【目的】
被災し、営業を中止していた和菓子の老舗、つるや菓子店の営業再開と、新事業として陸前高田初の和カフェをオープンし、地元の方の「心の復興」を叶えたい!
【ご支援の希望内容】
本プロジェクトは、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、津波が天井まできて大規模半壊し、営業を再開できずにいた和菓子の老舗「つるや菓子店」の再開のための最低限必要な修繕費用と、新事業として2014年10月にグランドオープンを目指している和カフェ「tsuruya」の開店に必要な資材購入を行なう為、100万円のご支援をいただきたいと思っています。
和カフェ「tsuruya」は、陸前高田市の奇跡の一本松駐車場に新たにできる観光物産施設内に8月3日にプレオープンし、つるや菓子店で真心込めて作る和菓子を観光客の皆様、そして地元の皆様に提供します。今回のプロジェクトで皆さまのご支援を集めることで、2014年10月にグランドオープンを目指しています。
【再開を目指すつるや菓子店の工房】
【新しくオープンするカフェの入り口】
【背景】
東日本大震災から3年が経過しました。
復興は着実に前へと進んでいます。
しかし、その一方で、被災によって店舗の再開ができずにいる方も、まだまだたくさんいらっしゃいます。
陸前高田市広田町にある「つるや菓子店」もそのひとつです。
店主である83歳のおじいちゃんは、50年間続けてきたお菓子作りを被災によって辞めざるを得ませんでした。
「津波さえなければ、ずっと続けていけたのに・・・」
3年経った今でも、涙を浮かべながらお話されています。
「つるや菓子店」の再開を果たすことは、この一家の強い願いです。
しかし、機械と資材の全てを流されてしまい、店舗の再開をするにはあまりにも厳しい状況でした。
そんな中、今年の6月半ばに、市役所から以下の案内が届きました。
「8月に新たに奇跡の一本松駐車場にオープンする、観光物産施設に入居する飲食店を公募します。」
この案内は、一家にとって大きなチャンスでした。
この機会を利用して、つるや菓子店の再開をしたい。
そして作った和菓子を、また多くの方に食べて頂きたい。
つるや菓子店の「ゆべし」は地元の方からも大人気。
独自の製法を持ち、どこの店もまねのできない味を作り出します。
「あそこのゆべしは別格だ。」
「またつるやのゆべしが食べられると思うと、とっても嬉しい!」
地元の方々からのそうした声も、大きな力となりました。
【おじいちゃんと再開について協議する店長の隆さん】
そして観光物産施設への応募を行い、無事に採択されました。
店長はおじいちゃんの息子の菅野隆(56歳)さん。
おじいちゃんが長年培ってきたお菓子作りの秘伝の技の伝承を受けつつ、
和カフェ「tsuruya」をオープンします。
【おじいちゃんに教えてもらいながらゆべし作りを行なっている】
再開にあたり、このようなことを考えています。
「仮設住宅で暮らす方々はこれからどんどん高台にできた新居へと移転していく。
でも、昔から陸前高田にあった新居の完成祝いの『もちまき』などはいまだ行えずにいる。町はなくなってしまったが、昔からあった『もちまき』をすることで、自分たちの生活が元に戻っていくんだということを感じてほしい。
和菓子を通して、陸前高田の市民の方の『心の復興』を後押ししたいんだ」と。
【目標金額と内訳】
合計100万円の使用用途は以下の通りです。
・被災したつるや菓子店再開のため、主製品「ゆべし」を作るための釜購入代
(釜は大変高価で、約50万円します)
・和カフェオープンのために必要な冷蔵設備、製氷機、かき氷機
・和カフェ店内、お客様がゆっくりとくつろげるイスとテーブル
(こちらのテーブルも被災し、復活した地元の工務店にお願いします。)
・店の入り口を彩る、のれんと日よけのれん
・お客様が心地よく、くつろげる空間を創る音楽プレイヤー
【新しくオープンする和カフェの中】
【スタッフ】
自己紹介が遅くなりましたが、私は特定非営利活動法人SETの代表理事の三井俊介です。
出身は茨城県つくば市ですが、現在はここ陸前高田市に移住して2年経ちました。
震災が起きた時、大学生だった私は「自分にできることをやろう」と想い、震災から2日後の3月13日に復興支援団体SET(現法人の前身)を友人と共に設立しました。
そこから知人のご縁で、2011年4月6日陸前高田市広田町と出会いました。
大学に通いながら1ヶ月に1回、広田町に通う中でこの町の魅力にひかれていきました。また、限界集落目前という状況を聞き、大学卒業後に移住する事を決意しました。
そして2012年3月に大学を卒業後、4月に引っ越しをし、翌年6月に法人登記を行ないました。
私たちは「一人一人の『やりたい!』を『できた』に変え、社会に『Good』な『Change』を起こす!」事を目指し、日々活動をしています。
