死にかけた愛するアホ旦那をもう一度歩かせたい!
〜 Re:Walkプロジェクト 〜

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【第2目標を設定しました】(4/22)
第2目標は500万円。目標金額を達成したあかつきには、「Re:Walkプロジェクトを通して得た『再び歩くためのリハビリ』に関する知識や情報を発信するイベント」を開催します。詳細は上の画像の上部にある「活動報告」より「2016.4.22 第2目標を設定致します」をご覧ください。

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【選手グッズプランの内容を変更しました】(4/5)
各選手限定1名であった
選手グッズプランの内容を変更いたしました。詳細は活動報告にて改めて報告いたします。今後とも応援よろしくお願いいたします。
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【お返しのプランを追加しました】(4/4)
限定5名のお返し「木戸夫妻の前向きおもてなしプラン」が早くもOUT OF STOCKとなりましたが、支援希望をたくさんの方からいただいているため、日程B・Cを追加することといたしました。今後とも応援よろしくお願いいたします。
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はじめまして。

木戸彩と申します。

私の旦那、木戸俊介は、ちょうど一年前に交通事故で脊髄損傷になり医師から「一生歩けない」と宣告されました。




でも、私たちは絶対に諦めません。

旦那ともう一度並んで歩くこと。
そして医療の常識では考えられないような可能性に人生をかけて挑戦し、自分達のように障がいで苦しんでいる方々に「歩く希望」を持ってもらうこと。
この2つが、今の私たち夫婦の目標です。

 

瀕死の重傷を負ったアホ旦那  

結婚して3年。
私は旦那のアホぶりに毎日悩まされてきました。 経済観念がなく、貯金もできない。 熱が出ると不治の病にかかったように弱気になる。友人の結婚式の余興で私が当てたハワイ旅行のチケットをその場の勢いで人にあげてしまう。お調子もので、寂しがり屋で、下ネタ好きで、取り柄といえばサッカーだけ。笑
でも、アホでどうしようもない彼のまわりには、いつも仲間がいる。私の旦那はそんな男でした。

そんなアホ旦那が、ある日突然、交通事故で瀕死の重傷を負いました。それは、新居への引越し当日のことでした。間が悪いところもアホ旦那たる所以です。

「足は一生動かなくなります」

私が駆けつけた時旦那の意識はなく、顔面粉砕骨折、頭部硬膜外骨折、肋骨10本に肩甲骨骨折など、体はボロボロで命の保証はないと言われました。
その後、集中治療室で目を覚ました旦那と対面し、命に別状はないと聞いて胸をなでおろしたのもつかの間、「足は一生動かなくなります」と医師から宣告されたのです。

旦那の意識が戻って、「あんた、生きててよかったねえ」と言うことはできましたが、足がもう動かないと伝えることはとてもできませんでした。サッカーが大好きで、29年間サッカーに身を捧げてきた彼がもうボールを蹴ることはおろか、歩くことすらできない。そのことを知ったら、彼はどれだけ悲しむか。

 

この人なら絶対にくじけることはない  

私の心配をよそに、このアホ旦那は自分のことよりも周りのことばかり心配していました。自分と連絡がとれない人が心配してないか?仕事で迷惑をかけていないか?
また、「自分が歩けなくなると、妻が心配するだろう。」と気になったようで、自分がもう一度歩けるようになるのか、こっそり看護師さんに聞いていました。でも、看護師さんに聞いていることもすべて私に筒抜けになっていました。笑
「私もみんなも、あんたの心配してるっちゅうねん…。」涙が出ました。

でも、むしろそんな姿に生きる力を与えられたのは私の方でした。 事故から3日くらいたってご飯を食べられるようになった旦那でしたが、起き上がることも、スプーンを使うことも難しく、口に運んだ食事をボロボロとこぼし続けました。見兼ねた私が手を貸そうとすると、彼は私にこう言いました。

「これは俺がこれから生きていくための最初の一歩やねん。邪魔せんといて。俺はおかわりして、看護師さんに“この人むっちゃ食べるやん。病人じゃないみたいやん。こんくらい食べられるなら大丈夫や”って言われたいねん。ほんまは食欲なんか少しもないけど、ここで頑張らなあかんねん」

私は、その時の旦那の表情や言葉を一生忘れないと思います。見栄っ張りな旦那の根性が発揮されて前を向き始めた瞬間でした。
私は「この人なら大丈夫」と思いました。たとえ足が動かなくても、この人なら絶対にくじけることはない。私はその旦那の姿を見て、彼の前ではもう決して涙を見せないと心に決めました。二人で前向きに生きていかなければならない。私は、死にかけたアホ旦那からそのことを教えられたのです。

