支援者の皆様、並びにご興味を持って頂いている皆様
この度は全自動生パスタメーカー「EF-PM02」をご支援いただきまして誠にありがとうございます。
本製品は生パスタメーカーではございますが、クラウドファンディング開始前から「お蕎麦はつくれますか?」という問い合わせを多く頂いておりました。
一度チャレンジして生蕎麦が作れることは確認していましたが、やはり十割そばの宿命である切れやすさを克服するには至らず。。。
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過去チャレンジ:全自動生パスタメーカー「EF-PM02」で十割生そばをテストしました
https://greenfunding.jp/carpediem/projects/8062/activities/33102
今回はこれまで行ってきたテストの知見を活かして十割生そばに再チャレンジ、そしてせっかくなので自作ならではの「十割ショート生そば」をテストしました!
それではテスト環境のご紹介です!
【テスト環境】
製麺機:EF-PM02
そば粉:320g(すりきり2杯)
水:100ml(加水率29.4%)
小麦グルテン:20g
塩:ひとつまみ
今回切れやすさの改善のために小麦グルテンを加え、グルテン量を増やすために塩をひとつまみ加えました。
そして、ショートパスタで採用したアタッチメントはこちら
スクリュー型のもので、サラダのドレッシングがよく絡んでくれる一品です。
そば粉とグルテンを投入し、スイッチオン。
全自動製麺が開始されました。前回の反省が活きて加水率は最初から問題なし。
グルテンが入っているおかげで切れにくく、十割そばのときよりもかなり扱いやすくなった印象です。そばの香りもしてきました。
実際に茹でたものがこちらになります。
本体も細麺のそばと比べると生地が厚いため、千切れるといったことはありませんでした。これならグルテンもいらなかったかもしれません。
出来上がったものを鬼おろしの大根と柚子胡椒で頂いてみます。
クニクニと面白い食感で大根おろしもよくショート蕎麦(でいいんですかね??)に絡まってきます。
ボソボソとした食感とは無縁でツルンとした口当たり。噛みしめると蕎麦の香りがしてきてショートパスタ特有の食べごたえもあります。これはオクラや納豆などのネバネバモノと合わせると美味しそうですね。
しかし一点気になることが。
麺の十割そばよりも香りが弱い。全く同じそば粉を使っているにも関わらずです。
実はこれ以前に二八そばもテストしてまして、かなり蕎麦の香りが弱くなってしまうことを確認していました。それで今回は若干量の小麦グルテンで十割そばを目指したのですが。。。
恐らくですが、「そばをすする」という行為自体が口に空気を含んで鼻の奥から蕎麦の香りを立たせる役割を持たせているのではないかと思います。
まさに形が変われば味も楽しみ方も変わる、形によるパスタの楽しみ方の違いがそのまま現れた感じで興味深い結果となりました。
・加水率は現在のものでOK
・十割そばの宿命「切れやすい」は若干量のグルテンで克服可能
・ショートそばの楽しみ方がまだまだ未知の領域
・ショートパスタ化すると十割そば特有の香りの強さは失う可能性
可能性は感じますが、同時に課題も残る結果になりました。
前回の改善案は
・つなぎとなるグルテンを加える
→グルテンで切れやすさが改善
・平打ち麺など麺自体が大きめになるアタッチメントで製麺する
→厚みが増す+グルテンで切れやすさは大きく改善
・二八そばなどつなぎを加えて製麺する
→想像以上に香りが弱くなるため非推奨
・製麺後にすぐ打ち粉をする
→グルテンの追加で打ち粉不要の可能性
となりました。今回の条件で平打ち麺を作れば美味しい十割そばになりそうです。
他にはショート化すると香りが弱くなるため
・蕎麦湯を茹で汁としてソースに加えて香りを補助する
・蕎麦の香りを主役ではなく、脇役やまとめ役として使った料理にする
といった方法が考えられそうです。
そば粉:320g(すりきり2杯)
水:100ml(加水率29.4%)
小麦グルテン:20g
塩:ひとつまみ
調べても回答が出てこない分野で手探りですが、こうしたオリジナル料理も全自動生パスタメーカー「EF-PM02」の醍醐味かと思います!
まだまだ改善点はありそうですが、起案者としても新たに製品の可能性を発掘することが出来ました。
お問い合わせいただいた皆様にはこの場をかりてお礼申し上げます。
今後もレシピや全自動生パスタメーカー「EF-PM02」を使ったテストなどどんどん投稿していきます!
可能な限りご対応させて頂き、活動報告に投稿させて頂きます!
終了まで残り20日、引き続き応援よろしくお願いします!
起案者