皆さまのご支援により、3日間で目標金額の200%である100万円を達成する事ができました!
信じられない気持ちです…ご支援くださった皆様へ深く深く感謝申し上げます。
より良い空間を作るため、第三目標を150万円とし、期間終了までご支援を募らせていただくことにいたします。
どうか引き続きご支援、拡散をお願い申し上げます。
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さて、どん浴ではただいま無料トークイベントを開催しております(今週15日、17日も予定しております、詳しくはこちら)
ご出演いただいたゲストの皆様からの応援メッセージ、およびイベントのレポをご報告させていただきます!
9月8日開催「私が伝えたいキース・へリング」へご出演いただいたHirakuさんからのメッセージです!
●Hirakuさんプロフィール
中村キース・ヘリング美術館プログラム&マーケティングディレクター
ニューヨークでアートプロジェクトを中心にモデル業を行い、写真家ライアン・マッギンレーやレスリー・キーなどの被写体に。ニューヨークのナイトライフやアンダーグラウンド・カルチャーで名を残す中、2010年にパトリシア・フィールドのクリエイティヴ・ディレクターを務める。彼がデザインした「VOGUE」シリーズの商品は、多くのハリウッド・セレブリティ達に愛用される。ソーシャル・メディアを中心に、トーク・ショーへの出演、モデルやアンバサダーなどと様々な分野で活躍し、現在、キース・ヘリングのアートを通し、様々なプロジェクトに携わっている。作家の生前の遺志を継ぎ、LGBTQ+可視化運動やHIV・エイズ予防啓発や陽性者のサポートなど社会活動に積極的に参加している。
●9月8日開催「私が伝えたいキース・へリング」イベントレポ
どん欲トークイベント、トップバッターは
中村キース・ヘリング美術館のディレクター Hiraku さん
DOSL (どーする)の大路、泉が、Hiraku さんとキースの魅力について話しました。
トークの初めでは Pronouce、「自称」がなにを使いたいか、からはじまりました。
He,She,They(彼、彼女、どちらでもない→ he, she でカテゴライズされたくない) のなかで当てはまるものは Hiraku さんにとっては He。ただそれは、自分の生まれた時代的にもまだまだLGBTと言った言葉も浸透していない中で、He, Sheで分けることが当たり前だったため、自分がその二択なら「He」で、その認識で長い間生きてきたため、もしも今の時代に生まれていたら「They」選んだかもしれないとのこと。
ニューヨークにいたころは長い髪でハイヒール、お尻を半分出して歩いている(!)見た目も非常に He?She?な感じだったというエピソードも飛び出しました。
ハイヒール!?いまのHirakuさんからは想像できません
さて、話は キース・ヘリングに。
もともと Hiraku さん、キース・ヘリング自体は知っていたものの、最近までそこまで興味もなかったとのこと(笑)。一緒に働いていたパトリシア・フィールドの知り合いだったことは知っていたものの、Tシャツや帽子になっている可愛いものくらいの認識しかなかったとのこと。
パトリシア・フィールドとのコラボ商品を出したときも、あくまで表面的なデザインなどにしか触れることがなかった。
そんな Hirakuさんが ファッション業界から美術館ディレクターというアート業界への転身するのきっかけになったのは、お母様が亡くなったこと。年齢的にも精神的にも子供でいられない環境になったことだという。
日本に帰ってきて初めて中村 キース・ヘリング美術館に行ったときに、美術館はまるでキース・ヘリングのお寺のようだと感じたそう。
ファッション的な見た目のイメージだけだったものから、もっと深い内面、魂がこもっているものなのだと、初めてキース・ヘリングに興味をもった。
美術館に勤めるディレクターとして、グッズを作ることもあるが、ファッション業界にいた当時と違って一番大事にしているのはいかに作品を壊さないかと言う事。
ファッション的に言えば、作品の一部を切り取って商品にした方がデザイン性が高くてオシャレかもしれないが、作品に込められえた想い、メッセージが損なわれてしまう。
できるだけ魂を込めた作品をそのまま伝えられるようにしているそう。
会場ではどんなグッズがあったら良いかという話になり、タオルやブックスタンド、寝具やクッションなどがあればぜひ部屋におきたいと言う意見がありました。
参加者の方々からも欲しいグッズの案が出ました
そしてグッズと言えば某大手服飾店がキース・ヘリングのアートを使った商品を作っている話に。
HIRAKU さんがいうには、ファッション業界では、何かが流行って、それになりたいと思う人が増えると、商品が売れる。けれどもそこで作品に込められているものが失われていくのも確か。
その為 HIARKU さん自身は、大量生産型のデザインにはあまり賛成できないけど、一方でキース・ヘリング本人は「一億のアートを一人の人に売るよりも、一円のアートを一億人の人に売って多くの人に伝える」ことをしたかったひとだという。
「そういう意味では大手服飾店での展開は、ある意味彼が目指す形に近いのかもしれない」と、HIRAKU さんは言う。
実際には生きた彼にはあったことがない けれど、キースに対する尊敬と、愛情と、アートに込められた魂を伝えようとする熱意がつたわる一時間となりました。
世界に一つしかない「キース・へリング」の美術館、あなたならどんなキースに出会えるだろうか。
hirakuさん、ありがとうございました!