小澤亮太さん
薬物依存症に翻弄される家族の中でも、もっとも多くのことを理解しながらも、弟を薬物の世界に引き込んでしまったことに苦しみ!自分の薬物使用についても親に話せず苦しむ兄の役。これは私自身です。
この複雑な心境を胸に持ちながら地獄へと落ちていく家族を目の前にして、兄を演じるのは小澤亮太さんです。
亮太さんとは今回初めてのご縁です。ご紹介でお会いし、その場で兄の役をお願いしました。私自身の役をやってもらうことに関しての特別なこだわりはありませんでしたが…
キリッとした純粋さ!亮太さんの目に、姿勢に凛々しく一人立つ心意気とご縁を感じました。
私は本当に中途半端で自分のやりたいことをやってるだけの人間です。でも私の薬物使用から弟を引き込み家族を苦しめた、この現実を乗り越えて何かが変わってきたと感じています。
亮太さんにも自身を変える出来経験があると思います。役作りの上で、もちろん薬物を使うことも依存に苦しむことも必要ではありません(笑)
亮太さんの生きてきた道に、この役を生きるヒントが沢山あります!それを一緒に探しながら亮太さんの可能性をガンガン大きく膨らませていきます!
日本で一番、弟のことを思いやる兄役であればいいと思います。一番苦しんだ人が一番幸せになれる!
薬物依存症の者を抱える家族の多くは家族の中でも母親が一番関わり、苦しみ助けるために動いていると思います。これだけ関わっている兄は日本の中でも珍しい一例だと思います(笑)
苦しむ家族に、お母さんに光があることを知って欲しい。
どん底の苦しみから這い上がるための光を諦めず探し続ける兄役を亮太さんとともに目指します。
亮太さんならば必ず意義ある兄役を生きてくれると信じています。