支援者の皆様、並びにご興味を持って頂いている皆様
この度は全自動生パスタメーカー「EF-PM02」をご支援,応援いただきまして誠にありがとうございます。
本製品は生パスタメーカーではございますが、「低糖質麺は作れますか?」という問い合わせを多数頂いておりましたので、この度チャレンジさせて頂きました!
【テスト環境】
製麺機:EF-PM02
おから粉:100g
小麦グルテン:80g
オオバコ(サイリウム):24g
卵水:120ml(卵1個、加水率58%)
まず今回用意した粉類です。
スーパーで揃えるのは難しかったので、全てネットで取り寄せました。
これで低糖質パスタを作っていきます。
それぞれを指定の分量スケールで測り、材料を投入します。
この時点でかなりおからの香りがしてきました。
前回の生そばの反省から加水率はかなり少なめでスタートしました(それでも参考レシピの40%程度の水量)
まずは予定していた120mlの卵水を投入し、パーツにへばりつかないか確認していきます。
全体的におからがまとまっておらず、水分がかなり足りないようだったので、段階的に加水していき、最終的に70mlほど追加しました。
加水率は120+70=190ml(93%)となりました。そばやパスタで同じ加水率にすると全自動にはなりませんが、低糖質麺であれば100%程度の加水率でも問題ないようです。
実際に麺が出てくると、これだけの加水率でもややボソボソした印象だったため、残った生地にさらに水を投入し、加水率150%程度の麺も作ってみました。
実際に出来上がったものがこちら
左が加水率93%の麺、右側が加水率150%の麺です。
これをオリーブオイルと塩を入れたパスタ鍋で茹でました。
実際の出来ですが、見た目は生麺とほぼ変わりません。実際に茹でて食べてみましたが、加水率150%の麺は生麺は良かったのですが、茹でるとコシがほとんどなく、食感はデロンデロンでした。
加水率93%の麺はおから粉を使った関係でどうしてもボソボソしてしまいますが、モッチリ感はきちんとあり、どっしりとした感じです。
麺つゆとカルボナーラ、カレーの3種類で食べてみました。
麺つゆは麺を冷水で締めたもので試食。普段ツルツルとのど越しのいい麺に慣れていると食感はあまり良いものではありませんでした。
カルボナーラは悪くありませんでしたが、麺をイメージしているとどうしても食感が気になります。
一方でカレーは麺という先入観が消えるのかかなり腹持ちがよく、食べごたえがありました。
どうしてもおから粉を使う都合でツルッとした麺にはなりません。
パスタとして使うのであればオイル系やクリーム系など滑らかさが重要なソースよりもミートソースやラグーソースなどのガッツリ系が合うのではないかと感じました。
また、入る粉の種類が多いため、必ずスケールによる計量が必要になります。
全自動が可能とは言え、お手軽さはやや薄れてしまっているのかなと思います。
ダイエットやトレーニングに使われるのであれば計量して混ぜた粉をジップロックや清潔な瓶などに入れておくか、作ったものを冷凍しておくのが良いかもしれません。
とはいえ、低糖質高タンパク、食物繊維もたっぷりとなればダイエットや健康食向けではあると思います。
・ツルッとした感触を持たせるためにこんにゃく粉を使う
・一度粉を網などでふるい、細かくする
・100%以上150%未満の加水率で作る
おから粉:100g
小麦グルテン:80g
オオバコ(サイリウム):24g
卵水:190ml(卵1個、加水率93%)
このような結果となりました。食感など改善点はありそうですが、高タンパク麺ができあがり、起案者としても新たに製品の可能性を発掘することが出来ました。
お問い合わせいただいた皆様にはこの場をかりてお礼申し上げます。
今後もレシピと共に他の麺もテストしていきたいと思っております。
引き続き応援よろしくお願いいたします!!
起案者