、独立リレーを用いたラインセレクター、C-AS1シリーズもラインナップしています。(一般販売中)
ラインセレクターはスピーカーと違い大電流が流れる心配はありませんので、信号ロスがほぼない小信号用リレーのみを使用。
バランス接続モデルとアンバランス接続モデルをご用意しています。
もちろんアンバランス接続モデルもプラス側、マイナス側ともリレーで切り替わります。
いずれも2系統×3系統の6通りの接続が可能。C-SS1同様リモコンも付属しています。
今回はこのラインセレクターも購入できるプランもご用意しました。ぜひご検討ください。
入出力系統 | バナナプラグ対応スピーカーターミナル3系統+1系統 |
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切り替え方式 | リレー式 |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 5W |
外形寸法 | W430×H80×D250mm |
重量 | 4kg |
入出力系統 | RCAジャック ステレオ2系統・RCAジャック ステレオ3系統 |
切り替え方式 | リレー式 |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 3W |
外形寸法 |
W430×H60×D165mm |
重量 |
2.5kg |
入出力系統 | XLRプラグ ステレオ2系統・XLRジャック ステレオ3系統 |
切り替え方式 | リレー式 |
電源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 4W |
外形寸法 |
W430×H60×D165mm |
重量 |
2.5kg |
港北ネットワークサービスは、元々大手メーカーの開発サポートや研究を主な業務としてスタートした会社でした。マランツやNECでアンプの開発に携わり、あのA-10シリーズの開発に携わった萩原由久氏の加入により、オーディオ関連業務を手掛けるようになり、雑誌「ステレオ時代」とのコラボ・プロジェクトである、A-10のエッセンスを盛り込んだA-10SGや、その真空管ハイブリッドアンプ、A-10SG TUBEを製品化。さらにかつてサンスイでチューナー開発を手掛けた技術者により、自社ブランドのFMチューナーやミュージックバードのチューナーを開発・販売も行うようになりました。