エンタメ × 遺児 × アクション
主役は全員素人、演出家は超一流
映画『シンプル・ギフト 〜はじまりの歌声〜』

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※2012年から着想し、2013年から撮影開始、2017年2月完成。 東日本大震災とウガンダの親を失くした子供たちがブロードウェイに挑戦した軌跡を追う ドキュメンタリー映画『シンプル・ギフト 〜はじまりの歌声〜』の宣伝配給費を募るクラウドファンディングです。 ※ご支援方法に関するご説明 >>>


www.simplegift.jp

【 期間延長のお知らせ 】 2018.5.28 up
https://greenfunding.jp/lab/projects/2185/activities/5587

【 第二目標のお知らせ 】 2018.5.9 up
お陰さまで第一目標の100万円を達成しました!
ここまで応援下さった皆さま、ありがとうございます。今作は、まずは映画化、さらには世界のテレビ局での放映を目指しています。プロモーション費はもちろん、海外展開する上で、各国の言語で翻訳するための費用も掛かります。プロジェクト掲載期間は残り約3週間ありますので、第二目標として200万円を掲げたいと思います。どうぞ引き続き、応援・拡散の程、よろしくお願い致します。

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映画『シンプル・ギフト 〜はじまりの歌声〜』で監督を務める篠田伸二と申します。

まもなく東日本大震災から七回忌を迎えます。

私自身、東北各地に友人、知人、お世話になった方などがたくさんいます。全く他人事ではあり得なかった。陸前高田には親類もいて、津波発生から約1週間音信が途絶え、消息を探しました。高田の街は壊滅しましたが、少々高台に家があり、辛うじて難を逃れ、叔父は同胞のために必死に走り回っていました。彼の元を訪ねたのは、津波から数ヶ月が過ぎた頃のこと。それからこの映画の撮影だけで7回、個人的にも仕事でも幾度か東北の各地を訪れました。

被災をされた方、家族を失くされた方が一様に語るのは、「家族とのあたり前の日常の尊さ」 でした。

ウガンダを訪れたとき、エイズなどで家族を失い、極貧の中で暮らす人たちも同じことを言っていたことが印象的でした。つまり、それは喪失を経験した人だけが獲得できる「気づき」なのかもしれない。とても大切なものを失った人のみが獲得できる「新たな地平、視野」といったものでしょうか。

タイトルにもなっている「シンプル・ギフト」は、映画の中で使用している曲名でもあるのですが、その歌は「自分のいるべき場所を見つけること、それこそが人生の真なる喜びなのだ」と唄っています。「人はなんびとであれ、それぞれ生まれ落ちた時から神によって与えられた役目がある、それが「シンプル・ギフト」なのだ」と。

 

テレビ局でニュースショーやドキュメンタリー番組の制作をやってきました

私は元々テレビ(TBS)にいて、関口宏さんが長年やっている「サンデーモーニング」や「そこが知りたい」などのニュースショーやドキュメンタリー番組の制作をやってきました。その後、展覧会などの文化事業プロデュース、プロ野球(横浜ベイスターズ)の球団広報、新番組の宣伝マーケティングなど、思い返せば一貫して「情報を伝える」ことを生業にしてきました。ちょっと話は飛びますが、かつて学生時代に「ブラジルで働きながら学ぶ」という留学制度を利用し、一年間ブラジル系企業に身をおき、日々もがいた経験があります。異文化の中でコミュニケーションを取ることの難しさ、思いを正確に伝えることの大切さを身をもって体験しました。そこから若き日の自分は「伝えること」に関心がシフトしていき、テレビというメディアに足を踏み入れることになったんだと思います。

しかし今回、まさか会社を辞めてまでこの映画制作に入ることになろうとは、夢にも思いませんでした…。

 

二人の人物

今回この作品を制作することになった経緯をお話する上で欠かせない人物が二人います。

ひとりは、親を亡くした子供たち10万人の教育支援を50年にわたり続けている「あしなが運動」創設者・玉井義臣あしなが育英会会長

今から35年前、私は玉井さんが主宰する「ブラジルで働きながら学ぶ」というユニークな留学制度に応募し、その最初の研修会が初めての出会いの場でした。「あしなが運動」は親を失くした子供が対象の教育支援活動ですが、一方で「若者を逞しく育てる」という活動にも熱心に取り組んでおられました。彼からは、トラブルを歓迎し異文化を悠々と生き抜け、と教わります。お蔭様で、トラブル続きのエキサイティングな一年を過ごすことができ、それ以来の師弟関係です。

