第3回目は、大学生インターンのC (22歳・女性)です。
==
【先生のコトバ】
どんなことでもいいから、プロになれ。
==
これは、私が高校の卒業式の日に、当時所属していたテニス部の顧問の先生に言われた一言です。
中高一貫校に通っていた私は、中高6年間をテニスに捧げ、常にテニスのことを考えていました。その先生は、そんな私のことを常に厳しくも愛のある指導をしてくださり、精神的にも体力的にも成長させてくれた方でした。
その先生のご指導の甲斐もあって、私たちテニス部は、10年ぶりの団体戦関東大会出場を果たしました。そして私はその勢いのまま、必死に受験勉強をし、志望の大学に進学することに。
その頃の私は、一言で言えば、完全に浮かれていました。
上記の言葉を言われたのは、まさにそんな時。
卒業するテニス部員全体に向けた、先生の最後の言葉。
「どんなことでもいいから、プロになれ。今後の人生は、選択の連続だ。それぞれ、進む道は違ってくるけれども、その道でプロになること。そして、誇りをもって事を成し遂げて欲しい。それは、何だっていいと思う。
僕だって、現代文の教師、そしてテニス部の顧問のプロだと思っているし、この仕事に誇りと自信を持っている。」
“ここがゴールではなく、あくまでスタート地点。浮かれている余裕はないぞ。”
言葉の裏には、こんなメッセージがあったのかもしれません。
私はこの言葉をかえられて、私ははっとしました。満足している場合ではない、と。この言葉のおかげで、私はその後の大学生活においても、自らの進むべき方向を真剣に考えるようになりました。就職活動を控える私自身にとって、この言葉は大きな軸となることでしょう。
将来、立派なプロになって、先生に会いにいきたいです。