正統派ドレスウォッチとして誕生したZEROOクラシックムーンフェイズII。
高級時計に数多く採用されるムーンフェイズに加え、トリプルカレンダーの機能を持ち、オーセンティックで飽きのこないデザインに仕上げられた腕時計です。
ZEROO CLASSIC MOONPHASE IIに新色が登場しました。
ムーンフェイズは、エレガントでなければならない。クラシカルな腕時計には、優雅さ、上品さ、雅みやび、が必要です。それは、伝統美とも言えるでしょう。斬新、奇抜、尖った個性とは対極にある概念で、クラシックムーンフェイズIIの中心に位置するセントラルアイディアとしました。
クラシックは、ともすると、古臭さを感じさせることにもなります。面白みに欠け、当たり前で、新鮮な気分欠けてしまう。ここに陥らないために、現代的なデザイン要素を組み込むこととしました。
クラシックムーンフェイズIIは、親しみやすい腕時計、長く愛される腕時計を目指しています。お高くとまったような存在ではなく、普段、気がついたらなんとなく手にしている、いつも気に入って、この時計を選んでしまう、そんな腕時計を目指しました。
ムーンフェイズは腕時計ファンから天才の誉をほしいままにする伝説的な腕時計技師、アブラアム=ルイ・ブレゲにより考案された機構となります。
月の満ち欠けを腕時計の盤面に持ち運び楽しむという着想が、実に、おしゃれで遊び心に満ち溢れています。
伝説的な時計技師ブレゲによって考案されたムーンフェイズは、月の満ち欠けを腕時計の小窓から見られるようにした機能で、欧州の王族が好んで使ったことから、王家の象徴、高級時計のシンボルような存在として、認識されるようになりました。
洗練と遊び心、また、夜の月星を見て、宇宙の広大さ、荘厳さを感じてきた人々の想いをギュッと詰め込むような、ロマンあるもの。クラシックな腕時計にふさわしい機能と言えます。
インデックスは、腕時計の文字盤に配置される目盛や数字、ドットや棒などのマークのことを指します。クラシックムーンフェイズIIのデザインでは、特にこの部分にこだわりました。
時間を示すインデックス、偶数時間はアラビア数字、奇数はバーになります。数字は、型から起こしたオリジナルの文字をデザインしました。バーは、半月セミサーキュラー型、たいへん美しく光を反射します。
インデックスのバックグラウンドは、放射状の極細ヘアライン仕上げを施し、時計の傾きに合わせて、反射する光が繊細なシェードを描きます。
初見はオーセンティックなデザイン、しかし、着け続けるうち、細部にまでこだわり抜いた設計に気づき、楽しんで頂けることと思います。
クラシックムーンフェイズIIのデザインの中心に位置する日付カレンダー。たいへん小さな表記となりますが、文字はプリントではなく、凹凸のある形に掘り出したものになります。
数字のバックグラウンドにはストライプを採用。これにより、日付がまるで五線譜の上を踊る音符のように見えるようになっています。
日付を示す針の形状を黒色のT字型とし、先端には赤を着色。遊び心に加え、視認性を高めるようにデザインされています。
これまで一部の高級時計にしか採用されなかったムーンフェイズを、もっと手の届く価格帯で送り出すことはできないか。
そう考えた我々は、これまでの腕時計開発、輸入時計の販売経験の全てを注ぎだし、クラシック・ムーンフェイズII(開発コードネーム:C2)の開発に着手しました。
ZEROOの商品はすべて自社で設計、デザインを行っています。OEM生産ではなく、パーツの品質を確かめながら、一歩ずつ、コツコツと商品開発に当たっています。
クラシックムーンフェイズIIには、MIYOTAのNo.6P80ムーブメントを採用しました。高い信頼性で知られています。
私どもゼロタイムは、今でこそ、腕時計メーカーとしての歩みを始めているところですが、過去長く、輸入腕時計の販売を、主たる事業としてきました。
特大サイズのリューズを持つ驚くようなサイズのもの、針がプロペラ式時間が読めないほどの強い個性を持つもの、ムーブメントが4個も搭載されいるもの、様々扱ってきました。
しかし、本気のドレスウォッチとなると、やはり正統派デザインに帰還することになります。今回、我々はそのエリアに挑戦したいと考えました。
クラシックシリーズでは、既に、2020年8月に第一弾を発表しています。クラシックムーンフェイズ1です。これは基本に忠実であることを心がけて、開発が進められたモデルになります。
第二弾となる商品開発にも、やはり、ムーンフェイズを選択することに迷いはありませんでした。
エレガンス、モダン、フレンドリー、この三要素を融合させ、必ず一本は所有していたいと感じる正統派のドレスウォッチを生み出したい。そのためにムーンフェイズは欠かせない要素でした。
クラシックムーンフェイズIIにおける商品開発のこだわりは、まず、素材は高級ブランドに負けないものを用いるということ。次に、全てをインハウスで行うこと。最後に、洗練された時計をお手頃価格で提供することでした。
