生徒に影響を与えた、先生のコトバを集めよう。
「先生のコトバ年鑑2015」制作プロジェクト

私が影響を受けた、先生の言葉③ 〜インターンC

第3回目は、大学生インターンのC (22歳・女性)です。

==

【先生のコトバ】

どんなことでもいいから、プロになれ。

==

これは、私が高校の卒業式の日に、当時所属していたテニス部の顧問の先生に言われた一言です。

中高一貫校に通っていた私は、中高6年間をテニスに捧げ、常にテニスのことを考えていました。その先生は、そんな私のことを常に厳しくも愛のある指導をしてくださり、精神的にも体力的にも成長させてくれた方でした。

その先生のご指導の甲斐もあって、私たちテニス部は、10年ぶりの団体戦関東大会出場を果たしました。そして私はその勢いのまま、必死に受験勉強をし、志望の大学に進学することに。

その頃の私は、一言で言えば、完全に浮かれていました。

上記の言葉を言われたのは、まさにそんな時。

卒業するテニス部員全体に向けた、先生の最後の言葉。

「どんなことでもいいから、プロになれ。今後の人生は、選択の連続だ。それぞれ、進む道は違ってくるけれども、その道でプロになること。そして、誇りをもって事を成し遂げて欲しい。それは、何だっていいと思う。

僕だって、現代文の教師、そしてテニス部の顧問のプロだと思っているし、この仕事に誇りと自信を持っている。」

“ここがゴールではなく、あくまでスタート地点。浮かれている余裕はないぞ。”

言葉の裏には、こんなメッセージがあったのかもしれません。

私はこの言葉をかえられて、私ははっとしました。満足している場合ではない、と。この言葉のおかげで、私はその後の大学生活においても、自らの進むべき方向を真剣に考えるようになりました。就職活動を控える私自身にとって、この言葉は大きな軸となることでしょう。

将来、立派なプロになって、先生に会いにいきたいです。

2015/11/17 17:59