世界一緻密な絣織物。
「若手職人が技術を継ぎ、創り上げる本場奄美大島紬」

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本場奄美大島紬協同組合の若い世代が集まり、若い同世代の方に着てもらえる本場奄美大島紬を目指し、すべての工程を私たち若い世代が担当し受け継がれてきた伝統技術を使って創り上げるプロジェクトです。

支援方法が分からない場合はこちらをご覧ください >>


こんにちは、本場奄美大島紬協同組合 青年部の南です。
本場奄美大島紬は、約1300年という日本で最も長い歴史と伝統があると言われている着物です。しかし現在は後継者が減り、数年後には作りあげることが難しいという危機をむかえています。作り手のなかでも若い世代の感覚と受け継ぐ伝統技術で作った着物を、次の若い世代に着てもらうことが、この伝統が活き続けることに繋がると考え、私たちは立ち上がりました。

本場奄美大島紬はすべてが手作業で各工程ごとに専門の職人が必要なため、1人で創り上げることができません。私たち本場奄美大島紬協同組合の若い世代が集まり、すべての工程を私たち若い世代が担当し受け継がれてきた伝統技術を使って、私たちの同世代の方に着てもらえる本場奄美大島紬を創りあげる本プロジェクトを始動します。

 

プロジェクトメンバー(本場奄美大島紬協同組合 青年部)

 

生産反数はピーク時の1.3%に。現在職人平均年齢が約70歳。
若い職人が少なく、数年後には生産できなくなってしまう危機。
〜若い職人が夢を持てて、食べていける状況に変えたい〜

昨年の本場奄美大島紬の生産反数は4,732反と、ピーク時に生産されていた30万反を超える量の1.3%にも減少しており、私たちが生まれた頃でも生産量約20万反はあったのですが、急激に減っているのがわかります。
近年、奄美大島でも着物を着る機会が減ったという話を聞くことが増えており、とくに若い世代が着物を着ることは、女性では成人式や結婚式などの晴れの場ぐらい、男性ではほとんど着る機会がない状態です。そのような状況もあって着物市場は縮小しており、昔から作ってきた高齢者が引き続いて作っており、ぼくらのような若い世代は数えるぐらいしかいない状況まで来ており、より一層生産数が減ってしまうのではと感じています。

また、生産量が減少していることとともに、本場奄美大島紬を創る職人も減少し、高齢化が進んでいます。

<本場奄美大島紬従事者 年齢別構成表 平成28年3月31日現在>

上記表を見ていただくと一目瞭然。平均年齢は68.6歳と高齢化しており、内20代は1.3%の10名、30代は2.2%の17名でほとんどが60歳以上という状態で、このままでは本場奄美大島紬を創り続けられなくなってしまいます。
特に世界一緻密な織物と言われる本場奄美大島紬を織る高い技術を必要とする職人は激減しているとともに職人の生活も厳しい状況です。
若い子が本場奄美大島紬に惚れ込み織工になりたいと奄美に来ていただける機会もあるのですが、食べていけないのが現状です。「大島紬って高級品なのになぜ?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、織り上げるまでに長ければ半年かかります。完成まではお金がもらえない状況です。こんな状況をぼくたちは打破していかなければならないのです。

<写真:緻密な織物とわかる1枚>



昔も今も憧れる着物でありたい。
若い世代に着てもらうための一歩。若い自分たちがどこまでできるかの挑戦です!

私たちの親世代で本場奄美大島紬と言えば、着物のなかでもブランドイメージがあったようです。しかし私と同じような若い世代でのイメージはどうでしょうか。少しでも着物を着たことがある方や興味がある方は親世代と同じイメージであるかもしれません。もしかしたら着心地や製造工程などの価値よりも高額品という値段だけのイメージになってしまっているかもしれません。また、着物にあまり興味がない方は観光で奄美に来たりするまでは知る機会もない方もいるでしょう。

そんな方にでも本プロジェクトをきっかけに日本の伝統や着物に関心をもっていただけたら幸いです。すぐに若い世代が誰でも着たくなる、若い世代が買いやすいようにするというのは難しいかもしれませんが、ひとつずつ課題を解決できればと思っています。


 

今回のプロジェクトの第一段階としては、若い世代で伝統技術を受け継ぎ本場奄美大島紬を作ります。これにより若い世代にも「伝統を大事にしていこう」という共感や気づきをもってもらいたいです。また本プロジェクトで私たちとともに「本場奄美大島紬を作ってみたい」という方が現れたらもっと嬉しいです。

私たちの世代で先輩方から技術を受け継ぎ
本場奄美大島紬を若い職人みんなで創り上げる。

私たちは、この本場奄美大島紬を先輩方のアドバイスをいただきながら自分たちの手で作り、そして技術を共有し、自分たちの手で同世代の方に届けることで、着物を着る文化の再生と私たちのように作りたいという担い手が現れるよう本プロジェクトに邁進してまいります。

-----  本プロジェクトのポイント  -----

  • 全工程、若い世代の手で本場奄美大島紬を作る
  • 同世代に着てもらえる本場奄美大島紬を考え届ける
  • 着て頂く方にに本場奄美大島紬を直接お届けする。
  • 若手への技術伝承とともに、担い手が生まれるようにする
  • 担い手が職人として食べていける環境を整える。