手頃な製品に多く見られるOEM生産ではなく、デザイン、設計、試作、仕様確認、品質管理まで、ゼロタイム自社で行っています。
この腕時計の核心的な価値は、高級時計に多く採用されるムーンフェイズと、トリプルカレンダーという機能をバランスよく配置、エレガンスとモダンの要素を、親しみやすいデザインに凝縮していることにあります。
日、曜日、月が確認できるトリプルカレンダーを搭載しています。スマートフォンが広く深く普及している今日、腕時計に搭載されているカレンダー機構は、実用的価値よりも、むしろファッションの意味合いが強くなっていると考えます。
今回は特に、日付カレンダーを文字盤デザインにこだわり、開発を行っています。
ダイアルの中央やや外よりに、ひとつ飛ばしの数字でサークルを描き出しました。これにより、実際のサイズよりも、盤面が非常に引き締まって見えるという効果があります。
数字はプリントではなく立体感を持たせ、またバックグランドにある複数のラインによって、日付の数字がまるで五線譜の上に踊る音符のように楽しげです。日付を指し示す針は、赤い頭のハンマー型です。
月のカレンダーは2時寄りの小窓、曜日は10時寄りの小窓に配置されています。
ZEROOが解釈するクラシカルは、ただ古めかしいということではありません。むしろ、現代的要素をふんだんに取り入れるべきと考えます。
腕時計のデザインにも流行があります。現在はトノー型、スケルトン文字盤などが人気を集めています。一方で流行の風に流されることのない、正統派のデザインというものも確かに存在します。
クラシックムーンフェイズIIは、長く愛される腕時計を目指し、クラシカルデザインという方向性をアダプトしました。
クラシックムーンフェイズII(開発コードネーム:C2)の設計にあたり、使用する素材には徹底的にこだわっていく、という方針がありました。
一般的な製造手法では、素材提供等はベンダーにお願いすることになることが多く、それがコスト増の要因となりますが、ゼロタイムでは、開発エンジニアが直接工場とやりとりを行います。
質の良い素材を使用しながらも、全体の製造原価を落とし、結果的に、高品質かつ手頃なプライスの商品を開発することを目標に取り組みました。
ムーブメントを格納するケース素材には316Lステンレススチールを採用しています。高級ブランド腕時計がこぞって採用する素材になります。我々ZEROOも、独自ブランドの製品には、必ずこのマテリアルをアダプトします。
クラシックムーンフェイズIIには、高級感と洗練のために鏡面仕上げを選択しました。
ケースで特にこだわっている部分は光沢感で素材の良さを感じて頂けるような流線型を得るために何度も修正を行いました。
ラグサイズの決定にも、多くの時間をかけて取り組みました。
採用した寸法は20mmです。スタディを重ねた結果38mmのケースにはこのサイズのラグが最も美しいと判断。腕につけた時の、絶妙なバランスをお楽しみ頂きたいと思っています。
風防(ガラス面)は堅牢でありかつ透明感の高い素材でなければなりません。クラシックムーンフェイズの風防素材にはサファイアクリスタルを選んでいます。
高硬度と高透明度のために決して妥協できない素材の一つになります。
夜間の視認性のために、針とインデックスにルミノーバを搭載しています。暗闇でも明るく長時間発光します。
ルミノーバは、蓄光タイプの夜光塗料で非常に高品質、高安定、環境にもやさしい素材になります。
クラシックシリーズには、ZEROOオリジナルのアリゲータ・ラージスクエアストラップが付属します。
ラージスクエアとは、ワニ革の最も高級とされる竹斑模様を指し示します。一般的なカーフレザーでは味わえない光沢感、しなやかでありながら、シッカリとした力強さを持った腕時計用ベルトです。
ステッチングにもこだわり、オールハンドステッチ、裏面は、規則正しい斜め縫いとなっており、工房の職人泣かせの贅沢仕様です。
Dバックルはサイドプッシュボタン式のダブルフォールディングタイプ。観音開き仕様です。
展開した時、内側の刻まれた円形が重なる飾りペルラージ加工を施しています。細部にまで手を抜かず、作り込んでいます。
シルバーケースにブラック文字盤とブラックストラップの組み合わせ
ローズゴールドのケースにブラック文字盤とブラックストラップの組み合わせ
ローズゴールドのケースにブルー文字盤とブルーストラップの組み合わせ
クラシックムーンフェイズIIは、パーツ類は香港にある腕時計専門企業中国工場での委託製造が行われていますが、最終組み立て工程、及び品質検査、管理は、東京の自社工房で、厳密な管理の下、ひとつひとつ丁寧に行われています。
高品質と手頃なプライスを両立させるため、企画開発設計、何段階にも及ぶサンプルチェック、最も大切な最終工程を、東京工房、自社スタッフの手で行っています。
※2021年1月に行われたLAUNCHに寄せられたものを集めました
モデル名称:CLASSIC MOON PHASE II
品番:ZC002
ブランド:ZEROO
