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浅草にある今年創業74年目の老舗パン屋・ペリカン。
ペリカンで作られているパンは、たった2種類にも関わらず、そのスタンダードで飽きのこないおいしさから、多くのファンを獲得しています。
菓子パンなどの種類を増やさずに、食パン・ロールパンだけに絞り、シンプルなパンのみを作り続ける独特のスタイルは「もし、自分に10の力があるのなら、それで100のものをつくるよりも、1つのものをつくる」というペリカンが掲げる理念のもと、74年の歴史に裏打ちされ、長い時間をかけて育まれてきました。
初めまして。
株式会社ポルトレの石原弘之です。私は中学二年生の時に老人介護施設を題材したドキュメンタリー映画を制作したことが映画制作を始めるきっかけとなりました。
その後、多摩美術大学(造形表現学部 映像演劇学科)にて映画制作を学び、「えいがの新しい切り口を提供しよう」と決心し起業したのが去年です。
今回行うプロジェクトは、浅草にある1942年創業の老舗パン屋・ペリカンに迫ったドキュメンタリー映画の制作です。
私はペリカンというパン屋が、いまなぜ注目を集め、求められているのかを探求したいと考え始めました。そこには、始まりはなんの変哲も無かったモノが、時を経て、こだわりとなり、他者に伝わるまでの過程=ドラマが潜んでいると直感的に思ったのです。
つまり、伝統やブランド(価値)を形成するヒントが、きっと隠されているはずだと感じたのです。
その点を「考える」ために、カメラを回し、映画作品にするというのが、今回のプロジェクト内容です。
私がペリカンを知ったのは、今年の5月頃、テレビ東京で放送されていたWBS(ワールドビジネスサテライト)という情報番組がきっかけでした。「一見、普通の食パンになぜ行列ができるのか?」というハッとする見出しで取り上げられていました。
その特集映像を何気なく見ていたのですが、どんどん惹き込まれてしまったのです。それは、菓子パン競争に背を向けて、食パンとロールパンのみを極めようという姿勢に対してでした。
現代は、どちらかといえば多様であることの方がスタンダードな社会だと思います。つまり商売でいえば、いろいろな種類のモノを扱っていた方が有利だと考えるのが自然です。しかし、ペリカンはそうした考え方とは真逆で、あえて商品数を絞り「極める」という道を選択したのでした。
「やらないことを、やる」という発想におもしろさを感じた私は、もっとペリカンについて知りたいと思いました。その時の気持ちとして、テレビの特集はおよそ10分程度でしたが、あと100分はこのお店について見たい、知りたいと思いました。
ペリカンというおもしろいパン屋を掘り下げてみたら、パンだけに限らず、あらゆる仕事やものづくりに共通する、普遍的な事柄、大切にすべき何かを見出せるのではないかと。
早速、ペリカンに電話をして、店長としてお店を切り盛りする四代目・渡辺陸さんと会う機会を頂き、お話をしてみると、なんと自分と同じ年であることが分かったのです。これには驚きました。30歳手前の若者が、74年の歴史あるパン屋を切り盛りしているというギャップが、さらにおもしろいと感じたのです。
初めまして。浅草でペリカンというパン屋の店長をやっております、渡辺陸というものです。
ペリカンは食パンとロールパンの二種類しかアイテムがない、我がことながら変なパン屋なのですが、皆様のお力添えもあり2016年で創業74年になりました。
創業者は私の曾祖父に当たり、二代目が祖父、三代目が叔父(母の兄)ときて、現在私にバトンが渡されています。先代たちが築き上げてきたものを壊すことのないよう、きちんと店を回していくのに精一杯な毎日です。
さて、そんなペリカンがこのたび映画になります!
