大学ゼミ発。
第1回せたがやヒューマンライブラリーでまちづくりを応援したい!

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はじめまして、私達は駒澤大学社会学科坪井ゼミ31期生です。
今回、学習の一環として世田谷区のまちづくりに貢献するヒューマンライブラリーを開催するプロジェクトを立ち上げました。
どうぞ皆様、私たち学生の活動を応援して下さい!

坪井ゼミについて

坪井ゼミは、20年以上前からアクティブラーニングを実施していますが、2010年からは「ヒューマンライブラリー」開催というプロジェクトベースのゼミ活動で「社会人基礎力」の育成を試みてきました。
その結果、2011年には経済産業省主宰の「社会人基礎力育成グランプリ」関東地区大会で準優秀賞を獲得しました。
実際、イベント開催を体験した坪井ゼミ生の社会人力は、他ゼミには決して見られないものがあり、就職活動や社会人になってから生きています。坪井ゼミでは毎年OB/OGを囲む会を開催していますが、先輩たちの後輩への言葉にはこうした発言が多くみられます。

今年の坪井ゼミ3年生の7名は「少数精鋭!?」です。ゼミでは毎回、ゼミ生交代で行う3分間スピーチから始まります。
スピーチの内容は「駒澤大学社会学科坪井ゼミ活動日記」に掲載されています。またゼミ活動もブログに掲載されています。機会があったら是非、そちらもご覧ください。坪井ゼミの日常が見られます。
 駒澤大学ブログサイト「コマブロ」内、駒澤大学社会学科坪井ゼミ活動日記
坪井ゼミ日は、毎週水曜日の4時限目です。ゼミではヒューマンライブラリーの開催に関する内容の検討・準備作業を、毎回検討しています。
内容は、各自の一週間の活動の報告とこれからの活動課題などの確認などですが、自主ゼミとして時間外にも、チーム坪井の役割確認や「生きた本」への協力要請・交渉・面談、街中での広報活動や協賛金寄付のお願いなどの実践活動を行っています。


6月24日のゼミ風景。深沢君のプレゼン風景です。ヒューマンライブラリー開催イベントを担うゼミ生に役立つ経営セミナーからの報告です。

平成26年度世田谷まちづくり大学生プレゼン大会

坪井ゼミの昨年の先輩たち(30期生)は、2014年12月11日に実施された「平成26年度世田谷まちづくり大学生プレゼン大会」でヒューマンライブラリーによる多様性に寛容なまちづくりを提案し、参加した21チーム中で第1位に選ばれ、見事「優秀賞」に輝きました。

私たち現3年生(31期生)は、その提案を受け継ぎ、まちづくりの実現に向けて、市民・市民団体を巻き込んだ「第1回せたがやヒューマンライブラリー」開催を準備しています。


平成26年度せたがやまちづくり大学生プレゼン大会(2014年12月11日実施)


坪井ゼミ(片岡グループ)は、優秀賞を受賞

ヒューマンライブラリーとは

ヒューマンライブラリーは、別名「生きている図書館」とも言われますが、生きた人間を図書館の「本」に見立てて、その方の話を聞きたい人を「読者」と呼び、30分間だけ直接話を聞く機会を与えるというイベントです。読者は「公共の本を傷つけないこと」という同意書にサインしてもらいますが、約束はそれだけです。後は自由です。対話は「本」1冊(人)に対して1~3人程度の読者までの共同読みを許可していますが、多人数で聞くことはできません。それでは一般の講演と変わらなくなるからです。この親密な対話空間が偏見を低減しマイノリティ理解を促進する重要な仕掛けになっています。不思議に思われますが、「本」を傷つける事故もこれまで全く報告されていません。
「生きた本」協力者は、偏見を持たれやすく生きにくさを抱えたマイノリティが多く選ばれます。例えば、私たちは自死遺族、性同一性障害、元ホームレス、顔面にあざのある人、犯罪被害者家族、震災ボランティア、震災被災者救援者、薬物依存症回復途上者、アルコール依存症回復途上者、アルビノの人、全身型脱毛症の人など、各20余名(冊)を揃えました。読者は延べ280名を上回りました。
公共図書館の本という設定ですので、参加者は無料で「生きた本」と対話できますし、「生きた本」の方も基本的には講演料はなく、交通費と弁当代だけで参加してもらっています。
全て非営利で開催され、主催者も全員ボランティアで開催し、営利目的では開催できません。

これまでの開催風景



2010年10月10日と2011年9月11日に実施した坪井ゼミ主催の「ヒューマンライブラリー」(Human Library)です。当時はまだ「生きている図書館」(Living Library)と呼んでいました。