 

あきらめたらそこで終わり  

それから私は、毎晩毎晩、インターネットで「脊髄損傷」に関する情報を探し求めていました。気になる情報があれば問い合わせ、有名な病院の先生に直接電話しました…。
もちろん、再生医療に関する情報も探しました。

旦那の両親も脊髄損傷のリハビリ支援団体を調べ、代表者に会いに行ってヒアリングするなど、ささいなことでもとにかく必死で情報を求めてきました。
探しまわった結果、分かったことは「歩く」ための有力な情報は限られており、「自分たちで挑戦し、逆に発信していくことで情報を集めなければならない。」そう考えるようになりました。

旦那が毎日のリハビリ日記を綴ったブログを配信し始めたのもこの頃です。

入院中に書き始めたこのブログは、私たち夫婦を応援してくれる多くの方々や、共感していただけるアスリートの方々と出会うキッカケになりました。

その一人がパラリンピアンの中西麻耶さんです。中西さんと出会い、障がい者として、人としての生きざまに強く感銘を受けました。今回のプロジェクトでも、発起人の一人として多くの支援をいただいています。

また、アホ旦那はこんなにも多く周りの方に愛されている。それを知ることができました。事故の後、毎日のように旦那のもとに多くの方に励ましに来ていただきました。筑波大学卒のJリーガーの方々からは数えきれないほどのメッセージ入りのユニフォームをいただき、たくさんの勇気をいただきました。
「これを着てまたリハビリを頑張る。それが俺の生きがいやねん。」自慢気に話す旦那を見て、私も勇気をもらいました。

たくさんの勇気をもらい、あきらめるどころか、どんどん前を向いて進むようになっていったのです。

 

数%の可能性に賭けてみたい

現在の日本のリハビリ医療では、足が完全に麻痺してしまったら、一生歩けないことを前提にしたリハビリプログラムが組まれます。仮に歩ける可能性が数%あったとしても、そのわずか数%の可能性に時間を費やすよりは、一日でも早く車いすで日常生活を送ったり、仕事をしたりできるようになった方が良い、という考え方によるものです。それはそれで理にかなった考え方だと思います。
しかし、私たちが欲しかったのは「歩くことを目指すという希望」でした。本当に少しの希望。歩けなくなった現実に目を背けているのではありません。受け止めるからこそ、その分少しの可能性に賭けるリハビリに希望を持ちたかったのです。

どれだけ時間がかかってもいい。もう一度二人で歩きたい。そしてできることなら、あのサッカーバカ、いえ、サッカー好きな旦那にもう一度サッカーをやらせてあげたい。私はその夢を選び、一生ついていくことを決心したのです。

 

海外視察を経て、リハビリ治療の最先端オーストラリアへ

手当たり次第に毎日インターネットで情報収集しているうちに、海外では「歩くため」のリハビリが積極的に行われているにもかかわらず、日本にいると言語の壁が原因で見えない情報があることを知りました。そのリハビリを自らの目で確かめたいという思いから、今年の1月、車椅子の旦那と一緒にオーストラリアとアメリカの脊髄損傷回復施設を訪れました。

訪問前、日本人、外国人問わず、現地でリハビリや医療に関わる方々のブログや記事を読んでは「是非会って話を聞かせて欲しい」とダメもとで直接メールを送り、結果的に現地で多くの方々に話を聞くことができました。また、実際に現地のリハビリを経験しました。

そこで見たのは、決して歩く事を諦めないトレーナーと障がい者、そしてその家族でした。
脊髄損傷者にとって歩行訓練は、「もう一度歩くため」だけではなく、骨粗しょう症を防ぐなど、身体的な効果もあります。
今後発展を遂げるであろう再生医療を受ける場合にも、患者自身が体の準備をしておく=歩くリハビリをしておくことは有効と考える研究者・医師も多くいます。

 

結果、私たちはこの4月半ばからオーストラリアに行って、歩くためのトレーニングを始めることにしました。一番の目標は、旦那が再び歩けるようになることです。でも、それだけではありません。
ここで見たこと、感じたことが旦那だけでなく日本で同じ悩みを持つ脊髄損傷者や家族のチカラになりますように。そう切に願います。

 単純な旦那は、「オーストラリアでトレーナーと一緒に歩くんだ!」と横で英語を猛勉強中です。笑

 

クラウドファンディングを通じて実現したいこと(支援の使い道)  

