image

DOCKCASE10s Pro|電源喪失時データを保護
モニターでSSDの健康状態を可視化・デュアルType-Cポート設計
大容量スケルトンデザインSSDケース

第一弾 | 海外メディア【AppleInsider】によるレビュー記事

様々な海外ガジェット系メディアに取り上げられているDockcase 10s Proですが、今回はその中でも著名な【AppleInsider】と【wccftech】さんに掲載されていたレビューを翻訳して皆様にお届けしたいと思います。

本日は【AppleInsider】の記事です。

Dockcase 10s Proレビュー:利便性と安定性

「Dockcase 10s Pro」は、派手だけど扱いやすいデバイスです。ガラス製の筐体、付属のスクリーン、近未来的なディテール、そしてポケットに入るほど便利な小型サイズで、ひときわ存在感を放っています。

ポケットからの落下にも耐えられますが、ガラス製の筐体とアルミ製のフレームを持つDockcase 10sProは、荒れた環境には向かないかもしれません。理想として、ポケットやバッグの中の安全な場所に保管するのが良いでしょう。

【読み出し・書き込み速度のテスト】

テストには、2TBのFireCuda 520 M.2 PCIe Gen4 NVMe SSDとmacOSを使用しました。Dockcaseは1,250MB/sの読み書き速度を謳っていますが、Blackmagic Disk Speed Testを使ったテストでは、M1 MacBook AirのThunderbolt 3ポートに接続した場合に書き込み778メガバイト/秒、読み込み844メガバイト/秒、M1 Max MacBook ProのThunderbolt 3ポートに接続しても同様の数字と、現実的な速度が得られています。

これらのテスト結果からDockcase 10s Proは、速度的にはThunderbolt NVMeドライブよりも高速だが、SATA SSDに近い場所に位置することがわかります。正直なところ、メーカーの主張とは裏腹に、10gbit/秒の保護ケースに期待するのはこんなものだと思っています。

【PLP機能のテスト】

PLP機能のテストについてですが、Finderのコピーが完了しても、ドライブのキャッシュが空になったわけではありません。

macOSがドライブとキャッシュへの書き込みを完了したことを意味するだけです。

つまり、Finderがコピー完了を報告した直後にドライブの電源が落ちた場合、ファイルは完全にコピーされません。

ドライブのRAMキャッシュは高速ですが揮発性なので、データがフラッシュメディアに移動したかどうかに関わらず、電源が落ちると空になってしまうからです。

これをテストするために、25GBと32GBのビデオファイルのコピー完了をFinderが報告した直後にドライブを抜き、USB-C電源なしで書き込みが完了するかどうかを観察しました。電源断時の保護機能が働き、ファイルが切り捨てられず、チェックサムにも合格したため、どちらのテストでもコピーを完了することに成功しました。

【まとめ】

Dockcase 10s Proは、NVMe SSDの健康や寿命に大きな懸念を抱いている方にとって、機密情報に特化した製品としておすすめです。使い勝手の良さと汎用性の高さから、パーソナルユースから動画編集まで、あらゆるシーンで活躍する魅力があります。

現在のシングルベイNVMe SSD筐体はおおよそ20ドルから60ドルですが、Dockcaseは一貫してスマートスクリーンとPLP技術を筐体に実装しており、その価格を正当化している唯一の会社です。

ですが、謳い文句よりも遅い読み出し・書き込み速度は、NVMe SSD保護ケースとしての利便性を制限しています。

【メリット】

• 便利なインタラクティブ・ディスプレイ

• 高い携帯性

• 実際に機能する電源断時の保護機能

【デメリット】

• メーカーが主張するよりも遅い読み出し・書き込み速度

• ケースは丈夫だが、頑丈でない

●実際に海外のレビュー記事を読みたい方は、ぜひ下記リンクからどうぞ。

>>AppleInsiderの英語記事を読む

次回は、【wccftech】のレビュー記事をご紹介します。 引き続き応援よろしくお願いします。

Visual Dock事務局

2023/02/06 12:35