「こんなに面白いリーグ、なんで今まで知らなかったんだろう?」
初めてFリーグを観戦した帰り道、私は本気で後悔をしました。
それから三カ月後、私はヨーロッパへと向かう飛行機の中にいました。2021年に開催されたフットサルワールドカップ リトアニア大会に行くためです。
「推し」が日本代表として戦う、最後の勇姿を見るために……!!
このプロジェクトでは、書籍“「推し」に押されてリトアニア”の先行販売を行います。書籍の販売だけではなく、特典がつくプランもありますので、是非ご覧ください!!
はじめまして、五十嵐メイです。
私は、サッカーを中心としたスポーツ関係のライターをしています。『サッカー旅を食べ尽くせ!すたすたぐるぐる○○編』を展開しているOWL magazineを通じてライターデビューをしました。
OWL magazineのテーマは旅とサッカーでしたが、実は私は旅がとても苦手です。旅の準備も下調べも、苦行に感じてしまいます。性格は人見知りで、フットワークが軽いとも言えず、見知らぬ土地に行くことはなるだけ避けようとします。
そんな私でも、応援しているクラブのユニフォームを身にまとうと、背中から羽根が生えたように、軽やかに旅をしてしまいます。
行く先々のスタジアムでの素敵な出会いと経験が、幸せに生きる今の私を作り上げてくれています。私にとって宝物のような場所。それがサッカースタジアムです。
サッカー旅って最高なんだよ!
これまで、サッカー観戦の魅力をより多くの人に伝えたいという想いと共に、物語を紡いできました。
そして、今回のテーマは「フットサルワールドカップ」です。
そう、今回はサッカーではなくフットサルです。旅の舞台は、バルト海に面した小さな国、リトアニア共和国です。
ーー“「推し」に押されてリトアニア”
本のタイトルは“「推し」に押されてリトアニア”に決まりました。旅が得意とは言えない私が、「推し」の晴れ舞台を見るために、日本を飛び出しました。そして、遠いリトアニアの地で繰り広げるすっとこどっこいな日々……。
クライペダ、ビリニュス、カウナス、トラカイ、シャウレイ。
お洒落な名前の都市を渡り歩き、苦労しながら辿り着いたアリーナでみたものは……。
この本は、スポーツ観戦を目的として旅をする「スポーツツーリズム」をテーマとしています。紀行文の一種ではありますが、より正確にいうと「スポーツ紀行文」という分野です。スポーツ観戦をするという目的があるので、自由に観光をしていく旅とは随分と違った文章になっています。
そしてこの本のテーマは、もう一つあります。それが「推し」です。AKB48が出てきたころに使われるようになった言葉で、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』という本が芥川賞を受賞したことで、一躍有名になりました。私がずっと見てきているサッカーやフットサルでも「推し」という言葉がだんだんと使われるようになってきました。
という小難しい話は置いておきましょう。この本は「推し」を追いかけたい、「推し」が日本代表のユニフォームを着ている姿が見たいという想いを抑えきれず、リトアニアまで追いかけていってしまった話です。
Fリーグを観戦するきっかけになった「推し」は、2021シーズン限りでの引退を発表しました。その瞬間から、タイムリミットが決まった全力の「推し活」がスタート。リトアニアワールドカップは、長らくフットサル日本代表のキャプテンを務めた「推し」の最後の晴れ舞台でした。
つまり、「推し」に押されてリトアニア、ということになったわけです。
2021年に行われたフットサルワールドカップ リトアニア大会は、「日本フットサルの歴史が変わった」と言われる大会でした。
#日本フットサルを世界の主役へ というハッシュタグと共に、多くのフットサル関係者、フットサルファンが大会を盛り上げようと必死になりました。
ところが、コロナ禍の真っ只中。本当に開催されるのか、直前まで大会の開催すら危うい状態でした。そしてさらに、海外渡航者への2週間の隔離措置が高いハードルとなって、メディア、サポーターの行く足を阻みました。
私はその「歴史が変わった瞬間」を現地で見届けた、数少ないサポーターの1人になりました。今回の大会を何らかの記録に残したいと思っています。
これは私の「推し」が日本代表として、最後の試合を終えた直後に、中継の画面を通して、フットサルに関わる全ての人に投げかけた言葉です。
この画面を見ているフットサル選手、未来の若手たち
もっと行動してください、もっと挑戦してください。
その挑戦が日本の歴史を作ります。
周りにいる人たち、もっと後押ししてください。
全員で進まなければ、日本の歴史は進まない。
ここから先、全員でやりましょう。
3年後もっと上へ行きましょう。
みんなで歴史を作りましょう。
フットサル界を盛り上げるためにできることはなんだろうか?
