このプロジェクトは、群馬県館林市に店を構えるペン専門店「三田三昭堂」が、オリジナル万年筆「KATANA」の製造に挑戦するものです。
スマートフォンやタブレット端末といったデジタルデバイスが浸透している一方、肉筆に価値を求める人々が増えてきています。
カタカナ、平仮名、漢字を自由自在に操る日本人だからこそ、ペンは〝生きます〟。グンマの夢を「KATANA」に託します。
万年筆を胸のポケットに差した時、そのペンの特徴を示すのがクリップです。代表的なペンのアイコンとして、パーカー社やペリカン社には独創的なクリップがあります。
「KATANA」はその名の通り、刀型のクリップを使用します。洗練されたフォルムのクリップが付いたキャップを外すと、大手万年筆のセーラー万年筆から供給されたニブ(ペン先)が表れます。
ニブも万年筆を構成する重要な要素の一つ。KATANAに使用するペン先は、繊細な漢字を書くための要素「トメ、ハネ、ハライ」に対応されたものです。ペン先には「KATANA」のロゴマークを刻印し、特徴を持たせます。使えば使うほど、愛着の湧く逸品に仕上がっていきます。
「KATANA」は限定100本(シリアルナンバー付き)で生産いたします。
「KATANA」を差したあなたは、いうなれば現代の「サムライ」。ここぞという時の勝負ペンとして、多くのビジネスマンがスーツに差して出掛けるにふさわしい万年筆として普及させます。
皆さんこんにちは!三田三昭堂の代表者の三田英彦と申します。三田三昭堂は、群馬県館林市に店を構える創業89年の老舗文具店で、社名は創業者の三田武虎が昭和三年に開業したことに由来します。
創業した昭和初期は、国内万年筆メーカーのセーラー、パイロット、プラチナが輝きだした時代で、その頃からの長いお付き合いをしています。今では、海外ブランドの万年筆も展示しておりますが、特にこだわって品揃えしているのが、イタリア老舗ブランドのピネイダーです。店内では、トスカーナ地方の高級革製手帳やナポレオンが愛用していたというエンボッサーを展示しています。
昨今、オーバーストアやネット商流などの躍進により、地方文具店が存在意義を示しづらくなっています。三田三昭堂では、2016年にチープな印象の文具を廃し、「あなたブランド」と銘打って高品質な良品だけを集めて店舗をリニューアルしました。
オフラインだけでなく、オンライン店舗も充実させて、価値のある製品の紹介と名入れサービスによって徐々に知名度が高めていきました。ペンショップとして息を吹き返しました。
近年は、文具メーカー各社とのオリジナル文具の開発を始め、人気製品に更に磨きをかけながら、文具業界と地域発展の役に立つべく企画を生み出しています。
驚くべきことに、遠方から弊社を訪れるお客様の多くは、若い女性です。デジタルデバイスが浸透すると心が荒んでくると申される方が多く、肉筆の手紙に価値をお求めの方が増えているようです。
特に、大手筆記具メーカーと共同で開発した万年筆購入を目的とする方が多く、日本製かつ稀少性の高いものへの関心が、国内外で高いことに気づきました。弊社にいらっしゃるお客様は、大量販売される工業製品よりクラフト感のあるオリジナル文具を探し求めている方です。
量より質を求めるクラフトペンメーカーとして、デザイン価値のある製品を常に提供し続けていきます。
「群馬に関わらずして、国内で筆記具は製造できません」。これは、ある文具メーカーの開発担当者がつぶやいた一言です。
群馬県は、かつて「飛行機王」と呼ばれ、某アニメーション映画でも主人公のモデルとなった堀越二郎のゼロ戦を製造した中島知久平の生誕地。中島飛行機といえば、ご存知のかたもいらっしゃると思います。
かつてゼロ戦を製造していた群馬県内には、数多くの精密部品製造者が集積しており、その技術を受け継いだ職人たちが、現在でも自動車製造や電機産業で活躍しています。
そして筆記用具のおいても、多くの国内筆記具メーカーが群馬県内に協力工場を持っているのです。
PILOT、三菱鉛筆、プラチナ万年筆など、皆さんも一度は耳にしたことがある(と思います)国内筆記具メーカーのほとんどが、群馬県内事業者から何かしらの部品供給を受けていることがわかりました。
ペンは、歴史が生み出した技術の結晶。グンマなしに、皆さんのお手元にペンが届くことはないのです。
私たちは次世代にその技術を受け継ぎ、ペンの価値を伝えていかねばなりません。とはいえ、伝統を守っていくだけでは、技術は廃れていく一方になってしまいます。
これからは、『グンマをペンどころ』として、県内製造業の皆さんと新しい企画を打ち立て、ヒット商品を次々に世界マーケットに進出させていきたいと考えています。
