日本の郷土芸能に魅せられた写真家 西村 裕介。
郷土芸能を後世に残し、世界でも知ってもらいたい。

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こんにちは、西村裕介と申します。このプロジェクトは、私が3年前に魅せられ、全国をまわって撮りためた郷土芸能の写真を写真集として残すためのプロジェクトです。

私は普段はカメラマンとして都内で主に広告や雑誌などで活動をしております。
今回のプロジェクトに御協力頂いているのが、全日本郷土芸能協会のスタッフの小岩秀太郎さんです。

私は映画製作を勉強するため、アメリカのカリフォルニア州に留学をしました。
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で3年間映像制作に携わりましたが、その期間に経験したスチール写真に強い興味を持ちました。
更なる深みを目指し、アートセンターカレッジオブデザインパサデナへ編入し、そこで商業写真を勉強しました。

現在は東京でカメラマンとして雑誌、広告などで活動しております。

http://yusukephoto.com


↑映画ポスター撮影 2014年


↑AEON企業広告 「夢ノート」2014年


↑new york times グローバルアジェンダ 雑誌表紙・中開 2015

郷土芸能との出逢い

あるとき、友人に明治神宮の明治天皇生誕100周年祭に誘われ、そこで郷土芸能と出会いました。

東京生まれで、幼い頃から知っている明治神宮も、その日は何千本のキャンドルと煌びやかにライトアップされた神社がとても神秘的でした。
私は心を奪われ、導かれるように境内へと向かって行くと、にぎやかな笛と太鼓が境内奥から聞こえてきました。

更に奥に進むと、そこには地方を代表する7つの郷土芸能が披露されていていたのです。

獅子舞、虎舞、田植踊、神楽。
郷土芸能特有の美しい装いと、力ある舞を生まれて初めて目にして、私は興奮しました。
私は23年間日本で暮らしていて、郷土芸能の存在を知らなかったのです。
その時、私が最も強く感じた事は、この郷土芸能が何百年にも渡って地元住民の間で受け継がれてきたという事実でした。
そしてそこには、強い「こだわり」と「誇り」がありました。

このときの感動と同じ感動を、世界中の人に一人でも多く知って頂きたいという強い気持ちに駆られ、郷土芸能の写真集を作ろうと決心しました。

美しく、奥深い日本文化をもっと知ってほしい

そこで目にしたものは、長年に渡り日本独自の民族文化が生んだ、生きる歴史でした。
着物の配色、踊りの所作、歌やお囃子のリズム、全て意味不明でしたが、見た物はただただ美しいの一言でした。
その神秘的な美しさは、全てが合理的かつ簡潔に進む世の中から逸脱した存在に見えました。 

それからというもの3年間に渡り、全国に点在する43団体の撮影を行いました。

例えば藤守の田遊びなどは予祝と呼ばれる、その年の豊作を祈願する踊りが山梨県にあるのですが、それは苗の成長を模したもので、とても印象に残っています。

藤守の田遊び
毎年3月17日に大井八幡宮で行われる行事です。
地元の青年だけが舞うお祭りで、新春にその年の豊作を予祝します。
儀式は日が沈んだ18時頃から始まり、11時まで神社の前に作られた仮設舞台で子ども達が25演目踊ります。
ここの舞は、田の耕作から刈り上げまでの労働過程を模擬的に演じるもので、衣装が苗から成長していく過程がとても面白いです。
演目の最後に青年団の統率者(17歳くらい)が神様だけに踊る演目があり、神社の扉が閉じられ、彼の力強く舞う足音だけ聞こえる様がとても神秘的でした。


↑長瀞猪子踊り・山形県東根市

着物の人の頭が覆われているのは、長瀞猪子踊り(ながとろししおどり)と呼ばれる物で、 役柄では「ささら」と呼ばれる草や木の役になり、その周りを獅子達が踊ります。
山形県には沢山のシシ踊り団体が存在し、そのシシのお面(獅子頭)には団体により様々な見た目があり、 それだけで図鑑が出来るほどです。
毎年1回山形県の山寺で県中から集められたシシ踊りの奉納祭があり、 暑い夏大量の汗を流しながら、一心不乱に踊る姿はとても迫力があります。


