本プロジェクトは、「KAMU」という金沢に設立する現代アート美術館のサポーター募集を目的としたクラウドファンディングです。
美術館名:KAMU kanazawa
サブ名称:KEN ART MUSEUM kanazawa
住所:石川県金沢市広坂1−1−52
開館日:2020年5月上旬
運営会社:setchu 株式会社
林田 堅太郎 | プロフィール
1987年生まれ。中学まで福岡県で過ごし、高校時代は単身上海へ。その後、日本に戻り、金沢でデザインを学び、現在は東京を拠点に活動をしている。製品デザイナー、ITコンサルタントのバックグラウンドを活かし、プロデューサー、プロジェクトマネージメントなどの立場から、様々な要素を組み合わせたものづくりや施策を生み出してきた。
アートコレクターでもあり、2020年春、金沢21世紀美術館から徒歩3分の立地に、現代アート美術館を設立予定。
去年の秋に構想を始め、既に多くの方々からのご協力を得て美術館オープンの準備を進めている渦中ですが、クラウドファンディングを実施する理由は主に2つあります。1つは純粋に資金面(設立することは決定していますが設備などに資金が必要になりますので、集まった支援金は開設費の一部として使用させて頂きます)、もう1つは、クラウドファンディングを通じてより多くの方にこの美術館の存在や「美術館を中心にどんな未来を創ろうとしているか」、などの考えを知って頂きたく、起案することを決めました。
美術館を作ろうと考えたきっかけは、いくつかありました。
アート作品をコレクションしていて、ある時「何か変だな?」と思ったんです。好きで買っているのに、自宅に飾っているとあまり満足感が継続しないな、と。理由は、僕自身が、自分はアートを介してコミュニケーションをするのが好きで、家で一人で眺めていてもその本質的な楽しさを得れないからだったんです。
「それならコレクションでもなんでもオープンにしちゃって、コミュニケーションができる場を作ればいいや」と考えました。
海外とのスピード感の違いを感じた事も、きっかけの一つです。
特に近年、中国などでプライベート美術館が多く設立されているのですが、中には立派な建物は立てて、中の展示物がなかったり、工事中でもオープンしてしまう美術館があるんです。
これをポジティブに捉えるかは人それぞれかもしれませんが、僕はとてもポジティブに感じたんです。高校生の時、上海に留学していたのもありますが、「とりあえずやってしまえ」「ダメなところは後からどんどん修正すればいい」的なスピリッツは僕にとって受け入れやすい感覚でした。
中国のハードウエアスタートアップも同じような感じで、とりあえず製品リリースしてその後よくない部分を改良していくスタイルで急成長していると思うのですが、このスピード感がもっと日本にも必要だと思ったし、この考え方であれば、コレクターヒエラルキー最下層の僕でも何かやれると感じました。(中国人の方とは資本が違いますが。。。)
あとは大事な人に「35歳までにどんな道に行くかが勝負だよ」と言われたり、色んな意味で、32歳の僕が動き出すきっかけが重なりました。
アートも他の分野のビジネス同様、基本的には資本主義の中で回っているものなので、「アートだから」という特別視はせず、なるべく最短かつ低コストで実現できる手法を探し、スタートさせたいと考えました。
スタートすることで見えてくる駄目な部分をどんどん改修していくところに、時間やお金を掛けたいと思っています。この辺りはアジャイル開発などの思想が入っています。
先程の話のとおり、世界を見ればスピード感はかなり重要視されてるし、決断も行動も速い。そこのスピード感を意識しています。
美術館を作るにあたって、「街にとってどんな美術館であるべきか」をまず考えました。
金沢市は人口約46万人、複数の魅力的な観光スポットがコンパクトにまとまった都市で、国内外から年間約1,600万人の観光客が訪れています。
観光をするにはバスが便利で観光客は周遊バスに乗って、ピンポイントで観光スポットを巡ることができ、観光スポットとスポットの間に位置する商店まで人が流れないことがあります。実際に僕が学生時代に金沢に住んでいた時より潤っている部分とそうでない部分に差が出てきているように見えます。
そこで本美術館は館のサイズを小さく街中に展示スペースをつくる事にし、お客さんが歩き、もしくは自転車で、街を回遊できるような施設にしたいと考えました。通年、芸術祭みたいなイメージです。
そうすれば、今まで観光スポットのみをピンポイントで回っていた観光客が、面で都市を捉え回ってくれるようになる。早ければこの春に2館、4〜5年で10館くらいに広げる構想です。
* 金沢21世紀美術館から歩いて3分の立地に1館目がオープン
若手の作家・キュレーターにフォーカスした企画展
企画展では、若手の作家、若手キュレーターの発表の場にしたいと考えています。若手作家は市場もでき始めて注目されているが公立美術館での個展がまだ実現していないような層のアーティストの個展を積極的にやっていけたらと思っています。
キュレーターはまだ実績が浅くても個展のキュレーションをやりたいと考える若手キュレーターにもキュレーションの場をあたえられたらと考えています。キュレーターを対象に企画展のコンペとかできるようになるのが理想です。
また金沢に合う展示も意識していきたいです、ここでしか見れない何かがないと個性につながらないのでそこは意識していきたいと考えています。
長町武家屋敷街
初年度はコレクション展を行う予定です。今回は桑田卓郎さん(日本)やステファニークエールさん(イギリス)などのグループ展のようなイメージで、 他にも何人かのアーティストの展示作品が決まりつつあるので、確定したものから順に SNSなどを通じてご案内していきます。
桑田卓郎
桑田卓郎はこれまでに目にしたことのない、
青化粧金彩梅華皮志野垸 Photo by Kenji Takahashi ©Takuro Kuwata
作家プロフィール
1981年広島県生まれ。
installation view from I’m Home, Tea Bowl at KOSAKU KANECHIKA, 2017 ©︎Takuro Kuwata, Photo by Keizo Kioku