このプロジェクトの目標金額は200万円です。200万円という金額は、オーストラリアで半年間リハビリをするためにかかる費用です。海外でリハビリをするためには、それだけの費用がかかることを皆さんに知っていただくため、この金額設定にしました。支援金の使い道は、一部はリハビリ費用に使わせていただきます。(それ以外のリハビリ費用、滞在にかかる費用は自分たちで負担します。)

当初は、旦那のリハビリ費用全てを支援してもらえたら、そう考えて企画しました。しかし、事故当日から現在に至るまで、情報が不足して不安でたまらなかったことを考えると、今回のプロジェクトを通して、

① 少しでも多くの人に多くの情報を発信できる場所をつくるために・・・脊髄損傷、リハビリ、再生医療についての情報を発信するためのWEBサイト立ち上げ費用と運用費として使わせていただきます。最終的には皆さんの情報を交換して相互コミュニケーションできるサイトにしたいと考えています。
② 少しでも多くの人に前向きになってもらえるキッカケをつくるために・・・入院生活・リハビリ生活を通して出会い、私たち夫婦を前向きにしてくれた人・出来事・言葉を紹介する本の製作費に使わせていただきます。

この2つをプロジェクトのミッションにしたいと考えています。皆さまからいただいた支援金は、このミッションを遂行するために使わせていただきます。

今は歩けない多くの人たちが、もう一度歩くことを目指して力強く生きていける。自分たちが辛い思いをした分、そんな可能性が拓けていくことが今の私たち二人の願いです。

 


「ごめんな」から「ありがとう」へ    ー 木戸俊介 ー  

最初は、このまま一生歩けなかったら不幸だ、どうしよう。と思っていました。
でも、事故の後、本当にたくさんの仲間に励ましてもらいました。
歩くことを目指してリハビリができる自分がいる、そしてそれを応援してくれるたくさんのサポーターがいる。前向きに生きてみんなの期待に応えたい。そう思って、今自分ができることを精一杯やることに集中して進むことができました。

それに、歩けなくなったところが谷底だとしたら、あとはそこから上がっていくしかない。僕は一生をかけて、もう一度歩くことを目指していきたいと思っています。いつ歩けるようになるかはわかりません。でも、一生あきらめなければ、一生目標を目指し続けることができます。一生チャレンジしながら生きていくことができます。死ぬまで続くような目標を持てる人は、そういないのではないでしょうか。そう考えれば、僕はむしろ幸せ者なのではないかと思うのです。

夫婦の合言葉は、「車椅子で最高の人生。歩いて、もっと最高の人生」です。

妻には、最初は罪悪感しかありませんでした。僕のために自分の人生を犠牲にしなければならなくなったわけですから。でも妻は、「二人でどん底から這い上がっていこう」と言ってくれました。いま僕たちは30歳です。60歳になった頃、「30で足が動かなくなったけれど、今ようやく二人で歩けるようになったな」と語り合うことができたら、素敵だと思いませんか?

事故の直後、僕は妻に「ごめんな」と謝ってばかりいました。でも、もう「ごめん」とは言いません。「ありがとう」──。そう心から言いたいと思っています。

 

応援コメント

中西麻耶選手 - 義足のトップアスリート -

事故後に、共通の知人から紹介していただき出会うことができました。障がいというハンデを何とか克服して生きていこうとしていた当時の私たち夫婦に対して、障がいに目を背けるのではなく、障がいと向き合って強く生きる姿に勇気をいただきました。
また、より多くの方に共感し・応援していただくにはクラウドファンディングが最も有効な手段だと、今回の企画を提案していただいたプロジェクトの一員であり、最大の支援者です。

【中西選手よりいただいたメッセージ】
中学時代の同期に紹介頂いた木戸夫妻。障がいを負った者は人生の敗者と思われがちなこの世界で、障がいを負ったことによって沢山の方々と出会い、素敵な人生を手に入れている木戸夫妻の姿に「すんげぇ〜面白い障がい者がいたもんだな」と思わされました。

しかし、彼らと接して行くうちに、木戸夫妻の人間性に引き込まれていく自分が居ました。そして何より「もう一度歩きたい」という普通であれば諦めがちな夢をひたすらひたむきに追い求める二人の姿に純粋に「頑張って欲しい」と思いました。

彼らの一歩ずつ歩んでいく姿がまるで失ってしまった機能が一つずつ回復して行っているように錯覚してしまう不思議な世界を皆様も応援支援することで一緒に体感してみませんか?皆様の温かい支援をお待ちしております。頑張れ!アホ旦那!

