雪の上をまっすぐ滑り降りる今までのソリでは、その単純な構造から雪の上を自在に滑ることができませんでした。
見えてきた課題は、普通のソリがあるスピードに達するとコントロールができなくなることでした。
そこで、雪の上で進行方向をコントロールし快適に滑るアイディアを練り試行錯誤してみました。
たどり着いたのは,
スケートボードのタイヤが前後で独立して動く構造。
左右に体重をかけると前後それぞれのソリが方向を変えます。
この機能により、体重の横移動によって直感的かつ能動的にコントロールすることができるソリ”SnowBob” が完成しました。
人が乗るボードの部分には前後2つのソリが取付られています。取り付け部分のジョイントは、スケートボードのタイヤのように、前後のソリが独立して動き舵として方向をコントロールします。
これでソリを思った方向にコントロールすることができるようになりました。
体重移動でターンすると、カービングやバランスのコントロールが劇的に向上しました。
これをTiltFlex™️ターンシステムと呼んでいます。
初期のアイデアから最終的製図までの設計工程は、試作品作り、ユーザーによるテスト、材質の応力と機能性についてコンピューターによるシミュレーションを用い高品質の設計を実現しました。
これにより最終段階での製品の品質を高めることができました。
Q1.スケートボードのどこと似ているのですか?
A1.スケートボードのタイヤの付いた軸(トラック)が前後に2つあります。この軸はスケートボードを傾けるとタイヤの進行方向が曲がる仕組みになっています。
SnowBobはこの前後独立の舵をとる構造を、タイヤの代わりに2つのソリで舵をとれるようデザインしました。
Q2.大人も乗れますか?
A2.はい、大人も楽しめます。お子様は5歳以上からご利用可能です。
2020年1月中にお届け致します。
2015年後半、有名なデザイン会社であるワークインオスロ(Work in Oslo) と組んでSnowBobの開発設計を行いました。
私たちは約1年半プロジェクトに取り組み、究極のこのスタイルにたどり着くことができました。SnowBobが完成するまで、雪の上で膨大な試行錯誤を繰り返し、ようやくプロトタイプを作成しました。私たち自ら実際に「プレイ」することで、今までに見たことのない直感的に最も楽しめるソリという目標を達成することができたのです。
ノルウェーのオスロ出身の幼馴染み、シーメン・フォルネス(Simen Fornes)とマティアス・ハンソン(Mathias Hansson)によって設立されました。
彼らは子供時代に冬はずっと雪の中で遊んでいた経験から、その時の楽しさや柔軟な発想をそのまま実現させたいと考えています。同社の独創的な製品開発は、自分の子供たちに品質が良く楽しい冬の遊具を提供したいという強い願いが込められています。
最初の製品ワンフットミニスキーが2012年秋に発売されると、我々の新しいミニスキーの革新的な発想はすぐに認められました。この製品は我々のOnefoot.comのみで発売されましたが、発売後数か月でノルウェーの人気クリスマスプレゼントとなりました。これを知ったノルウェーの小売業者はこぞって取り扱いを始めた状況でした。現在までに約70.000台販売されています。 このワンフットミニスキーを手がけたチームが、今回新たに「SnowBob」を世界に紹介することで、ビジネスがさらに広がることを楽しみにしています。