そしてもう一人は、、、(このあとご紹介します)

 

世界中から支援を集めるために
無謀とも思える作戦に

“日本版あしながおじさん”ともいえる玉井さんが、80歳を越えて「人生最後の大仕事」として取り組み始めたのが、アフリカの若者たちの教育支援です。国連が規定する世界最貧地域、サブサハラ(サハラ砂漠以南49カ国)には、エイズで親を失い、それが理由で貧困に陥り、路頭に迷うしかない子供たちが数百万単位で存在します。そんな人たちに教育で希望を与えたいと、ウガンダを拠点にすでに10年以上の活動を続けています。

本気でこのプロジェクトに乗り出すには、世界中から支援を集める必要がある。そのためにはこの問題に関心を持ってもらわねばならない。そこで注目を集めようと彼が打って出たPR作戦は、無謀とも思えるものでした。

 

NYブロードウェイでコンサートを開く

NYブロードウェイでコンサートを開く。
しかも出演者は、ウガンダのエイズ遺児、東北の津波遺児、人前で歌うこともましてやコンサートも初めての子供たち。という構想です。

彼は本気でした。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」で世界的に名を馳せた英国を代表する舞台演出家ジョン・ケアード氏を ロスまで行って口説き落としたのですから。

彼は常に複数の演劇やオペラなどを抱えて世界中を飛び回る超多忙な演出家です。しかし偶然にも、彼も長年ルワンダの難民少女のフォスターペアレントをやっていて、そういう活動に関心が深かったそうです。

 

プロジェクトが動き出したのは2012年

2012年秋、玉井さんとケアード氏と三人で、東京・表参道の料理屋で会食をしました。

「僕がコンサートを創るから、君がそのプロセスを映像化するんだ。そして、そのコンサート映像とドキュメンタリーをDVDにして、支援者に配ってはどうかな。」

ニコニコ笑いながらそういう彼の頭にも、まだどんなコンサートになるのかイメージすらなかったはずです。でも、そこから一気に動き始めました。

 

撮影プロセス

小説「あしながおじさん」が世に出てからちょうど100年(1912年出版)というタイミングで、その著者ジーン・ウェブスターの母校ヴァッサー大学とあしなが育英会が協定を結びます。100周年の記念事業として共同でコンサートを開催することが決まりました。この大学は小説の主人公ジルーシャ・アボットが「あしながおじさん」の支援を受けて通った大学のモデル校です。ウェブスター自身もこの大学に通っていました。

ヴァッサー大学のコーラス・ディレクター、クリスティーン・ハウエルは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースのような美しく聡明な音楽指導者。

彼女は、のちにウガンダキッズらと深い絆を結び、コンサートを大成功に導くのですが、ケアード氏と彼女が初めてウガンダを訪問する2013年4月から撮影を開始。

それ以来、ウガンダに4回、宮城県に7回、そして本番のアメリカに一度訪れました。

玉井さんの「あしなが運動」の重要な理念のひとつが、「やさしさを集める」こと。つまり、お金も大事だけれど、たとえ10円でもそのお気持ちが集まることが支援を受ける子の心の支えになる。そして、その子が今度は人のためにと「恩返し」活動として広がってゆく。

だから今回の映画制作も、このプロジェクトに心から賛同してくれるプロフェッショナルたちを集めてやり抜くと決めました。助監督、カメラマン、音楽家、ナレーターもみんなそういう素敵な人たちです。一方、玉井さんの元には、この壮大なプロジェクトに賛同する様々な人々、例えばノーベル賞受賞者、企業家、芸術家などが世界中から続々と集まり始めました(あしなが育英会では「賢人達人会」として諮問機関をつくっています)。

 

ジョン・ケアード氏
「芸術には人々を一つにする大きな力がある」

−− この仕事を引き受けようと腹をくくったきっかけは?