その中で、多くの方々と共に広田町の復興を成し遂げたいと考えています。
活動を始めて3年、日々培ってきた信頼関係のもと、今回のプロジェクトを一緒に行なわせて頂いています。
皆様と共に、このプロジェクトを成功させ、ひとつでも多くの「やりたい!」を「できた!」に変えていく事をしたいと想っています。
また私個人の想いとしては、
「道なき道を共にゆくチャレンジャーでありたい!」というのがあります。
本プロジェクトはまさにそれを体現しているものです。
つるや菓子店にとっても僕にとってもまさに道無き道を突き進む、大きな挑戦です。
ぜひお力添えを頂ければと想います。
※ 主なメディア掲載実績です。
・2012年6月 プレジデントオンラインにて短期集中連載(計4回)「陸前高田広田町+1」
(http://president.jp/articles/-/6521)
・2012年10月19日 クローズアップ東北「23歳 この町で生きる ~被災地に移住した青年~」放映
・2014年3月12日 日経ビジネスオンライン「『若者は都会から田舎に逆流する』被災地に移住した若者の証言」掲載(http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140311/260899/?P=1&rt=nocnt)
また、日々の活動は以下のFBページにて更新しています。
https://www.facebook.com/nposet
【将来の展望】
つるや菓子店の再開と和カフェのオープンの後、
年内には、お菓子づくり体験を受け入れられるようにすること、
ネットでの注文を可能にすることなどを通して、
陸前高田市を好きになり、訪れてくれる人を増やしていきたいと想っています。
なにより、再開を楽しみにしている地元の方々にとって、
心の面で支えていけるようになりたいと想っています。
【和カフェ「tsuruya」のロゴ案】
リターンは以下とさせて頂きます。
¥1,000
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
¥3,000
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし1種
【つるや菓子店オリジナルゆべし】
¥5,000円
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし3種
¥10,000円
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし3種
SETによる陸前高田市無料コーディネート半日券1回分 (※日時は別途相談) (ご要望にお答えして、完全オーダーメイドします)
¥30,000円
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし3種
応援者様限定ツアーへの無料参加券1回分 ※和カフェや再開したおかし工房へのご案内、現地の復興状況視察や地元の方からのお話を聞くなどのオリジナルツアーを数回企画します。(交通費、食費、宿泊費は別途実費がかかります)
¥50,000円(限定5個)
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし3種
少人数制(4名以下)の完全オーダーメイド式の現地ツアーコーディネート無料券1回分(日時は相談の上決定、交通費・食費・宿泊費は別途実費がかかります)
¥100,000円(限定3個)
サンクスレター
和カフェ tsuruya オリジナルロゴステッカー
復活したつるや菓子店オリジナルゆべし3種
少人数制(4名以下)の完全オーダーメイド式の現地ツアーコーディネート無料券1回分(日時は相談の上決定、交通費・食費・宿泊費は別途実費がかかります)
NPO法人SET理事長三井俊介の講演(※交通費別、日時等は別途相談となります) (講演は「新しい生き方・働き方を創る〜陸前高田市広田町での挑戦〜」をテーマに、本プロジェクトを中心に、より詳細にお話させて頂きます。)
【つるやの箱】
つるや菓子店の再開と和カフェオープン準備の様子はこちらのページで随時更新しています。
つるや菓子店のご家族皆様の想い、そして地元の再開を待ちわびている方々の想い、陸前高田を愛する方々の想いを十二分に感じながら、
本プロジェクトを進めていきます。
この一つのプロジェクトが成功することで、
「俺も新しく何かに挑戦しよう」
「私も昔からやりたかった事をはじめてみよう」
そう想って一歩を踏み出す人が1人でも増え、
被災したこの地から、
一人一人が生き生きと自分らしく活躍できる社会を
創っていきたいと想います。
最後まで、お読み頂きましてありがとうございました。
精一杯がんばります。
応援何卒宜しくお願いします。
特定非営利活動法人SET
代表理事 三井俊介