写真集で堪能する、舞踏家『ひびきみか』と写真家『児玉明久』の身体芸術の世界。
図書印刷株式会社の協力で制作します!

図書印刷の沼津工場まで、印刷の立会いに行ってきました。

図書印刷株式会社様の静岡県にある沼津工場まで、印刷の立会いに行ってきました。
工場の設計は丹下健三さん。1954年に建てられた建物で、文化財でもある建物を維持しながら使うのが大変とのことでしたが、中で使っているのは最新鋭の機械ばかりの大きな工場でした。



印刷の立会いとは、実際に本を刷る印刷機械で、意図した通りの色合いが出ているかの確認作業です。
機械やインクの調子で微妙な色の差が出てしまうので、1枚の紙ごとにCMYKの色のバランスを調整してから印刷していきます。
特に黒のK版の強弱でかなり印象が変わるので、モノクロでも楽じゃなさそうですね。
薄い肌色のあるページはかなり難しく、何度もやり直してもらう場面もありました。

今回の写真集では1枚の紙の片面に8ページが印刷され、確認作業が終わると一気に今回の発行数である300冊分を刷っていきます。
この1行程が約30分くらいかかるので、全部のページを確認し終わるとすっかり夜でした。

今回は印刷までしか見れませんでしたが、この後の行程としては、
コデックスで背表紙がないので、この紙を折って、綴じて、断裁して、別の紙に刷った表紙を貼って完成です。

皆様に本をお届けできるのも、もうすぐです。

2017/12/12 20:54