一般社団法人CID-UNESCO-TOKYOユネスコ国際ダンスカウンシル東京(亜甲絵里香会長)は9月3日、アジア初の開催となる世界規模のダンスの祭典「CIDユネスコ第38回ワールドダンスコングレス2014」のプログラムとダンスパフォーマンスなどの出演者を東京・有楽町の外国人記者クラブで発表しました。
「ワールドダンスコングレス」は10月23日から27日までの5日間、千葉県浦安市舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで開催されます。国内外のCIDユネスコ会員によるワークショップ、レクチャー、パフォーマンスが3日間にわたって催され、だれでも参加できるイベントとなっています。海外からも多数の参加者が来日する予定です。
その最大の特徴は、幅広いジャンルのダンスを体験できること。エントリーされているダンスはなんと26カ国30種類以上(9月3日現在)に上っています。
バレエ、コンテンポラリー、舞踏、モダン、社交ダンス、ベリーダンス、フラメンコ、フラダンス、グリークダンス、ジャズダンス、タンゴ、ベビーダンス、神楽や能、イタリア宮廷舞踊、インドや日本の伝統舞踊、ヨガ。アメリカからはモダンダンスの生みの親であるイサドラダンカンの舞踊を継承するダンスが披露されます。
「ワールドダンスコングレス」では、こうした世界各国のダンスを体験することができます。ダンス愛好者や学生たちにとって、世界のダンスに触れる貴重な機会となるでしょう。
2011年から3年がかりで準備を進めてきた亜甲会長は「アジア初という新しい歴史を築けることをうれしく思います。国や年齢、職業、性別に関係なく、みんなで心を一つにして平和と幸せの輪を広げていきたいと思います」と開催への思いを話しました。
瀬河寛一副会長は「世界に誇れるプログラムを発表できることをうれしく思います」と3日間にわたるワークショップやパフォーマンスの主な出演者を紹介した後、今回のイベントによって「日本国内のダンス環境が変わるきっかけになればと思います」と結びました。
イベントで日舞を披露する広報親善大使の佐渡アンさん(岩井紫浩)、同じく広報親善大使を務めるデーブ・スペクターさんの夫人、京子スペクターさんもそれぞれイベントへの期待を語りました。
続いて行われた懇親会では、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーなどを務めるダンスパフォーマンス・ユニットのTEMPURA KIDZ(テンプラキッズ)がキレのあるダンスを披露、日本とガーナのハーフ3兄弟で構成するボーカルユニットYANO BROTHERS(矢野ブラザーズ)がメロディアスな曲を歌いました。両ユニットとも「ワールドダンスコングレス」にゲストとして出演します。
★「CIDユネスコ第38回ワールドダンスコングレス2014」開催概要
日時:10月23日(木)~27日(月)
場所:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市舞浜)
スケジュール:
23日(木)
参加登録・ウェルカムパーティー
24日(金)25日(土)
ワークショップ 午前10時~午後4時
レクチャー 午前10時~午後4時
パフォーマンス 午後6時開演
26日(日)
ワークショップ 午前10時~午後4時
レクチャー 午前10時~午後4時
パフォーマンス 午後5時開演
27日(月)
閉会式・クロージングパーティー
参加費:
①パフォーマンス鑑賞 1日4,000円(当日4,500円)
小学生~中学生は1日3,000円(当日3,500円)
②ワークショップ受講 1日4,000円(当日4,500円)
小学生~中学生は1日2,000円(当日2,500円)
③レクチャー受講 1日4,000円(当日4,500円)
小学生~中学生は1日2,000円(当日2,500円)
①②③すべて受講 1日10,000円(当日12,000円)
小学生~中学生は1日6,000円(当日7,000円)
*チケットは、全国のローソン加盟各店舗やオンラインのローソンHMVエンタテイメントなどで購入できます。
出演者など詳細はCID-UNESCO-TOKYO。
★「ワールドダンスコングレス2014」に向けてクラウドファンディングによる寄付金を募っています。これまで海外で開催されてきた「ワールドダンスコングレス」は、国など公的機関の予算でまかなわれてきました。日本ではそうした予算が得られず、またダンスに理解ある企業(スポンサー)が少ないのが現状です。このため広くみなさんの支援を必要としています。
★CIDユネスコについて
CIDユネスコ(アルキス・ラフティス会長)は「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」というユネスコ憲章前文を柱に、人種、性別、宗教、社会的立場などあらゆる偏見を排除する原則を守り続け、ジャンルを問わず、あらゆるダンスに触れる機会を提供するとともに、ダンスに関する研究発表の場を提供しています。
1973年にフランス・パリのユネスコ本部内に創設され、155カ国から700団体、400人の個人会員が登録しています(2010年時点)。
創設時の会長には世界的に著名な振付家クルト・ヨースさんが就任。現在ではギリシャの民族史学研究家のアルキス・ラフティスさんが会長を務めています。
★ワールドダンスコングレスについて
ワールドダンスコングレスは、これまで世界各国で開催され、40カ国以上の国々から300人以上のCIDユネスコ会員が参加する大きなイベントになっています。今回アジアで初めて日本で開催されることになりました。
★CID-UNESCO-TOKYOユネスコ国際ダンスカウンシル東京について
CID-UNESCO-TOKYOユネスコ国際ダンスカウンシル東京(亜甲絵里香会長)は、2011年にCIDユネスコの日本支部として設立されました。
エリカアコオ・グローバルダンスシアター(神奈川県厚木市)を主宰する亜甲会長は、約20年前にCIDユネスコ会長のアルキス・ラフティスさんに出会い「日本と外国の平和をつくる架け橋になって欲しい。日本に子どもから老人までダンスに触れる機会を増やして欲しい」と日本支部設立を託されました。
亜甲会長は、日ごろから真・善・美・愛・希望・平和の尊さを訴え、振付家として、その思いを込めた数々の作品を手がけていることから、ユネスコの考え方に共鳴して日本支部を設立、3年かけてワールドダンスコングレスのアジア初開催を目指して準備を進めてきました。