『SPARKS』の音源、磨き上げ作業続けておりますが、今日はレコーディングから離れて、リターンの「オリジナルカード」のお話です。
ご支援してくださった方みなさまにお送りする、「オリジナルカード」作成に向け動き出しております!今回、リターンとして、まずはイラスト入りのカードを作りたいという考えが浮かびました。ただ簡単に印刷できるデジタルプリントではなく、「対話」をテーマにしているのだから、印刷も作ったときの感覚が伝わったり、手触りを感じてもらえるものにしたいと思い、活版印刷でカードを作ることにしました。僕も、活版印刷への知識は曖昧なので、まずは自分で活版印刷を体験しておこうと、先日ワークショップに参加してみたのでそのレポートをお送りします!
ワークショップでは活版印刷で、名刺を作ってみました。最初に、自分の名前などを紙に書いて、それを担当の方に枠に組んでいただきました。(見えますか?まずはSoichiです)
▲逆さにするので、組むのもテクニックが必要です。
そして、この中からローマ字を選んでいきます。
こんな具合に印刷機にセットして行きます。この写真では間違ってSoichi Muraiになってますが、その後きちんと直しました。(うっかり写真を撮り忘れました...)
そして、いざ印刷機へセット!
上部の丸いところ一面にインクが付いています。そして、その下の縦になっている部分に先ほどの文字組みがセットされています。そして手前のバーとくっついている板の部分に、印刷する紙がセットされています。まず手前のバーを引くと、2本のローラーが丸いところを通り、インクを吸着します。そしてバーをゆるめると、先ほどの文字組みにの所にローラーが下がってインクが付きます。これを2回ほど繰り返して、ぎゅっとバーを下ろすと、手前にセットした紙に、文字が印刷されるのです!
下までしっかりインクをつけて・・・
パタン!
工程はこれだけ、でも一枚一枚やるので、手間がかかりますね。押すと印刷される、という作業は、小さいころにやったプリントゴッコを思い出しました~。(あれは楽しかった...)
めでたくSoichi Muraji名刺、たくさん出来上がりました!
すごくシンプルなデザインですが、活版印刷ならではの”かすれ”や、凹凸がいいかんじで、文字がならんでいるだけで味わいが滲み出てきます。
今はいろんな便利な技術ができて、活版印刷もずいぶん減ってしまったようです。ですが、今またこんな手作りの味わいに惹かれて、活版印刷を使うアーティストさんが増えたり、活版印刷を広めようという活動も出てきてるみたいですね。
オリジナルカードも是非お楽しみに!!
村治奏一