この言葉を聞いてから、私はずっと考え続けてきました。
私にできることは「書く」こと。
私はフットサルをプレーしたこともなければ、戦術に明るいわけでもありません。フットサルについて、詳しいわけでもありません。私ができることといえば、旅を作品という形で残すことです。
「フットサル本」と言ってしまうと、少し想像と違ってしまうこともあるかもしれません。
私は、私のできる形でこの大会を記録に残したいと思います。
この旅の本を通してフットサルを知ってもらい、少しでも日本のフットサル界、Fリーグに興味を持ってもらえる人が増えたらいいなと思っています。
ーーFリーグの魅力を伝えたい!
Fリーグという名前を聞いたことがある人はいると思いますが、よく知っている、観戦したことがある方はぐっと少なくなる印象があります。
一方で、フットサルという競技の認知度が低いかというとそうではありません。ほとんどの方が知っていて、プレーしたことがある方も多いと思います。ところが、フットサルのプロリーグとなるFリーグになると、途端にその認知度は下がってしまいます。
かくいう私も「フットサルをやるんだけど、参加しない?」というお誘いをいただいたことはあっても、「フットサルを見に行ってみない?」と誘われたことはありませんでした。もちろん、周りにFリーグ観戦をしている知り合いもいませんでした。
でも、それが……。
初観戦をしてから、あっという間にその魅力に取り付かれ、ワールドカップを観に行ってしまうほどはまってしまいました。
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サッカースタジアムと比べると、ピッチとの距離も近いので、選手たちの熱量がダイレクトに伝わってくる。
フットサルはとにかくスピード感に溢れていた。一瞬でも気を抜けば、相手選手がゴール前に迫ってくる。スマホを触る暇もない。
(中略)
Fリーグ観戦はとにかく楽しかった。選手が引き上げた後も、しばらくスタンドで余韻に浸る。
こんなに面白いFリーグ、なんで今まで見に行かなかったんだろう……。
知ってはいたけれど、今まで興味を示さなかった自分に対して、恨めしい気持ちになった。
“「推し」に押されてリトアニア” 前書きより
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少しだけ個人的な話をさせてください。
地元にあるJリーグクラブを応援しながら大人になった私は、段々と「スタジアム」に行けない理由を口にするようになっていました。
一番大きかったのは、学生時代のように試合日程を中心に生活することができなくなったことです。
もちろんずっと応援はしてきたし、今でも応援しています。でも、地元を離れて、仕事に追われ……。そうしているうちに、少しずつ心理的距離が空いてしまったように思います。
チームが思うように勝てなくて苦しい思いをしたこともあります。
応援していた選手が移籍した時は、まるで大失恋をしたかのように落ち込みました。
タイトルを逃した時は、三日三晩眠れぬ夜が続きました。
「もう、あの頃のように熱中できる何かに出会うことはないのかもしれない」
今も自然体で応援できていますが、夢中で愛するクラブを追いかけていた日々が恋しくなることもあります。
段々と感情が振り回されることにも疲れ、勝てない時も、スタジアムに行けない時も、「そんな時もある」という便利な言葉で、自分の中に湧き上がる感情を噛み潰していくうちに、燃えるような情熱は次第に薄れ、段々と大人のお付き合いになっていきました。スポーツメディアの仕事をするようになったことも原因だと思います。
「情熱に染まった週末を取り戻したい」
そう思っても、学生時代のような熱はなかなか戻ってきません。
諦めかけた時、私はひょんなことをきっかけに「推し」と出会って、Fリーグという存在を知りました。
Fリーグはとても面白いところで、フットサルを盛り上げようと、選手や関係者まで夢中になって駆け回っているようです。
ものは試しに覗いたアリーナ。サッカースタジアムに比べたらずっと小さいけど、サッカーに負けないくらいの熱気に溢れていました。
私はいつの間にか、フットサル観戦に夢中になっていました。
「推し」を見るために足を運ぶ試合の先々で、情熱をもってFリーグと向き合っている人と出会うたびに、私の心も刺激されていきました。
色褪せていた私の週末は、Fリーグと出会ったことで再び鮮やかな色に染まってきました。
もしかしたら、Fリーグがまだまだ小さな存在だからかもしれません。
Fリーグは、認知度も集客数もまだまだです。
だから、選手も関係者もサポーターも頑張らないといけません。
私の夢も、自然とアリーナを観客で一杯にすることになりました。
この本をきっかけに、Fリーグを知ってる人が1人でも増えてほしい!!