昨年、オフライン(館林の実店舗)のみで販売している大手万年筆メーカーのセーラー万年筆に協力していただき「館林の風景」をモチーフにして製造したオリジナルのシリーズ万年筆『館林物語』(税別36,800円)を発売しました。
「悠久の躑躅」、「城沼の星空」、「鶴生田川の櫻」と銘打ち、市内に咲き誇るつつじや真夏の田園といった馴染みの風景をイメージして全3種150本を製造、発売後、およそ3ヶ月で完売しました。(※現在は「多々良沼の夕焼」と「真夏の田園」を発売中です。)
国内だけでなく、東アジアからわざわざお買い求めに訪れるお客さまも大勢おり、現在、他国のオークションサイトで5倍の値がつけられる程の話題となりました。
ある地域に、手にすることのできない随一の製品が集まれば、新たな観光資源にもなります。地域の一体となって町を盛り上げようと、館林市役所や館林商工会議所では、館林の新おみやげプロジェクト『おみたて』に弊社のオリジナル文具を採用しています。
今年3月には、東京アイシティ「KITTE」で期間限定の『おみたて』店舗をオープンし、県外にもPRし大変好評をいただきました。
また、弊社では「オリジナル万年筆インク」の製作にも乗り出しました。奈良県の呉竹社とコラボレーションし、特注のガラスと箱にインクを製作しています(11月から販売開始予定)。なめらかな書き心地のインクは、万年筆ファンにはたまらない一品になるでしょう。
「KATANA」が完成したあかつきには、館林『おみたて』の一つとして、地域を盛り上げていきたいと考えています。
プロジェクトの目標は、100万円です。
みなさまからいただいた支援は「KATANA」型のクリップの金型鋳造の費用の一部として使用させていただきます。
クリップは、ペンの個性を決める大きな役割を担っています。クリップの金型がなければ「KATANA」の製造はできません。
ゆくゆくは、インクや用紙など筆記具全体のデザインを自社で行い、部品供給は群馬県内で調達するオール群馬メイドの品を国内外に流通させていきたいと考えています。
「KATANA」プロジェクトの第一歩を踏み出したいと思っています。応援どうぞよろしくお願いいたします!!
リターンには「KATANA」を実際にお求めいただけるコースのほか、「KATANA」割引券や地酒といった「ハレブタイ」でしか手に入らないお品もご用意しました!
館林邑楽産の酒造米を100%使って醸造した地酒「於波良岐(オハラキ)」。弊社は文具店でありながら「酒販免許」を取得し、地元農家と協力して原材料から栽培、醸造まで、すべて地元産にこだわった地酒を開発、広報と流通を担当しています。
「KATANA」も「於波良岐」も地域を元気にする一品として、皆さまにお試しいただければと思います。(詳しくは活動ページでご紹介しております)実はこの「於波良岐」…。現在、店舗のみの取扱いで、オンラインで手に取れるのはここだけなのです…!
3,000円
①御礼のメール
②「KATANA」にも使える三田三昭堂5パーセント割引券(※店頭のみならず楽天「あなたブランド店」のWebお買い物時に利用できます。)
5,000円
①御礼のメール
②「KATANA」にも使える三田三昭堂5パーセント割引券(※店頭のみならず楽天「あなたブランド店」のWebお買い物時に利用できます。)
③弊社企画の地元酒「於波良岐」720ml×1本
10,000円
①御礼のメール
②「KATANA」にも使える三田三昭堂10パーセント割引券(※店頭のみならず楽天「あなたブランド店」のWebお買い物時に利用できます。)
③ 弊社企画の地元酒「於波良岐」1.8㍑×1本
30,000円
①御礼のメール
②「KATANA」にも使える三田三昭堂20パーセント割引券(※店頭のみならず楽天「あなたブランド店」のWebお買い物時に利用できます。)
③弊社企画の地元酒「於波良岐」1.8㍑を1本プレゼント
④三田三昭堂オリジナル万年筆インク×1点
50,000円(限定20個)
①お礼のメール
②シリアルナンバー付きセーラー製オリジナル万年筆『館林物語』×1本
(※「多々良沼の夕焼」または「真夏の田園」)
③弊社企画の地元酒「於波良岐」720ml㍑×1本 または 三田三昭堂オリジナル万年筆インク×1点
75,000円(限定30個)
①お礼のメール
②シリアルナンバー付きオリジナル万年筆「KATANA」×現物1本
③弊社企画の地元酒「於波良岐」720ml㍑×1本 または 三田三昭堂オリジナル万年筆インク×1点
100,000円(限定30個)
①御礼のメール
②シリアルナンバー付きオリジナル万年筆「KATANA」×現物1本
③シリアルナンバー付きセーラー製オリジナル万年筆『館林物語』×1本
(※「多々良沼の夕焼」または「真夏の田園」)
④弊社企画の地元酒「於波良岐」720ml㍑×1本
⑤三田三昭堂オリジナル万年筆インク×1個