「ペリカン THE MOVIE」というわけです。
テレビや雑誌などはこれまで何度か出させていただきましたが、映画は初の試みで私も当惑しています。パートのかたに「今日は映画の撮影があるので、夕方まで戻れません」と事実を伝えるだけで、自然と笑いが起こるていどには異常な事態です。
ポルトレの石原さんと内田さんにお話をいただいたときも、やはり最初は上手く理解できず「映画……ですか?」と何度も尋ねたのをよく覚えています。
しかし、実際に会ってお二人と話しているうち、真摯な態度と仕事に対するひたむきさ、なにより「いい映画が撮りたい!」という情熱に共感し、今回の運びとなりました。
せっかくやることになったのだから、いいものを作りたい、面白いものにしたい、という気持ちは私も同じです。
「ペリカンの魅力を一人でも多くの人に知っていただく」
それはこの映画を作る上で(そして日々の私の仕事の中で)自らに課している最低限のノルマです。ですが欲を言えばそれ以上に、「仕事というものは人が人生を賭するに値するものなんだ」ということを感じてもらえればと考えています。
人はお金を得るために働きますが、お金を得るために生きているわけではありません。
普段、何気なく町で見かけたり前を通ったりしている店の人たちが、どれほどの情熱を持って仕事に取り組んでいるのか?
この映画を観終わったあと、少しでもそういったことが気になってもらえれば個人的には大成功だと考えています。
私は来年でやっと30歳になる若造です。
そんな大仰なことを語るには、あまりにも早い年齢です。
しかし、私の周囲で一緒に仕事をしている人たちは必ずしもそうではありません。
なので、きっと面白い映画になるはずです。
というわけでして、皆さんどうか何卒、よろしくお願いいたします。
好きなパンは?と聞かれてまっ先に頭に思い浮かぶのが、ペリカンのパン。
ふだんはお客さんとして行くだけなので、
映画で作っている様子やお店の方の想いが観れるのかなと思うと
今からワクワク。
さらに好きになりそうな予感がしています。
伊藤まさこ
<プロフィール>
1970年横浜生まれ。料理や雑貨など暮らしまわりのスタイリストとして雑誌や書籍などで活動。著書に「おべんと帖100」マガジンハウス、「夕方5時からお酒とごはん」PHPエディターズグループなどがある。
監督である内田さんと私(石原)は、古くからあるものの良さの捉え方や、それに対する価値の感じ方が似ており、歴史や伝統に対してのリスペクトが強い性質です。そうしたことから、モノづくりを行う上でのフィーリングが非常に合います。会社名であるポルトレという名前は、彼と一緒に作った一本の映画のタイトルに由来します。(吉村界人主演・内田俊太郎監督「ポルトレ PORTRAIT」)大学の実習作品であったのですが、劇場支配人の方々との素晴らしい出会いに恵まれ、東京・大阪・兵庫と三都市の映画館でロードショー公開を行うことができました。地方での上映の際には、数週間前から劇場近くにマンスリーマンションを借りて、泊まり込みで連日チラシ配りを行った経験もあります。
そうした上映活動を経て、様々なことに気付かされました。
特に一番考えたのは、「社会にとって、映画とはどのような存在なのか、どのような役割なのか」という問題でした。振り返ってみると、このような問いに対して、内田さんとは常にお互いの考え方をぶつけ合い、答えを模索し続けてきたように思います。そして、いまだに、答えは出ていませんが、自分たちの考え方を反映した、自分たちならではの新しい映画を作り上げたいというロマンを捨てずに抱いています。
また、ふたりとも現代に少しだけうまく馴染めていない部分があります。
それは、逆に言えば馴染みたい!という気持ちがあるからこそ、そのように感じてしまうのかもしれませんが、移り変わりの激しい、現代に対する気後れみたいなものをお互いに持っています。
これは決して現代を批判してネガティブな意味で言っているのではなく、だからこそ、気持ちを奮い立たせて、現代に近づこうとしている最中です。このプロジェクトも現代社会と関わろうという取り組みのひとつに過ぎません。その中心にペリカンというパン屋さんがいて、尊いと感じるので映画にしようと思ったのです。
そうした経緯もあり、今回のプロジェクトも内田さんと共に、実行しようと考えました。
さらに、ペリカンの四代目店長である渡辺陸さんと、内田さんと私は、同世代です。いままでの時代を築き上げてきた先人たちのやり方を参考にしつつ、これからは自分たちが主体となって物事に取り組んでくことの必要性を、立場は違えど三人とも腹の底で感じていると思います。だからこそ、同世代の内田俊太郎とやりたいと思いました。
普段、我々が口にしているものを誰が作っているのかほとんど知りません。喫茶店で提供されるトーストの生産者を知らなければ、コンビニのパンを誰が作っているのかさえ知りません。そこにただパンがあるだけです。
最近つくづく思うのは、すべてのものは人のために、人が作る。
