今回は、地酒「於波良岐(オハラキ)」についてお話しようと思います。
昨年、館林邑楽産の酒造米を100%使って醸造した地酒「於波良岐(オハラキ)」。弊社は文具店でありながら「酒販免許」を取得し、地元農家と協力して原材料から栽培、醸造まで、すべて地元産にこだわった地酒を開発、広報と流通を担当しています。
「於波良岐」は館林邑楽地域の古代の呼び名。県産の酒造好適米「舞風」を生育し、市内の計6反の水田で栽培しました。当初、地元の蔵元(分福酒造)は県産の酒米を使ったことがなく、地元農家も酒米栽培に挑戦したことがなかったため、プロジェクトを開始するまでに、2年の月日を要しました。
製造にまで乗り付けたものの、オリジナル製品はスタート時のPRがとても大切です。
「どういったPRが必要か」「どのように付加価値をつけるべきか」
そこで、パッケージのデザインをインターネットを通じて全国のデザイナーに公募し、もっとも「於波良岐」の雰囲気にふさわしいものを選びました。また、本職である〝ペン〟から着想を得て、日本酒そのものにナンバリングし、〝自分だけの『於波良岐』〟として売り出したところ、今春までに全600本が完売しました。
「於波良岐」プロジェクトも2年目を迎え、段々と街中の飲食店で取り扱っていただく機会も増えてきました。また、今年も6反の田園に田植えし、製造をスタートしました。
農商工連携を推し進めるだけでなく、地元農産品に付加価値をつけることで、こちらも国内外で有名にしていきたいと意気込んでいます。
館林(オハラキ)が生んだ自慢の一品です。皆さま、ぜひご賞味くださいませ!