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映画を通じて東北のこども達に「広い世界」を感じてもらいたい。
映画『ニュー・シネマ・パラダイス』東北上映会プロジェクト

開催に向けて:朝日座ロケハン報告日記①

3月も気づけば終わりに近づき、いよいよ上映会も今週末となってきました。

今回のプロジェクト実現に向けて、スタッフも毎日ミーティングを重ね、準備を進めています。

開催に先立って、2月中旬、スタッフは今回の会場となる福島南相馬市原町区の朝日座を訪れてきました。

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東京から福島駅まで新幹線で2時間、さらにバスで1時間半ほど、約4時間弱の旅路の後、福島県・南相馬市原町区の原ノ町駅に到着。ひんやりとした風とともに、粉雪が舞っていました。

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駅から商店街を歩いて約15分。住宅街の一角に、朝日座はあります。

周辺とは一風変わった洋風の建物に、

力強い「ASAHIZA」のアルファベットロゴ。

90年以上この町を見守っていたその存在感に少し圧倒されます。

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中に入ると、「歓迎」の二文字。

懐かしいポスター達とともに、レトロなロビーが広がっていました。

大きな石油ストーブで暖を取りながら、朝日座の運営を行う「朝日座を楽しむ会」の代表の小畑様にご挨拶、劇場内までご案内いただきます。

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席数は約230。扉を空けると、少し暗めの照明の中、先のロビーとはまた雰囲気の違う、抜ける様な空間が広がっていました。

1923年、芝居小屋・常設活動写真小屋として、地元の有志の旦那集により「旭座」という名前で開館しました。当時は升席で花道があり、桟敷席もありました。地方回りの芝居も上演されていましたが、当時としては最先端であった「無声映画」の上映もされ、大衆娯楽の殿堂として賑わったそうです。その後、時代の移り変わりとともに、映画が公演の多くを占めるようになり、「朝日座」と改名。映画の常設館となりました。(参照:朝日座を楽しむ会公式ホームページ:http://asahiza.blog.shinobi.jp/Entry/1/

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90年たった今でも芝居小屋であった当時の様子が館内各所に見られるとのこと。懐中電灯を握りしめて、小畑さんに舞台裏をご案内いただきました。

(朝日座ロケハン報告日記②につづく)

2015/03/25 00:34