我々の周辺付近には誰かが祈り、願ったものしか存在しません。
今回、取り上げるペリカンのパンはその一片にすぎないですが、その一片にこそ重要な「何か」があるはずだと信じています。その「何か」がこのドキュメンタリー映画を通してみなさまに伝えられるよう、私も同じように祈り、願いながら日々、制作しています。
このプロジェクトを応援してくれる人を募って【ペリカン倶楽部】を発足したいと思います!ペリカンのパンが好きな人はもちろん、このページをお読みいただき繋がることができた皆さんと本作を盛り上げていくことが出来ればと思っております。
なお多くの人に作品を見てもらいたいという想いが強いので、クラウドファンディングで集まった資金は、全体の製作費の中で、特に販売・宣伝の費用として使用いたします。
明日どうなるか分からない不確かな時代だからこそ、ドキュメンタリーの持つ「リアル」「日常性」がじわりと求められてきていると感じ、何の変哲もない日常につぶさに目を向けて、そこにある本当に大切な意義を発見し、さらに探求していくという映画の持つ陰の部分をあえて強く打ち出してみたいと考えようになりました。
そうした作品を人々に紹介し、より多様な考え方や生き方が形成されていくきっかけとなるメディアを作り上げることが我々の目指している姿です。
そして、エンターテイメント・娯楽性の高さではなく、視聴後に必ず何かを得られる、出会えてよかったと思えるドキュメンタリー作品に必ずしたいと思います。作品鑑賞を通じて、自身のキャリアや人生へのプラス、深みを得るきっかけとなる役割を担い、しみじみと「知」を探求できる映画作品、コンテンツを世界に向けて発信・発表していきます。
日本のドキュメンタリー映画が世界に向けてなにか「問いかける」。
人間とはなんなのか?生きるとは?働くこととは?そうした、簡単には答えの出ない問題に対して、映画を作り続けることで、時代に打ち出していきたい。そのように感じております。
本作は、多くの人に見てもらえる(興味を持ってもらえる)作品にしたいと考えています。そして、鑑賞後、持ち帰る「何か」がある映画にしたいと思います。
何卒、宜しくお願い致します。
企画・プロデュース:石原弘之
監督:内田俊太郎
¥1000
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¥5,000 映画チケット プレゼントプラン
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映画のチケット(2枚)
監督からの撮り下ろし15秒ショートムービー
¥10,000 映画チケット+選べるオリジナルバッグ1種 プレゼンプラン
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映画のチケット(2枚)
監督からの撮り下ろし15秒ショートムービー
ペリカン映画オリジナルペリカンバッグ A or B ( A:マルシェトート、B:パンナバッグ )どちらか1点プレゼント
¥18,000 映画チケット+オリジナルバッグ3種すべて プレゼントプラン
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映画のチケット(2枚)
監督からの撮り下ろし15秒ショートムービー
ペリカン映画オリジナルバッグ全種類プレゼント( A:マルシェトート、B:パンナバッグ 、プラスミニトートの計3点)
ミニトート
(300mm × 200mm × 100mm)
動画 >>
¥30,000 超先行上映会ご招待&エンドロールにお名前掲載 *先着20名
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監督からの撮り下ろし15秒ショートムービー
ペリカン映画オリジナルペリカンバッグ A or B ( A:マルシェトート、B:パンナバッグ )どちらか1点プレゼント
映画完成記念イベントにご招待
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エンドロールに掲載
¥100,000 (法人プラン協賛)企業ロゴ掲載
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映画のチケット(2枚)
監督からの撮り下ろし15秒ショートムービー
ペリカン映画オリジナルペリカンバッグ A or B ( A:マルシェトート、B:パンナバッグ )どちらか1点プレゼント
映画完成記念イベントにご招待
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エンドロールに掲載
【予告編】ドキュメンタリー映画「74歳のペリカンはパンを売る。」/ 3分
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