皆さん、こんにちは。ノボル電機の猪奥です。
不器用なガジェット第二弾「業務用拡声器メーカーが地元大阪の工場と協力してつくった、スマートじゃないコンパクトオーディオ」のプロジェクトも、残り1カ月弱となりました。
商品開発の遅延巻き返しに忙殺され、活動報告が疎かになっていました。
久しぶりの活動報告は少し切り口を変えて、弊社のモノづくりについて紹介させていただきます。
わたしたちノボル電機のモノづくりは、「大量生産」と「一品特注モノ」の中間にある多品種少量生産の量産工場です。
今回は、多品種少量生産を支える工夫の一部で内製化の話としてシール製造について書いていきます。
拡声器には様々なシールが貼られています。商品名の表記はもちろん業務用で表示が求められる検査合格を表すもの、個体番号や製品仕様、注意喚起など、メガホン1台でも5種類程度のシールがあり、それらを全て外部で製造しています。
しかし、当社は多品種少量生産を行っているので品番が変わるとシールも変わり多種多様なシールが必要になり、種類と在庫が膨大になります。さらに一番の問題は調達に手間がかかることです。生産計画~手配(注文書の発行)~納品・検品等々、社外とのやり取りに対して時間がかかっていました。そこで、町工場の機動力を存分に発揮するためシール製造機を導入し1品ごとでも社内で作れるようにしました。
さらに内製化すると失敗しても自分たちでさっと作り治せるので、納期を遵守しながら機動的な生産を行うことができます。
シール製造機で作ったステッカー類は、今回のリターン商品でも個装箱の表記(バーコード)で利用予定です。
以上
株式会社ノボル電機
猪奥元基