私は、演劇の演出やミュージカルの脚本作り、作曲、そしてたまに作詞も行っています。詩や音楽に関わる仕事をしています。これらの芸術には、人々を一つにする大きな力があります。最も支援を必要としている人々のニーズを世界中の人々に知らせる最も効果的な方法の一つが、(いろんな国の)子どもたちを集めて一緒に歌い、互いの言語でコミュニケーションを図る機会を与えることです。

少なくともその子どもたちは、互いに助け合うことやコミュニケーションを図ること、世界を安全で暮らしやすい場所にすることが難しいことではない、ということを理解することができるようになると思います。私がロスで舞台をやっているときに、玉井さんが来て、世界中の孤児たちのためにビッグコンサートをやらないかと言われました。そのときに2000数百名の津波孤児が東北でできたと聞きました。全世界で2億の孤児がいるとも聞いた。そこにはどんなことが起きているか知りたかった。そして、世界中の人たちにこういう境遇にいる孤児たちがいることを気づいてもらう事が必要だと思った。

−− 最初にジョンが子ども達にインタビューしたときなかなか言葉が出てこなかった。このステージではちゃんと自分の言葉で表現できた事について

世界のあちこちから集まった同じ境遇の子供たちが、お互いに思いを共有したことだと思います。何千マイルも遠く離れていても全く同じことを経験したという思い、独りぽっちじゃないんだということが、彼らをとても強くしました。

−− キッズらの成長ぶりはどうみてるか?

とても成長したと思います。最初は西洋のスタイルの曲を一切歌えなかったのですから。西洋の歌のために音程を合わせて歌うことを学び、素晴らしい進化を遂げた。ダンスもずっとよくなった。パフォーマンスを通して自信を持ったことが成長なんだと思う。

 

本業の片手間では無理
30年間勤めたTBSを退職

玉井さんと立てた計画は、完成した作品を、この「賢人」たちを通じて彼らの国のテレビ局で放送をしてもらう。そうすれば百万人単位でこのプロジェクトへの共感を獲得できるかもしれない。しかし、それは相当に難易度が高く、決して簡単なことではない。そもそも「作品」の出来が良くなければならない。撮り貯めた映像を「作品」にまとめるには、本業の片手間では無理で、集中した時間が何よりも必要でした。
そして、私は30年間勤めたTBSを退職し、この作品づくりに賭けようと腹を決めました。

 

映画のタイトルでもある
"シンプル・ギフト" とは?

・神によって与えられた役目

今回の音楽コンサートを行うにあたり、合唱指導のクリスティーンが選んだ曲の一つに「シンプル・ギフト」がありました。

この曲はアメリカのアパラチアに多く住むキリスト教ピューリタンの中でもとりわけ禁欲的な生き方で知られるシェーカー派の聖歌として書かれたものです。1848年に エルダー・ジョゼフ・ブラケットという聖職者がつくった曲で、アメリカではポピュラーミュー ジックとしてもよく取り上げられ、今やアメリカを代表するメロディーのひとつといっても過言ではないのだそう。

クリスティーンもこの曲が大好きで、この歌詞とウガンダの子供達がシンクロするといい、ぜひ彼らが歌うところを見たかったと言います。

その歌詞は、「自分のいるべき場所を見つけること、それこそが人生の真なる喜びなのだ」と 歌う。

人はなんびとであれ、それぞれ生まれ落ちた時から神によって与えられた役目がある、それが「シンプル・ギフト」なのだと。

ウガンダのエイズで親を失った子供達も東北の津波に家族を奪われた若者たちも、悲しみと絶望のどん底から希望の光を見つけたところから大きく羽ばたいていく。その希望とは、悲しみにあるのは自分だけではないことを知り、そして愛の手を差し伸べてくれる人たちへの感謝の思いに目覚め、自分にも誰かのために何かができるかもしれないと気がつく。他者を思い、他者のために力になれるかもしれない。それが彼らの「シンプル・ギフト」だったのではないか。

モノに溢れた生活に慣れきっている現代人は、日々さまざまな不満をもつものだけれど、日々健康で生きていられること、飲料水や食事を確保できること、ごく当たり前の家族との日常こそが最大のギフトであると真に気づくことは、残念ながら容易ではありません。 この作品の陰なる主役である現代の「あしながおじさん」であるタマちゃん(玉井義臣氏)もその行動力とパワー、そしてアフリカに賭ける思いなど、それはまさに確信に満ちた「シンプル・ギフト」なのではないか。そのことを見せつけられて、視聴者はたじろぎつつも、すげえ人だと感服させられることでしょう。

