世界選手権では数日前に会場に入ります。
国によっては1週間以上早く来るところもあります。
スピード競技では、「路面」がすごく重要になります。
簡単に言えば、「グリップ(横滑りしない、地面を捉える)」と「ローリング(転がり、伸び、進む感触」の2つの要素で考えます。
路面は、会場ごとに変わります。また、天候や温度でも感触は変わります。
選手は、どの時間帯(気温)でどのタイヤが最適なのか、走っては付け替え、付け替えては走って、タイムや感触をもとに選択していきます。
タイヤは、メーカーによって、そしてブランド毎に感触が違っていて、また1つのブランドに硬さの違いで3、4種類あります。
現地に着くまではどれが合うかはわからないので、合いそうなものを持って行くことになります。
今回、僕は合計10セットのタイヤを持ってきました。
1セット2kg弱あるので、それだけで20kg。
その他の荷物はほとんど入れられなくなってしまいました。(笑)
それでも、ここは妥協はできない部分なのです。