↑笠寺猩々 愛知県 名古屋市


↑鷺舞 島根県 津和野町

そしてようやく現在、素材としても十分な量になった為、これを世界中の人に見て頂き、日本の郷土芸能の不思議な魅力を知って頂きたいと思っています。

そのために今回写真集を出版し、多くの人に触れてもらえる機会を実現していきたいと思っています。

失われつつある日本の郷土芸能

 郷土芸能は全国で3万団体以上あると言われています。この写真集を制作することにより、日本の民俗的価値観の概念を再び知る機会を作ることができると信じております。
そして、現在各地方に存在する多くの郷土芸能は江戸時代以前から受け継がれていて、その長い歴史の間に沢山の困難に合いながら行われて来ました。
急激に近代化をして変化する現在は、過疎化や少子化問題、自然災害などで年々続けることが困難になってきています。
彼らの存在を知って頂くことで、彼らの続けるモチベーションにもなりますし、そして地方を盛り上げるために、少しでも力になれたらと思います。

現在日本は国際情勢に積極的に関わっており、他国との関係性が私たちの身近に感じるようになってきました。
日本国民を他国に理解してもらうことは、他国民を理解すると同様に大切なことだと思っております。
今この日本の民族文化を知ってもらい、文化の隔たりを埋めることができれば、今後多くの困難を乗り越えることができると信じております。
そして日本人も、美しく奥深い日本文化を知ると何か感じることが出来ると思っております。

皆様、是非ご支援をお願い致します。

集まった資金の使い道

ご支援頂いた支援金は、印刷費用(ページ数は250~300ページを想定)、クラウドファンディング利用手数料、リターン費用等に使わせて頂きます。
全体のコストは600万円ほど必要ですが、クラウドファンディングはall or nothingですので現実的なラインとして、まずは50万円を目標金額に設定しました。
しかし、最終的に必要な金額は600万円です。支援金額の一部は保存会に寄附いたします。

皆様、どうぞご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

リターン

▼2,000円
・お礼のメッセージ
・完成した写真集デジタル版

▼8,000円
・お礼のメッセージ
・完成した写真集を一冊プレゼント

▼10,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集デジタル版
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します

▼16,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します
・完成披露パーティへご招待。パーティで直接写真集にサインを入れて、お渡しさせて頂きます。
※都内で12月ころ開催予定。東京鹿踊の方々にお越し頂きます。郷土芸能にまつわる、美味しい食べ物や、地酒(発酵マイスターによる美味しいお酒など)を集めます。

▼30,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します
・完成披露パーティへご招待
※都内で12月ころ開催予定。東京鹿踊の方々にお越し頂きます。郷土芸能にまつわる、美味しい食べ物や、地酒(発酵マイスターによる美味しいお酒など)を集めます。
・写真集内のお好きな写真をオリジナルプリント(A4)を1枚プレゼント

▼50,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します
・完成披露パーティへご招待
※都内で12月ころ開催予定。東京鹿踊の方々にお越し頂きます。郷土芸能にまつわる、美味しい食べ物や、地酒(発酵マイスターによる美味しいお酒など)を集めます。
・写真集内のお好きな写真をオリジナルプリント(A4)を2枚プレゼント

▼100,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します
・完成披露パーティへご招待
※都内で12月ころ開催予定。東京鹿踊の方々にお越し頂きます。郷土芸能にまつわる、美味しい食べ物や、地酒(発酵マイスターによる美味しいお酒など)を集めます。
・郷土芸能の撮影ツアーに同行頂けます(交通費・宿泊費等は別途ご負担下さいませ。詳細はご相談下さい。)

▼200,000円
・お礼のメッセージ
・郷土芸能の写真データ3枚
・完成した写真集を一冊プレゼント
・完成した写真集の巻末にお名前を掲載します
・完成披露パーティへご招待
※都内で12月ころ開催予定。東京鹿踊の方々にお越し頂きます。郷土芸能にまつわる、美味しい食べ物や、地酒(発酵マイスターによる美味しいお酒など)を集めます。
・貴方のお写真をお撮りします。(家族写真等団体様の写真もOK。内容はご相談させて頂きます。都内以外であれば、交通費別途。)

 

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