ムーブメント:MIYOTA No.6P80(クォーツ)
表示タイプ:アナログ
風防:サファイアクリスタル
裏蓋:圧入式
ケース素材:316Lステンレススチール
ケースカラー:シルバー/ゴールド/ローズゴールド
文字盤カラー:ブラック/ブルー/シルバー
ケースサイズ:38mm
ケース厚さ:9.5mm
ベルト素材:アリゲータ・ラージスクエア
ベルトカラー:ブラック/ブラウン/ブルー
ベルト取付幅:20mm
バックル:Dバックル
重量:約69g
耐水圧:3ATM
機能:ムーンフェイズ/トリプルカレンダー/夜光表示Luminova(針・インデックス)
文字盤形状:ラウンド
付属品:純正ケース
保証期間:3年
パーツ生産地:香港
生産国:日本
ZEROOクラシックシリーズの純正ケースはブック型のパッケージで統一されています。見開きには取り扱い説明と保証に関して記載されています。フィルの方にはスペック表記があり時計本体とベルトが大切に埋め込まれた形でお届けいたします。
※取扱説明の時計イメージと実物とはデザインの一部が異なります
ZEROO クラシックムーンフェイズIIには、3年間の保証が付属いたします。
保証期間内に起きた自然故障について修理にかかる費用はゼロタイム株式会社が負担いたします(自然故障か物損かの判断はお品物拝見後ゼロタイムが慎重に裁定をいたします)。ゼロタイム修理センター迄とご返却時の往復送料はお客様にご負担をお願いしております。
※お客様ご自身(あるいは時計修理店等第三者)による修理跡がみられたり、裏蓋を開けた形跡がありますと保証の対象外となる場合がございます。
※保証書(クラシックムーンフェイズII専用化粧箱)を紛失されますと保証を受けられなくなります。
取扱と保管の注意点
クラシックムーンフェイズIIは、クォーツ時計ですが、時々リューズを操作するようにしてください。長期間触らない場合、汚れや埃などがたまり操作しづらくなる場合がございます。
磁気、静電気、衝撃などにご注意ください。
保管の際は、磁気の近く、湿気の多い場所、紫外線が直接当たる場所等を避けてください。
A:バッケージにプリントされております。ケース自体が保証書にもなっていますので大切に保管して頂けますようお願いいたします。
A:お客様都合による返品・交換は承っておりませんのでお申し込み前に十分なご検討を頂けますようお願い申し上げます。ご不明点がございましたら「問い合わせ」からご質問ください。
A:可能でございます。取付幅20mmでバネ棒で固定するタイプのものでしたら交換可能となります。純正品はゼロタイムでもお求め頂けます。
A:汚れを放置することなどによりリューズが固まることがありますので、時々、リューズを回すようにしてください。磁気、静電気、衝撃などに注意をお願いいたします。
A:3ATM日常生活防水仕様となっております。水に浸す等の行為や水圧の強い水場(シャワー等)でのご使用はお控えください。
A:ZEROO C2はクォーツ時計です。
A:C2には腕時計で一般的に使用されているボタン電池が入っていますので、届いたらすぐにお使い頂けます。送り状の記載は物流上記載することが必要な内容になります。ご了承をお願いします。
A:時計店様や腕時計の電池交換サービスを行なっているところで可能でございます。電池型式はSR621SWです。弊社では1,500円(税別/送料別/電池代含む)で承っております。お気軽にお申し付けくださいませ。
今や腕時計というアイテムは、時間を確認する道具ではなく、自己のアイデンティティを表現するものに位置付けが変わりました。時間を確認するだけなら、スマートフォン、パソコン、テレビ、ラジオ等で精確な情報を得ることが出来ます。
それではなぜ、ひとは腕時計を着けるのでしょうか。生活に彩りを加えるため、自分の生き方を表明するため、仲間との絆を深めるため、様々な理由、哲学、信条があげられると思います。
ゼロタイムは、腕時計とはなにか?を自らの内で徹底的に問い直し、我々自身のフィリソフィーを形にしたいと願っています。
ゼロタイムは2017年12月設立の東京郊外に拠点を持つ腕時計メーカーです。2018年ダイアルに針のないファッションウォッチ ZEROO ARTを開発。同年8月よりに正式に販売をスタートさせました。
その後も意欲的に新たな腕時計開発に取り組み、2020年よりクラウドファンディングを中心に新作を発表しています。
2017年12月 ゼロタイム株式会社設立
2018年5月 ZEROO ARTシリーズを発表
2020年8月 クラシック・ムーンフェイズIを発表
2020年10月 フルスケルトン・トゥールビヨン ZEROO T1をローンチ
2021年1月 クラシック・ムーンフェイズII C2(タイプ1)をローンチ
2021年1月 スケルトン・メカニカルM1をローンチ
2021年3月 フルスケルトン・トゥールビヨン ZEROO T1+α & T2をローンチ
2021年5月 ダブルトゥールビヨンZEROO DT1をローンチ