正直言って自分が本を出すなんて想像もしていなかったし、今は不安な気持ちのほうがいっぱいです。
でも、少しでもFリーグのためになるなら、何としてでも頑張りたいと思って、やり続けてきました。
Fリーグはとても面白いです!!
もし、週末を退屈に過ごしている人がいるなら、ぜひ近くのアリーナに足を運んでみませんか?
ーー書籍の制作状況と発送時期
・本文は、ほぼ完成しています。
・これから校正・校閲作業がはじまります。
・書籍のデザインはこれからです。
・完成するまで1〜2ヶ月くらいかかる見込みです。
・完成後は印刷して皆様のところに郵送します!
・年末進行になるためまだはっきりしていませんが、発送時期は早ければ11月中、場合によっては年明けになるかもしれません。詳しくわかり次第、メールでご連絡します。
ーーお金の使い道について
書籍制作費にあてます。印刷費用が60〜80万円。デザインやDTPなどのその他の制作費が50〜70万円程度かかるとのことです。
もし余った場合には、販促費や今後の活動費にあてさせていただきます。
ーーリターンの説明
書籍“「推し」に押されてリトアニア”
予価1,980円(税込み)
※価格は印刷費用などによって変動します
書籍はすべてのプランでお届けいたします。
【“「推し」に押されてリトアニア” 書籍】
書店販売に先駆けてお届けします。
2,000円
・書籍1冊
(送料込み)
【直筆メッセージ&サイン入り書籍】
著者の五十嵐メイの心を込めた直筆のメッセージと書籍にサインを入れてお届けします。
4,000円
・書籍1冊
・著者、五十嵐メイからの直筆メッセージ
・書籍に五十嵐メイの直筆サイン
(送料込み)
【五十嵐メイとFリーグ観戦】
著者の五十嵐メイとオーシャンズのホームゲームを観戦することができます。
(現地集合、現地解散です。現地までの交通費は別途ご負担をお願いいたします)
※チケット付
8,000円
・書籍1冊
・五十嵐メイと名古屋オーシャンズのホームゲーム観戦
・チケット、応援グッズ付
(送料込み)
※該当試合はFリーグ2022-2023シーズンを予定
【五十嵐メイが振る舞うリトアニア料理とビール】
五十嵐メイがリトアニア料理を振る舞います。みんなでビールを飲みましょう!(会場は都内、2022年内開催予定)
※お酒が苦手な方も大歓迎、ソフトドリンクのご用意もあります。
※五十嵐メイは泥酔している可能性があります。
※当日は、東京都が決定した「イベント開催等における必要な感染防止策」に基づいた新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで開催いたします。
15,000円
・書籍1冊
・著者、五十嵐メイからの直筆メッセージ1枚
・書籍に五十嵐メイの直筆サイン(送料込み)
※画像はイメージです。
※開催チケットを送付します
※詳細は、プロジェクト終了後にご連絡させていただきます。
【初の単著!ご祝儀はこちら!】
五十嵐メイがリトアニアで撮影した写真をポストカードにしてお届けします。
30,000円
・書籍1冊
・著者、五十嵐メイからの直筆メッセージ1枚
・書籍に五十嵐メイの直筆サイン
・リトアニア風景ポストカード5枚1組
(送料込み)