支援者の皆様、並びにご興味を持って頂いている皆様
この度は全自動生パスタメーカー「EF-PM02」をご支援いただきまして誠にありがとうございます。
本製品は生パスタメーカーではございますが、クラウドファンディング開始前から「お蕎麦はつくれますか?」という問い合わせを多く頂いておりましたので、この度チャレンジさせて頂きました!
少々長いですが、ぜひお読み頂ければ幸いです!
【テスト環境】
製麺機:EF-PM02
そば粉:160g
水:96ml(加水率60%)
塩:ひとつまみ
そば粉にはグルテンが含まれていないため、途中で切れやすく茹でるのも難しいとのこと。今回は麺としての体裁が整うのかどうかがチャレンジ成功の分岐点になりました。
はじめに、ネットで石臼挽きのそば粉を取り寄せ「EF-PM02」に投入、ネットの手打ちそばのレシピ通りに水を加えるとデロンデロンに。
手打ちパスタをテストしたときもそうでしたが、手打ち麺は全体的に加水率が高いようです。打ち粉を必要とするせいかもしれません。
当然内部にくっついてしまい、全自動では製麺できない状態ですので、そば粉を追加していきました。
最終的に175gを加え、そば粉は合計335gに、加水率は約28%になりました。
このくらいになると全自動製麺が十分に力を発揮してくれるようになりました。
ところどころ十分に混ざりきらなかったそば生地は菜箸などで調節し、製麺されたものがこちらです。
完全無添加の十割そばができあがりました!
見た目はまずまずですが、やはりグルテンがないせいでところどころ切れています。
慎重に茹でて、冷水で締め、実際に食べてみます。
香りはこれまで頂いたそばの中でもトップクラスにお蕎麦の香りが強く、食べた瞬間思わず笑顔になってしまうほど。
作りたては格別です。
一方、十割そばの宿命でもある「切れやすい」状態はそのままで、切れてしまっている麺がそれなりの数ありました。
・EF-PM02での十割そば全自動製麺は「可能」
・加水率はパスタより低い「30%未満」で全自動製麺
・十割そばの宿命「切れやすい」は克服ならず
・パスタよりも麺同士がくっつきやすく、その脆さから剥がせない
・つなぎとなるグルテンを加える
・平打ち麺など麺自体が大きめになるアタッチメントで製麺する
・二八そばなどつなぎを加えて製麺する
・製麺後にすぐ打ち粉をする
そば粉:320g(すりきり2カップ)
水:80~90ml(加水率30%未満)
塩:ひとつまみ(事前に水に溶かしておく)
このような結果となりました。まだまだ改善点はありそうですが、起案者としても新たに製品の可能性を発掘することが出来ました。
お問い合わせいただいた皆様にはこの場をかりてお礼申し上げます。
また、現在多数お問い合わせいただいております「低糖質麺」についてもテスト予定です!
結果によらず活動報告でご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
起案者