「自分に与えられたシンプル・ギフトはなんだろう」私自身も日々思います。未だ確信をもてる答えは見つかっていません。

けれど、⻑く勤めた会社を辞め、この映画に力を注ぎ込むことになった道のりも、ひょっとしたら「シンプル・ギフト」なのかもしれないナとうっすら思ったりもするのです。

 

まずは映画化
目指すは世界のテレビ局で放映

この玉井さんの壮大なプランを形にするには、世界中からの支援が不可欠です。

でもその前に、こういう現状があり、こんなプロジェクトが進んでいるということをまずは知ってもらう必要があります。

その上で共感を獲得し、支援に繋がるのはそれからだろう。

その大きな目標に向かって動き出したコンサート。その実現までのプロセスは、アフリカの現状や遺児たちの置かれた環境、そして「教育こそが希望を与える」ということが見る人には伝わるのではないか。そのためには応援者を一人ずつでも集めなければならない。それも世界的な規模で。

一人でも多くの人の心に届けるには、様々なメディアを経由しなければ増幅しません。
それにはテレビが最適と考えました。
それは“賢人”たちを通じて、映像を世界中にデリバリーしていく。

そのために英語版も制作し、場合によってはその国の言語に吹きかえられるよう準備も必要だろう。そして、足元の日本国内でもメディアに取り上げてもらう努力は不可欠だ。そのための必要条件が劇場公開なのだとすると、それも目指さねばならない。様々な人々が注目してくれる作品にするには、映画祭での評価があればそれは最大の強みになる。多くの人々に関心を持っていただくための作品ブランディングも必要だ。
必要なことだらけ。
思いばかりが先行してますが、こんな思いで、いろんな人たちの協力を得ながら少しずつ積み上げてきました。

簡単ではありませんが、1000を超す作品が出品される各国の国際映画祭にもエントリーします。

そして、劇場公開もまずは東京、名古屋、大阪を目標に目指します。

どこまでいけるかわかりませんが、皆さまから応援を後押しにやれるだけやってみようと思っています。どうぞよろしくお願いします!

 

リターン

¥1,000

・お礼メール

¥3,000 公式サポーターオリジナル名刺

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚

¥6,000 映画チケット1枚

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚
・映画鑑賞チケット(1名様)

 

¥12,000 映画チケット2枚+エンドロールにお名前掲載

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚
・映画鑑賞チケット(1組2名様)
・サポーターとしてエンドロールにお名前掲載

 

¥16,000 映画チケット2枚+DVD

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚
・映画鑑賞チケット(1組2名様)
・サポーターとして作品のエンドロールにお名前掲載
・作品DVD 1枚

 

¥30,000 公開記念!トーク&懇親会ご招待(作品音源集のお土産付き)●限定50名

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚
・映画鑑賞チケット(1組2名様)
・サポーターとして作品のエンドロールにお名前掲載
・作品DVD 1枚
・公開記念!トーク&懇親会ご招待(作品音源集のお土産付き(4〜5曲を予定))1名様

 

¥50,000 関係者限定!監督を囲む打ち上げディナーご招待(作品音源集のお土産付き)●限定10名

・お礼メール
・公式サポーターオリジナル名刺 100枚
・映画鑑賞チケット(1組2名様)
・サポーターとして作品のエンドロールにお名前掲載
・作品DVD 1枚
・公開記念!トーク&懇親会ご招待(作品音源集のお土産付き(4〜5曲を予定))1名様

 

¥100,000 ●法人様プラン(A)企業ロゴ掲載

・映画公式HPと作品のエンドロールに企業ロゴを掲載
・映画鑑賞チケット(3組6名様)

 

¥200,000 ●法人様プラン(B)出張講演&作品上映

・映画公式HPと作品のエンドロールに企業ロゴを掲載
・出張講演&作品上映
 ┗ 篠田伸二監督による特別講演。交通費は別途ご負担頂きます。作品の上映が難しい場合は講演会のみ実施致します。

 

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