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トークイベント「トランス×エンターテイメント」レポ&応援メッセージをいただきました!

こんにちは、足湯カフェどん浴です。
本日は9月8日のトークイベント「トランス×エンターテイメント」のレポと、いただいた応援メッセージのご紹介をさせていただきます!

 

くりこさん

女の子クラブ新宿店・御徒町店のママ
じょそっこ更衣室管理人
その他、メディア出演やプロデュース業、イベント運営、社会福祉活動のプロジェクトリーダー等、色々やっています。


モカさん

株式会社UNI代表。コミュニティーデザイン・漫画家。日本最大規模女装イベント「プロパガンダ」創設。女の子クラブ2店舗・じょそっこ更衣室運営。8月に新宿二丁目で新店舗「フリーメゾン」を開店予定。無償で、お悩み相談も行っているよ。
 

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トークイベント「トランス×エンターテイメント」レポ


少し日も傾き始めた昼下がり、3組目のトークは モカさんとくりこさん。

くりこさんは女の子クラブや、フリーメゾンという二丁目のお店、女装の方専用の月極の貸しロッカー、全力歌劇団という劇団と、本当に色々なことをされている方。

モカさんはくり子さんと一緒に仕事をしているが、基本は家で仕事をしていて、どちらかというと企画など裏方の仕事をされているとのこと。

男装の後の女装というテーマの中、早速その日 3 回目の He 、She、 Theyどう呼ばれたい?という質問に。

結果は男装の方と同じく、お二人ともどれでも構わないとのこと。
お客さんがどう呼ばれたいのかというのは気にするけど、自分のことに関しては女の子らしい格好をしたいとおもうときもあれば、ボーイッシュな格好をしたいと言う日もある、恋愛対象が男性だったり女性だったりすることもあり、その時で変わる部分もあるので、好きに呼んでほしいとのこと。


話はくりこさんが出演している全力!歌劇団のことについて。

歌劇団はトランスジェンダーだけのエンタテインメント集団で、今年1月に第 1 回公演を迎えた。

第 1 回公演時、劇団の名前は女装子劇団だったが、2 回目の公演から劇団名を「全力!歌劇団」に変更。その理由は「女装」という名前がついているだけで色物になってしまって、「おかま」という風に下に見られる傾向が強くあるからだという。また身に行く時にも人を誘うにも誘いづらかったり、見に行きたくないと言う声もきかれた、その為最終的に、少し悲しい話だけれど劇団名を変更したとのこと。

くりこさんはその他にもLGBTの人は外国人のようなところがある、理解ができないと言われたこともあって、認知が広がってきたとはいえ、まだまだ理解までには時間がかかると感じたとたそう。

そんなことがありながらも、現在はあえてLGBTの名前を出さずに老人ホームに訪問し、長唄や三味線などを披露したりしてる。
LGBTを先に出してしまうと言葉のイメージが強くなってしまうが、まず先に人と触れ合うことで、その後LGBTであることがわかっても「あぁ、そうだったか」で済むことも多い。
又、社会貢献をすることで、社会からの見方も変わるのではないかと思っている。


「例えばどろぶね主催の運動会も楽しかったけれど、そういった色々なことを面白可笑しく、エンターテイメント自体が入り口になれば、興味を持ってもらえるし理解してもらえると思う。色々なことに文句を言う人は実は少数で、楽しんでくれる人が実際は多数。
結局は性別とかはあまり関係なかったりするので、深刻になり過ぎない場所があればよいのではないかと思う。

正しいことを論破していくよりは理解してもらえるのではないかと思う。」とモカさんは言う。

モカさんが開催していたプロパガンダというイベントをやった時には写真なども含めてオープン主義にしていた。その理由は隠すことで「かわいそうなもの」になってしまうから。
堂々と格好良いものとして打ち出した方が、そして格好良いと思えるようなイベントにしたかった。格好良いものであれば、又そうしていくことで周りも受け入れやすい体制になる。

参加者の写真を公開するにもかかわらず、プロパガンダでは多くの人が集まったとのこと。

突っ込んだ質問にも快く答えてくださいました!ありがとうございます~

 

「レズでも女装でもなんでも堂々としていればそれでよいと思う。」
そう言うモカさんは以前、自殺未遂でなんとマンションの12階から飛び降りたことがあり、左腕と背骨にチタンが入っているという。

その話すらも笑って話すモカさんは、夢もかなえて仕事も順調で、それでも自分は幸せではないと感じていた当時を振り返り、必要なのは人の愛情や繋がりだったと気付いたそう。
苦しかった時の自分が欲しかったことをやろうと思い、いまは無料でのお悩み相談を受け付けている。


様々な活動をしているお二人ですが、セクシュアリティがどうであっても、迷いや曖昧な部分があってもいいと肯定してくれるような優しさと力強さを感じました。
深刻になりすぎず、みんなが楽しめる機会を通じて自分も他人も肯定してこうという意思はとても素敵ですし憧れます。
モカさん、くりこさん、お越しいただいて本当にありがとうございました!

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モカさんから応援メッセージをいただきました!

多様性が求められる時代に合った、区別しない場所を作ろうとする心意気が素敵だと思いました。そして、足湯も楽しめるというところが、人と人として交わるきっかけになりそうですね!応援しています

 

最後に、モカさんとくりこさんのお店と歌劇団についてご紹介させていただきます。
ご興味がある方は、ぜひ遊びに行ってみてください!
 

誰でも女装が楽しめちゃう(女性の方もOK!)「女の子クラブ」はこちら
http://girls-club.jp/

8月にオープンしたばかり!老若男女問わず集えるジェンダーフリーバー「フリーメゾン」はこちら
http://free.uni-web.jp/

来年1月に3rdLIVEがあります!「全力!歌劇団」はこちら
https://www.josokokagekidan.com/

2018/10/03 15:12