ステファニー・クエール
ステファニー・クエールは、自然豊かな英国のマン島で生まれ育ち、現在もマン島にあるスタジオを拠点 に活動しています。農場で働きながら暮らす、自然に囲まれた生活は、彼女の制作活動を刺激するインス ピレーションです。農場のスタジオで生み出される等身大サイズの動物たちは、野性的かつ繊細で、それ ぞれが個性的です。そんな動物たちの目は、都会の喧騒の中で生活する私たちと、私たちそのものの在り 方を問いかけているようでなりません。 動物たちは最初はスケッチで、次に粘土で形作られます。スケッチの熱量を閉じ込めるために、ステファ ニーは紙に描くのと同じくらい素早く、直感的に彫刻を作り上げます。そそして「動物」へ生まれ変わろ うとする粗い粘土は、窯の火によって命を吹き込まれるのです。 「 私の作品は、人間と動物に備わっている本質的な力に焦点を当てています。自然の持つ力強さや謙虚 さ、驚異、叡智、その全てが人間の本来あるべき姿を問いかけると同時に、自然界と人間との繋がりと隔 たりに気づかされます。 私たちは自然を消費していくほど、自身を見つける助けとなってくれるかけがえ のない動物を失い、野生から、そしてありのままの私たち自身から遠ざかっていくのです。」
Photography: Masaki Ogawa
作家プロフィール
1982年、英国・マン島に生まれる。2005年スレード・スクール・オブ・アート彫刻学科首席卒業、 2007年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート彫刻学科修士課程修了。 近年の主な個展に、「Bear Nature」(Gallery 38、東京、2019年)、「URBAN JUNGLE」(Gallery 38、 東京、2017年)、「Jenga」(TJ Boulting / フィッツロビア教会、ロンドン、2016-2017年)、 「ANIMAL」(POST、東京、2014年)、「LION MAN」(TJ Boulting、ロンドン、2013年)、 「Stephanie Quayle」(南天子画廊/t.gallery、東京、2013年)など。主なグループ展に、「IN THE COMPANY OFF」(TJBoulting Gallery、ロンドン、 2018),「IN THE SHOW」(Sidney Cooper Gallery、カンタベリー、2018年)「ANIMALS & US」(Turner Contemporary, マーゲート)、「A Womanʼs hand」(Saatchi Gallery / ロンドン、2015年)、「Vita Vitale」(ヴェネツィア・ビエンナーレ、 イタリア、2015年)、「Art Paris」(グラン・パレ、パリ、2015年)、他多数。
Photography: Masaki Ogawa
美街ができたら、次は街とどう付き合うかです。まずは街の中に人の流れを作っていく、街の人たちといろんな形で関わりを持つ、街の人に美術館を可愛がってもらい街の自慢になっていく。そんな環境を作っていきたいです。その核が美術館、だと思っています。
2025年には
中期的な目標は年間来場者数アベレージ10万人くらいにしていきたいです。美術館の別館も7〜10館くらいに増えていると理想ですね。スタートする前にこの話を人にすると聞いて、「そんなの個人でできるわけない」、「マネタイズできない」とよく言われます。でも、金沢のポテンシャルと、現代にあったマーケティングを行えば実現できると考えています。
今までもいろんな人がいろんな形で協力をしてくれていますが、まだまだ沢山の人を巻き込んでいきたいし、巻き込まれに来て欲しいです。
美術館のオープンに向けて、是非皆さんのご支援お待ちしています。
1,000円
・お礼のメッセージ
5,000円
・KAMU kanazawa オリジナルステッカー 1点
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
10,000円
・KAMU kanazawa オリジナルステッカー 1点
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
・トートバッグ
・年間パスポート 1点
・美術館の公式サイトにサポーターとしてあなたのお名前を掲載させて頂きます
8,000円
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
・桑田卓郎 図版 1部
└ 26.3cm × 18.8cm 160頁 特別サイン入り
©︎Takuro Kuwata
35,000円
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
・桑田卓郎 カップ 1点
└ 小 4.6 × Φ 4.6 cm
└ 色や形状はお選びできません。ランダムにこちらで手配いたします。
└ 複数購入されている方はなるべく色が被らないよう考慮いたします。
└ お1人が大量に注文した場合、転売目的と判断し該当する注文を取消させていただく場合がございます。
©︎Takuro Kuwata
5,000円
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
・ステファニー・クエール 図版1部
└ B4サイズ 144頁 特別サイン入り
30,000円
・プレオープン入場チケット 1枚
└ プレオープンは4月末を予定
・ステファニー・クエール 図版(スペシャルエディション)1部
└ B4サイズ 144頁 サイン入り
└ さる柄 限定5部 カラス柄 限定5部
└ 動物の足跡は作家が手掛けたもので一枚一枚異なります
100,000円
・プレオープン入場チケット
└ プレオープンは4月末を予定
・オープニングレセプション特別ご招待
・年間パスポート1名分
・賛助企業としてKAMUの公式サイトに企業名を掲載させて頂きます
200,000円
・プレオープン入場チケット
└ プレオープンは4月末を予定
・オープニングレセプション特別ご招待
・年間パスポート5名分
・賛助企業としてKAMUの公式サイトに企業名およびロゴを掲載させて頂きます