2012年11月は大学祭の中の坪井ゼミの教室企画でした。学園祭を見にきた大学生の飛び込み参加が狙いでした。ヒューマンライブリーの起源が、ロックフェスティバルの中での開催でしたので、大学祭はその由来にふさわしい企画でした。
2013年9月は、ヒューマンライブラリーを開催したい人のための研修会とし、その研修会の中でヒューマンライブラリーを体験してもらうために実施しました。全国から30名近い大学教員や医療関係者、福祉関係者、学生が参加し、その後、各地のヒューマンライブラリー開催のきっかけになりました。
2014年8月には、ヒューマンライブラリー開催会場を大学外に移し、世田谷区内のコミュニティカフェでの小規模のテスト開催でした。少数ですが通りがかりの主婦の参加があり、その目的は成功裏に終わりました。


この写真は2012年11月、2013年9月、2014年8月の「ヒューマンライブラリー」の様子です。
 

坪井ゼミでは2013年以来「ヒューマンライブラリー」の普及を目的とした活動に力を入れ「ヒューマンライブラリー開催サポートプロジェクト」を実施しています。今年は3年目になりますが、今回の「第1回せたがやヒューマンライブラリー」は、多様な地域の人々やコミュニティ団体の連携強化、その結果、世田谷のコミュニティ活性化を目指した「まちづくり」の実践です。少人数のゼミながら実践的に学ぶ活動を続けています。ご期待ください。

プロジェクトへの思い

坪井ゼミ活動の中で、現時点で気づく問題点は、チームで協力して行動するために必要な団結力、組織コミュニケーション力の不足です。チームプレイでは、目標達成への意欲と活動力、情報共有の大切さを痛感させられます。すべての人が平等に活動できるわけではないので、穴埋め活動できる人材がどれだけいるかが大切です。しかし、日程が近づき活動が進行するにつれて、ゼミ生みんなが自分たちのイベントを成功させなければという危機意識の高まりと共に協力的なチーム活動が増し、だんだんいい雰囲気のチームになってきています………と言えるようになりたいというのが本音です。ご支援よろしくお願いします。

第1回せたがやヒューマンライブラリー

下記のポスターにもありますように、このプロジェクトは世田谷区と世田谷区社会福祉協議会の後援を受けた公式イベントです。
今後、この活動を広めていくためにも、様々な方にご支援いただきたいと思っています。


第1回せたがやヒューマンライブラリー用のポスター

今回のプロジェクトを始めたきっかけ

坪井ゼミ31期生は、昨年の30期の先輩たちの大学生まちづくり大会で提案企画が優秀賞を得たこと。それを、単なる提案、「絵に描いた餅」にしないためには、今年はなんとしてもそれを実践して見せるしかありません。世田谷区民や市民団体、コミュニティハウスなどが、ヒューマンライブラリー開催を機縁にして絆を深め結ばれることを念願しています。

なぜクラウドファンディングか

私たちは区内や近隣の商店街の方々に理解深めてもらうために、広報宣伝しつつ協賛金寄付のお願いをしていますが、それだけでなく、このイベントを支援して頂ける関係者の皆様や友人、知人、そしてまた、このファンドを通じて幅広くこのヒューマンライブラリーのイベントを知っていただくと共に、見ず知らずの方々からも幅広いご支援を頂いて実施したいと考えたからです。

プロジェクトが実現したら・・・

このイベントは、2000年デンマークの5人の若者によって暴力追放のイベントとしてロックフェスティバルの中で初めて開催され多くの注目を浴びました。その後EU議会の支援をえて「多文化共生のツール」として欧州各地で開催されることになり、現在ではオーストラリアやカナダ、アメリカ、アジア諸国など世界70か国で実践されています。日本では、駒澤大学や明治大学、獨協大学など大学での開催が盛んですが、多文化共生の地域イベントとして実践例があまり多くありません。立川市社会福祉協議会、埼玉のNPO団体、市民団体などが開催しています。

世田谷区で多文化共生のこのイベントが成功すれば、その成功体験をベースにして全国各地に広がるきっかけになるでしょう。多様な人生体験がココロのバリアを溶かしブリッジ型の社会関係資本を豊かにした「多文化共生のコミュニティ」が全国に広がる、そんな夢を描いています。

坪井ゼミ3年(31期生)メンバー

学生代表 : 滝澤一俊(ゼミ長)    / 趙 燕鳴(イベント)
副代表  : 中田美玖(副ゼミ長)    / 伊藤裕歩(会計)
八坂波奈子(ブログ)    / 茅野圭祐(庶務)
深沢駿太(書記)
指導教授 : 文学部教授 坪井 健 (社会学・社会心理学)