 


本場奄美大島紬とは・・・

世界三大織物のひとつ

大島紬は日本三大紬とも言われておりますが、ペルシャ絨毯、フランスのゴブラン織りと共に世界三大織物のひとつとも言われております。
その理由は、約1,300年の歴史をもつこともそうですが、何と言ってもその緻密さ。

手にとって実際に見ていただくことが一番わかりやすいですが、先染めによるタテ糸とヨコ糸の絣(点)で柄を表現しており、この技術により細かい柄を表現することができるのです。

大島紬とよく呼ばれますが、奄美大島(鹿児島県)が本場生産地(発祥の地)とされている絹織物で、本場奄美大島紬(地域団体商標 第5012251号)は、奄美群島内の組合員により生産された、経済産業大臣指定伝統的工芸品「本場大島紬」のことです。

絹100%で、先染めで、 手織りで絣合わせをして織上げたものです。軽くてあたたかく着崩れせず、着込めば着込むほど肌になじむ着心地の良さと独特の色合いが特徴です。

 

【本場奄美大島紬の特徴】
・絹100%で軽くてあたたかく、極上の肌触り。
・先染めであるため糸自体にしっかり染色され、奄美の泥で染める「泥染め」は化学染料では表現できない色合いに。
・緻密な模様を織りあげるのに、締機(しめばた)で手作業により経緯絣(たてよこかすり)及び緯絣を加工したもの。もしくは、手機(てばた)で経緯絣及び緯絣を絣合わせをして織上げたもの。

手作業でしか味わえない風合いで一生着られる大島紬。
歳を重ねるごとに、着れば着るほど色と肌触りが馴染んでいきます。

着物は一生着られるものであり、特に本場奄美大島紬は、手編みのマフラーのようにすべて手作りであることから肌ざわりの優しさや着れば着るほど体になじみ、美しいシルエットを描きます。また、色味が洋服で言うモード系のような落ち着きと気品を兼ね備えていることから歳を重ねるごとに大人の味わいを深めていきます。特に泥染めされた黒色の本場奄美大島紬は、きらびやかな環境であるほど着ている方をより一層引き立たせるでしょう。

 


 

各工程ごとに職人が必要であり、みんなが手を取り合ってできる本場奄美大島紬。
約30〜40の工程を、今回のプロジェクトでは若い世代がすべて担当し創り上げます。

本場奄美大島紬は全工程ごとに職人がおり、すべての工程の職人が手作業で作り上げる着物です。


まずはカタチや色調などイメージを表現した原画と設計図を描く「図案」です。この図案にそって織る前の糸を染めるための準備で細心の注意を要する「絣締(かすりじめ)」を行い「染め」に入ります。

大島紬の「染め」と言えば代表的なのが「泥染め」。テーチ木(シャリンバイ)と呼ばれる木から抽出した液を染料とし、繰り返しもみ込み、染めあげた後、泥に何度も漬けて染め上げていくことで自然から生まれた渋みのある黒色に染め上がります。


泥染め

そして図案に沿って染め上がったものを織りに適した調整加工を行い「織り」に入っていきます。先染めである本場奄美大島紬は織りの段階で柄を合わせながら織り上げていきます。タテ糸とヨコ糸を狂いなく合わせながら織り上げていくという長い年月をかけて磨き上げた高い技術と長い月日がかかる作業が必要になります。この一連の工程に各職人が携わることで大島紬は生まれます。今回この各工程を私たち若い世代がすべて担当し、受け継いでいく技術を発揮して創り上げていきます。


製織

<本プロジェクトメンバー>






 

今回制作予定の本場奄美大島紬

今回のプロジェクトで制作を考えているのは、本場奄美大島紬において代表的な柄「龍郷柄」を小型化したものを考えています。「龍郷柄」は奄美に群生するソテツと奄美に生息するハブをモチーフに図案化した柄を言い、様々な形状や大きさがあります。今回私たちが挑むのは、今までよく作られていた大きめの柄ではなく、細かい「龍郷柄」にすることで、着物の柄の主張と、着る方を引き立てるというバランスをもった気品を感じさせるものを考えています。
今回、プロジェクトの第一段として、代表的な柄を自分たちの感性で改変に挑むことは今までの技術を受け継ぐ一歩と考えています。また、柄の小型化は通常よりも高い技術が必要となり、この商品を作ることで技術力を高めようとするチャレンジの意思でもあります。「龍郷柄」は娘を嫁がせる時に持たせたとも言われています。今回のこの制作が先輩方から1人前と送り出してもらえるよう頑張っていきます。

 

■クラウド費用の扱い

本プロジェクトでは、「担い手が職人として食べていける環境を整える」ということも掲げています。この1つに職人が本場奄美大島紬を作るだけで食べていける賃金にするということ、過去にあった「作ってみたい!」と現れた担い手を賃金を理由に失わないためにも私達自身で他事例や企業間で色々と工程ごとに計算し、希望小売価格を考えました。そのなかで、私たち若い世代では立て替えられない原材料費と本プロジェクトの輪を広げるPR費等を、皆さまからご支援いただきたいと考えています。制作には1年かかりますが、計18反制作し、1反分を日傘に、他17反を着物用に制作いたします。

・原材料費(18反分)
・プロジェクトPR費