「トビヲちゃん」が見てきた黄金町や寿町。
問題を抱えるこのまちの本当の素晴らしさを多くの人に届けたい。

青森県八戸市の街のなかにも竹本キャラがたくさんいます。

年末年始に、実家のある青森県八戸市に帰省していました。

横浜からは遠く離れた場所ですが、ここには横浜以上に私のキャラクターがまちのなかにたくさんいて、まちの方達に大事にされています。

2011年に開館したアートセンターと地域産業の展示をミックスさせた

「ポータルミュージアムはっち」

のソフト事業として、2009年に初めてキャラクターをまちのなかに出没させました。

これも「トビヲちゃん」なのですが、いつのまにか、横丁のイベントでしたので「ヨコヲちゃん」になっていました。

「ヨコヲちゃんを探せ!」を2009年から2011年の三回行い、各回、千人以上の方が参加してくださいました。

3年目の2011年は、東日本大震災があり、海辺だけでなく、まちの中の建物もひどく被害を受けていました。

この様子では中止だろうかと思いましたが、予定通り「ヨコヲちゃんを探せ!」を開催することになりました。

キャラクターを出没するときは1店舗1店舗交渉していくので、細かく入ってみないとわからないこともたくさんありました。

イベントが終了して撤去と挨拶にまわっていると、

「震災後やめてしまおうと思ったけど、お店を続けていて良かった。子どもたちがたくさん来てくれて励みになった。」と涙を流してお話してくださった方もいらっしゃいました。

なにより、震災後で被害を受けても底抜けに明るくて力強い八戸の方たちから逆に私の方が元気をいただきました。

このプロジェクトの合間に、お酒を愛する八戸の人たちにもっと横丁を楽しんでほしいということで生まれた「よっぱらいほやじ」像は、地元の十和田杉を使った木こりさんの菅岡さんとのコラボレーションで実現しました。

今回は、黄金町、寿町のことを本にというテーマですが、トビヲちゃんを通して触れ合っている八戸やほかのまちのことも機会があれば紹介していきたいです。

そして、ぜひ八戸にも遊びに来てください。

写真はよっぱらいほやじ像です。

横丁に今6人います。

各横丁で愛されています。

2016/01/07 12:21