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OVD Atlantiz|ダイバーズウォッチに蘇る、海底に失われしアトランティス

地球温暖化を目に焼き付ける時計、それがOVD Atlantiz

地球温暖化による地球への影響が問題視されてから、随分と時間が経ちます。2015年に国連にて採択された17の持続可能な開発目標(いわゆる『SDGs』)。その13番目には「気候変動に具体的な対策を」という項目があります。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2014年に発表した第5次評価報告書では「20世紀半ば以降、観測されている温暖化の主な原因は人間の影響である可能性が極めて高い」と結論づけました。 1901年から2010年の約100年の間に、19cm海面が上昇しました。このままでは、21世紀中に最大82cm上昇すると予測されています。

日本では、1m海面が上昇すると、日本全国の砂浜の9割以上が失われると予測されています。40cmの上昇で、沖に出ている120m分の干潟が消滅し、そこをすみかにしている生物の産卵や子育て、またそこを餌場にしている渡り鳥にも影響がでると言われています。 また、海面が1m上昇すると大阪では、北西部から堺市にかけて海岸線は、ほぼ水没します。東京でも、堤防などを高くするなどの対策をとらなければ、江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区のほぼ全域が影響を受けます。 ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』で描かれた海中に没した伝説の帝国、アトランティス。 かつて繁栄したとされるアトランティス帝国。それは大きな島だったと言われています。その大国が水没してしまった理由は明らかではありませんが、仮に世界が今後とも地球温暖化をはじめとした共通の社会問題を解決できないとしたら、アトランティスのように、高度な技術力を持ちながらも滅びてしまうという残念な結末を迎える可能性は捨てきれません。 その時に我々はどうすれば良いのか。 まずは問題から目をそらさず、まさに目の前で起こっているものとして理解を深めることが必要なのではないでしょうか。 気象庁は最高気温が30°C以上の日を「真夏日」と呼び、発表しています。その日数は、日本の各大都市でも年々増加傾向にあります。

出典:気象庁

28°Cで浮かび上がるアトランティス。 この時計があれば、ニュースを待たずして真夏日が来ていることを知り、そして人類が目の前に抱えている地球温暖化を自分自身で体感し、歴史が繰り返す前にできることをひとごとではなく、自分ごととして考えられるのではないでしょうか。

OVD事務局(運営:きびだんご株式会社)

文責:まつざき

2021/06/01 15:35