 

岡田隆選手 - サッカー選手(ジュビロ磐田) -


旦那の筑波大学 蹴球部時代の2つ上の先輩であり、チームの主将でした。
旦那の兄の同期であったこともあり、在学当時から可愛がっていただいた先輩です。入院中にいただいた激励のユニフォームには、岡田選手の他にジュビロ磐田の選手全員のサインを入れていただき、旦那は「これを着て恥ずかしいリハビリはできない。」と気合いを入れてリハビリに臨んでいました。

【岡田選手よりいただいたメッセージ】

 

森谷賢太郎選手 - サッカー選手(川崎フロンターレ) -


旦那の筑波大学 蹴球部時代の2つ下の後輩であり、卒業後もたまに食事に行ったりと、今では夫婦で付き合いのある後輩くんです。実は、私たち夫婦の初デートの時にも、なぜか同席してくれました。笑 旦那の事故直後の公式戦でゴールを決めた彼が「このゴールはキドさんと彩さんのためにとりました。二人なら絶対に大丈夫です!」と言ってくれたコトは一生忘れません。(写真はそのゴールの時のものです)

【森谷選手よりいただいたメッセージ】

 


 

 支援へのお返し

1,000円 ミニ応援プラン

・お礼&必ず前向きになれるメール
 

5000円 必ず前向きになれるSkype相談プラン

・お礼&必ず前向きになれるメール
・必ず前向きになれるSkype相談(1時間)
 ※【旦那】or【妻】をお選びください
 ※支援いただいた順番にスケジュールを組んでいきます

10,000円 スタンダード応援プラン

・お礼&必ず前向きになれるメール
・WEBサイト立ち上げ時にメールにてご連絡します ※WEBサイト自体は多くの方に見ていただくため誰でも閲覧可能です。是非情報拡散にご協力ください
・必ず前向きになれる『キドリハ・ポジティブック』プレゼント ※本のタイトルは仮です
(内容は私たち夫婦が影響を受けた人・エピソード・言葉などを紹介します。もちろん、リハビリ留学で出会った現地の方に取材しご紹介予定。)
・毎週1回、リハビリやゴールドコースト滞在の様子を文章と動画でリポート
 (内容は【旦那】と【妻】の2バージョンをランダムでお届け!)

20,000円(限定5名) 木戸夫妻の前向きおもてなしプラン

10,000円のお返しに加えて(サンクスメールではなく直筆のお礼手紙※エアメールの可能性あり)
・必ず前向きになるランチ会ご招待
 (木戸夫妻を囲んでみんなで前向きになるランチ会です)
 ※夏以降、都内で土日のどちらかで開催予定

選手グッズプラン

①中西麻耶選手プラン ※限定3名

中西選手プランA :30,000円 ※限定2名様
・10,000円のお返しに加えて
・中西麻耶サイン入りナイキウェア
・中西麻耶オリジナルどら焼き(※茜丸本舗どら焼きに中西麻耶焼き印入り 10個入り)

中西選手プランB :30,000円 ※限定1名様
・10,000円のお返しに加えて
・中西麻耶サイン入り日本代表ユニフォーム
・中西麻耶サイン入り著書「ラスト・ワン」
 

②岡田隆選手プラン ※限定4名様

岡田選手プランA :30,000円 ※限定1名様
・10,000円のお返しに加えて
・岡田隆サイン入りユニフォーム

岡田選手プランB :30,000円 ※限定1名様
・10,000円のお返しに加えて
・岡田隆サイン入りスパイク

岡田選手プランC :20,000円 ※限定2名様
・10,000円のお返しに加えて
・岡田隆サイン入りトレーニングウェア+ネックウォーマー(サインなし)
 

③森谷賢太郎選手プラン ※限定3名様

森谷選手プランA :30,000円 ※限定1名様
・10,000円のお返しに加えて
・森谷賢太郎サイン入りユニフォーム

森谷選手プランB :30,000円 ※限定2名様
・10,000円のお返しに加えて
・森谷賢太郎サイン入りスパイク
 

100,000円(法人様向け)スポンサープラン

・10,000円のお返しに加えて(ブックは2冊贈呈します)
・『キドリハ・ポジティブック』にスポンサーロゴを掲載 ※本のタイトルは仮です
・Re:Walkプロジェクトサイト(WEBサイト)にスポンサーロゴを掲載、HPバナーリンク掲載
※社名ロゴ掲出の競合排除はできません

199,900円 この際オーストラリア(ゴールドコースト)行きますプラン(限定5名)

10,000円のお返しに加えて、
・木戸夫妻と巡る、ゴールドコーストツアー
(※ゴールドコーストのオススメスポットをガイド致します。車イスの方でも、そうでない方でもどちらでも応募可能です)
(※旅行企画実施:アーク・スリー・インターナショナル(CCCグループ))

 

Re:Walk!!!!!!

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