●駒澤大学社会学科坪井ゼミ31期生ゼミ長、
瀧澤一俊

はじめまして、駒澤大学坪井ゼミのゼミ長を務めています、瀧澤一俊と申します。ヒューマンライブラリーとは、マイノリティに対する偏見の低減を試みる企画です。マイノリティに関する最近の話題として、今年の4月に東京都渋谷区が同姓パートナーズシップ条例を施行し、6月にはアメリカの連邦最高裁により全州で同性婚を認める判決を下し、現在、同性愛者に関する注目が高まりつつあります。同性愛者に対する偏見の低減をきっかけに、その他多くのマイノリティの偏見の低減を目指して、私たちは今回の「第1回せたがやヒューマンライブラリー」の開催と成功のために、日々活動をしています。活動の中で、本としてお話をしていただく方への交通費や施設の利用費など資金が必要不可欠となります。このグリーンファンディングのサイトを拝見してくださったみなさんと共に今回の企画の成功と、マイノリティに対する偏見の低減のためにもみなさまのご支援とご協力をよろしくお願い致します。

●駒澤大学社会学科坪井ゼミ31期生副ゼミ長
中田美玖

はじめまして、駒澤大学坪井ゼミの副ゼミ長を務めています、中田美玖と申します。私たちは、精神病・各依存症・性同一性障がい・ホームレスなどの偏見を持たれやすい方たちと対談することによってその低減を図るイベントを世田谷区にて10月に実施しようとしています。しかし、そのためには少なくとも10万円以上の資金が必要です。この活動はボランティア活動であるため、どうしてもお金の援助が必要となります。そこで、どうかこのグリーンファンディングのサイトをご覧になっている方たちに是非ご協力をしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

●駒澤大学社会学科坪井研究室、教授
坪井健
社会学・社会心理学、留学交流研究、学生文化比較研究など

これまで3年ゼミ生と一緒に5年間、毎年形を変えてヒューマンライブラリー関連のイベントを開催してきました。今回は「第1回せたがやヒューマンライブラリー」として地域社会にヒューマンライブラリーを普及させる新しいステージに入ります。これをきっかけに多くの市民のみなさんが、ヒューマンライブラリーの異質な人への近づきやすさ、面白さ、ココロのバリアを溶かす効果を体感してもらい、次回には開催の仲間になってもらえればいいナと願っています。皆様のご支援、よろしくお願いします。

【参考文献】
・坪井ゼミ編著『ココロのバリアを溶かす—ヒューマンライブラリー事始め』人間の科学社、2012年、1500円+税
この本は、坪井ゼミ生が書いた世界最初で唯一のヒューマンライブラリーの市販本です。ヒューマンライブラリーの全体像がよくわかります。

ココロのバリアを溶かす―ヒューマンライブラリー事始め ココロのバリアを溶かす―ヒューマンライブラリー事始め
(2012/03)
駒澤大学社会学科坪井ゼミ

 

・加賀美・横田・坪井・工藤編著『多文化社会の偏見・差別』明石書店、2012年、2000円+税
この本は3章分がヒューマンライブラリーの紹介です。第7章「大学におけるヒューマンライブラリーの実践」は、駒澤大学坪井ゼミの取り組みの詳細な紹介になっています。

【ブログサイト:坪井ゼミ活動日記】
駒澤大学ブログサイト「コマブロ」内、「駒澤大学社会学科坪井ゼミ活動日記

リターン(お礼)について

◆プチ応援コース◆

1,000円
・開催報告の概要・会計報告・写真のメールの送付

◆大人の応援コース◆

5,000円
・開催報告の概要・会計報告・開催風景の写真のCDの贈呈

◆特別応援コース◆

10,000円
・開催報告の概要・会計報告・開催風景の写真のCDの贈呈
・坪井ゼミ編著の市販本
・坪井ゼミ編著『ココロのバリアを溶かす—ヒューマンライブラリー事始め』
・人間の科学社、2012年3月刊、の贈呈

◆VIP応援コース◆

20,000円
・開催報告の概要・会計報告・開催風景の写真のCDの贈呈
・坪井ゼミ編著の市販本
・坪井ゼミ編著『ココロのバリアを溶かす—ヒューマンライブラリー事始め』
・人間の科学社、2012年3月刊、の贈呈
・今回のイベント企画から開催総括までの全体報告書 100~150頁程度
・坪井ゼミ編著『共同研究:「第1回せたがやヒューマンライブラリー」開催報告』
・坪井研究室、2016年2月刊行予定 100~150頁程度、の贈呈

 

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